一九七九年の山口県岩国市―警察を辞めた椎名高志のもとに、刀根奈津子の自殺の報が届いた。

東京・杉並区で起こった連続愛犬殺害事件。殺された犬はすべてシェパード。

日本第2位の高峰、北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が駆ける！ 北岳にある白根御池小屋。

“幻の名峰”として人気の新羅山。その日も登山客で賑わうなか突如、群発地震が襲う。

南アルプス山岳救助隊の新人隊員・星野夏実は、相棒の救助犬、ボーダーコリー=メイとともに、北岳にある現地警備派出所に着任した。

君を助けるため、僕はここに来た――。 南アルプス・北岳で発見された記憶喪失の男性。

清涼な山中で行うトレイルラン。人気のスポーツに没頭する青年は山に潜む危険をまだ知らなかった―「ランナーズハイ」。

南アルプス・北岳を舞台に、山岳救助隊員と相棒の救助犬の活躍を描く2篇を収録。

甲府市内の宝石店が強盗グループに襲撃された。

標高3193メートルの南アルプス北岳山頂――高山病に罹ったらしい小学5年生の息子・涼が訴えた頭痛で、早めの下山を決意した滝川。

犬たちとともに山を駆けめぐり、イノシシを狩るロッタこと六田賢司。

南アルプス北岳に至る三つの林道で崩落事故が発生、一帯は陸の孤島になった。

佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警備課に在籍し、SPとして、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。

南アルプスの山中に現金20億円を積んだヘリコプターが墜落。その金は台湾マフィアが裏金を国外へ運び出す為のものだった。

家族を失い、絶望していた元刑事の村越は、雪の山中で中国人の梨花と出会う。

切れたザイルは何を語る？ 超難関ルートで起きた滑落事故。

ゆく宛のない旅の中、見知らぬ駅に降り立った笹森。

第12回大藪春彦賞 第27回日本冒険小説協会大賞 エンタテインメント文学賞をダブル受賞。

日本の野にオオカミを放て! 一大プロジェクトが始まる! 絶滅したオオカミを外国から移入し健全な生態系を取り戻す試験放獣プロジェクトが始まった。

標高8000メートル峰が屹立するヒマラヤで、“魔の山”と畏怖されるナンガ・パルバット。

八ヶ岳南麓の高原で暮らす都会からの移住者たち。ある朝、蛇口から流れる水が薄茶色に変じていた。

きっかけは集団自殺だった。ネット心中を計画した5人の男女が、山中で実行間際、ヤクザに追われる少女を助けてしまう。

阿佐ヶ谷ガード下の居酒屋“善次郎”に転がり込んできた十六歳の美少女は、かつての常連客の娘だった。

所轄から警視庁捜査一課に異動となった女性刑事・吉田裕美は、 中野区で発生した殺人事件の現場に向かった。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

八ヶ岳で山岳救助に従事する隊員・深町の友人が、登山界で権威ある賞を受賞した。

北朝鮮不正送金疑惑、スポーツジム襲撃事件―不審な動きが目立つ宗教団体クルパジャ。

大物政治家の汚職事件の闇を追え! 担当刑事に仕掛けられた卑劣な罠とは! ? おれたちは決して巨悪を逃さない! 汚職(サンズイ)事件担当の警視庁捜査二課刑事・園崎省吾は、ある大物政治家のあっせん収賄容疑を追っていた。

屋久島、陥落 202X年、内戦に揺れる北朝鮮の最強部隊・特殊作戦軍が世界遺産・屋久島に突如上陸した! 全島を武力制圧し、島民を人質に日本を脅迫する中、そのとき政府は、警察は、そして島民は―― 空前のアクション超大作! ――奇跡はまた起こるさ

ネイト・ロマノウスキはこぶしにハヤブサを止まらせ、きびしい表情で北側からヤナギの茂みに向かっていた。

東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。

大手総合商社テイゲンに、同社と旧ソ連の不適切な関係を指摘する文書が届いた。

米軍普天間基地移設問題に揺れる辺野古で水死体が発見された。

歴史作家・浅野迦羅守のもとに、美人弁護士・小笠原伊万里が奇妙な相談を持ちかけてきた。

中高年登山者や山ガールの増殖に加えて、今年二〇一六年から八月十一日が祝日の“山の日”となり、さらに加熱が予想される登山ブーム。

訳ありの顧客を抱えるVIP専門の警備会社・ブラックホークに、新しい依頼が舞い込んだ。

吹雪の決戦から数年後。阿片に溺れ、生きる屍と化した柴火はひとり満洲の曠野をさまよっていた。

抗日義勇軍の壊滅から数ヵ月後。裏切り者・虎文を討ち、見事“頭弾”を果たした柴火は、雪の曠野をさまよっていた。

風間健介は急逝した父の遺志を継ぎ、広告カメラマンから山岳写真家へと転身した。

伝説の戦闘機乗りは南米の空に消えた──。 愛機を爆破されたジークは無謀な賭けに出る。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

誘拐×時効、二度敗北した静岡県警。三度目の機会は、ないはずだった。

過激派“アジアの曙”の手で、都内を走るバス1800台のうち4台に爆弾が仕掛けられた!腕は立つが「少々ワケあり」の人員が集まる警視庁の掃き溜まり部署、通称「特捜」の5人は、見えざる敵の魔手から東京を守りきれるのか。

「しばらくの間でいい。

捜査一課の刑事・柴崎の娘が刺殺体で見つかった。懸命な捜査にもかかわらず、事件は迷宮入りとなった。

警察行政職員を目指していたはずが、意図せず警察官となった椎名真帆。

日本軍の侵略に揺れる満州。戦災で孤児となった少女・柴火の人生は、街に立ち寄った馬賊の荷物を盗んだことで一転する。

信州にある一つの“街”が消えた。それは人々の記憶からも、歴史からも消えていた…。

なにがあった? なにをした? どうして追われている? 警察から追われ、刺客に命を狙われながら、白馬岳を越えて日本海を目指す。

定年まであと十年のベテラン刑事岩倉剛。

サンフランシスコで休暇を楽しんでいたファーゴ夫妻は、ある古書店に寄った。

三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑で内偵を進めていた男がマンションの一室で死体となって発見された。

歴史の闇で人々を恐怖に陥れ、それを糧として生きる魔性の一族。それを打ち破る存在といわれる“発現者”。

なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか―。

2022年、雪と氷に閉ざされた北方領土の離島。

過剰防衛による殺人の裁判で「無罪」となり、警察庁警備局公安課特別捜査室〝サクラ〟 に復帰した田臥を、新たな任務が待ち受けていた。