青少年自殺抑制プロジェクトセンターで、監視員として勤務する南洋平。

天才精子バンクで生まれた二人の兄弟。

近未来、東西に分裂した日本。東日本の小学校教諭・博文は、独裁政権が支配する西日本への潜入に成功する。

別居中の妻子が、旅先で列車事故に遭遇した。

心を持つ「スマートロボット2」が発売された。

優奈は、大学のテニスサークルの仲間7人とともに、見知らぬ部屋に拉致された。一つだけあるドアは施錠されている。

二〇一一年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。

「親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をもとに、武たち5人の小学生が遊び半分で始めた、死のゲーム。

全国500万の「佐藤」姓を皆殺しにせよ!―西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。

地図にも載っていない人里離れた奥地で、政府は密かに、悪魔の遺伝子を持つ男女を軟禁し、悪魔を育てる牧場として管理している。

事故で未来を奪われた野球少年に、勇気を与えようとするベテランプロ野球選手。

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。

高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。

二〇六〇年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。

「復讐法」に則り家族を殺された遺族は犯人を殺してもいい。ただしルール厳守。

パッチワーク・ガール。そう。

少年は人の『死までの時間』が分かり、命を与える特別な力を持つ『シシャ』という存在だった。

広大な寂しい土地にある熱帯地方の小さな村。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

大ヒット『リアル鬼ごっこ』に続き、王様から子供たちに下される「絶対命令」の結末は!? 寒村に拉致された盲目の中学生・伸也たちに「貴族と奴隷に分かれて暮らす」という一方的な命令が下された。

孝広は幼いころに事故で両親を亡くし、叔父夫婦のもとに身を寄せている。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。

小久保英明は小学校時代「×ゲーム」と称し、仲間4人で蕪木鞠子をいじめ続けた。

あなたと生きる、その痛みごと。

ふたたび現実世界にやってきた孝平は、街中でたたずむ男の子と出会う。

完全民間宇宙旅行のモニターツアーで、念願の宇宙ホテル「星くず」についた途端みつかった死体。

感染したら死に至る奇病“ドゥーム・ウィルス”。

.―死ぬのか、俺は―！?　生命を̄

前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』でミステリー界に衝撃のデビューを果たした赤ずきんに相棒ができました。

バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。

猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。 高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

地元を出て東京の一流企業に入ったものの1年も経たずに辞めてしまった健太郎は、刺激のある仕事を求めて「何でも屋」に飛び込んだ。

謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—— 間取りの謎をたどった先に見た、 「事実」とは!? 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。 愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。

十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年──懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。

ネットで知り合った、顔を知らない6人の少年たち。

書下ろし短編収録! 辻村深月作品を生み出す裏側、教えます。

娘を亡くし妻と離婚した僕に、未来を生きる資格があるのだろうか。終わりがあると知りながら過ごす、僕と君のひと夏。

ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」！ タイトルは『変な絵』。

『鍵のない夢を見る』から10年、辻村深月が詐欺を描く。幸せが欲しくて嘘にすがりついてしまう人間の哀しみが、心に迫る3篇。

『私が先生を殺したの』 “正解を選ぶだけの人生”からの逃避行がはじまる 誰か教えてほしい 恋愛や親友の定義を、人生の模範解答を―― 親元から離れ寮で生活する19歳・朝日光は、小学校の同級生だった長谷川琴葉と偶然再会する。

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。

「俺たちはこの山で許されるのか?それとも裁かれるのか?」戸部康太、平沼英紀、後藤国男、伊藤仁志、今年十九歳となる四人はかつて固い友情で結ばれていた。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

「オイラ兄ちゃんのためにコドモランドから来たんだ」孝平はあの世とこの世を行き来していた。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。

第20回『このミステリーがすごい! 』大賞・文庫グランプリ受賞作! 「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された日本では、密室殺人事件が激増していた。

誰とも比べなくていい。

こんなに苦しいのに、生きる意味ってなんだろう。