ラガド 煉獄の教室



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←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

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初公開日(参考)2010年02月
分類

長編小説

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ラガド 煉獄の教室

2010年02月19日 ラガド 煉獄の教室

中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。11月4日午前8時30分。ある私立中学校に1人の男が侵入する。1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲劇が襲う。そして事件後、警察で秘かに行われた、ある特別な「再現」。そこから、思いもよらない事実が明らかになっていく…。スピーディーな展開に目が離せない。斬新な視覚効果を図った実験的小説が誕生。第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

ラガド 煉獄の教室の総合評価:7.86/10点レビュー 21件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

ラガド 煉獄の教室の感想

なかなか止め時が見つからず一気に読まされた。
3,4転する舞台の変貌は面白い。非現実感と最後は好みに合わないが、なかなか楽しめた。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

賛否両論の作品と思われるが

ひとつだけ確かなのは、このような小説で新人賞を狙うというのはこの上なく大きなバクチであり、そして作者はそのバクチに勝ったということである。

MJ
LSQV2SGE
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(3pt)

怖えー、と思いまいした。

真相にたどり着くまでが伏線なのか蛇足なのかよくわからなかったのですが、最後の平仮名一字違いの意味は正直怖いと思いました。結局どのようにして操作していたかの謎解きがあったのかなかったのかも含めて、知らず知らずのうちに実は、ということの恐怖みたいなのは読み終わって感じました。現実問題としては戦争カンパニーが代表とかなんとか・・・・・。それでも意図してそういうことを行う場合はやっぱり誰かが薄々感づいてしまうのではと思ったり、同じ人間だし。それがHさんだったのでしょうか?しかし変な話、心理的に空気で誘導操作するより力、武力で行う方が(それがあればですが)そちらの方がよっぽと簡単だし、確実だと思う(ない人が大半なので「簡単」というより「単純 」が正確かもしれないが)。手に入れらるのなら前者より圧倒的に後者に決まっている。まあ大抵の人はそのために必要なのはお金かなあと思ったりしますが、ありすぎる権力者なんかは違う方法とかなんかよく分からないけど特別なやり方に興味を惹かれたりするんですかねえ?まあ、下々に迷惑が掛からない内輪でやってほしいもんだなと思ってしまうけど、いかがなものでしょうね。
ラガド 煉獄の教室Amazon書評・レビュー:ラガド 煉獄の教室より
4334926983
No.18:
(4pt)

面白い、の一言。

最後まで真相のわ分からぬまま舞台は進んでいく。ラストは衝撃的だ。現実世界でも決して有り得ない話ではないと思う、Sメソッド。
本当に行われているとしたら、恐ろしいことだ。無意識の情報・・・。面白い作品。
ラガド 煉獄の教室Amazon書評・レビュー:ラガド 煉獄の教室より
4334926983
No.17:
(4pt)

ミステリーとして始まり、ホラーで終わる

勢いがあってテンポが良い。

特に終盤の展開は秀逸で、生徒が次から次へと「思い出す」シーンは緊迫感が一気に膨らみ、「さあどうなる?」と期待を抱かせる。しかし「謎」が「謎」のまま残ってしまい、最後まで読み切ってもカタルシスを得ることができない。

「中学校の教室に男が侵入し、生徒を殺傷」という事件を、犯人、担任、生徒たちという複数の視点から解釈し、それらを重層的に重ね合わせるように読者に提示することにより、一見単純だと思われた事件は徐々に複雑さを増し、圧倒的な存在感を持って読む者に迫ってくるような感覚がある。
ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)より
4334763863
No.16:
(2pt)

作品の特徴が物語のジャマをする

10年02月の単行本の文庫化で,『第13回日本ミステリー文学大賞』新人賞受賞作品になります.

その流れは,ミステリというよりは,教室内の人間,心理,力関係を描いたサスペンスのようで,
人物や場面転換の多さ,二転三転と変わり続ける展開は,ともすれば話が散らばってしまいがちも,
全体を通じた文章の読みやすさとスピード感が,期待と高揚感を生んで最後まで引っ張っていきます.

また,最大の特徴でもありウリなのが,事件の舞台となってしまった教室の図面(座席表の)で,
「何番の生徒があのときこう動いた」という内容とともに,その図面が何度も展開されていきます.

ただ,これが徐々に煩わしくなり,ことのはじまりが語られる序盤は確かに効果的だったものの,
終盤につれて度合いが増し,不要な場面でも挿入されるなど,却って物語の進行を妨げている印象.
単行本ではページの下側にあったらしいのですが,文庫本ではサイズの都合かページ1枚を割くため,
どうしても文章と図面が離れがちになり,ページを行き来する必要がチラホラあったのも面倒でした.

挙げ句,物語自身が中途半端に終わり,謎の人物や機関などが全く明かされないというのが不満で,
タイトルの『ラガド』についても,意味深に語っておきながら,その真相は何も語られないままです.
作中の人物だけが,勝手に気づき,騒ぎ,おびえる様子は,置いてきぼりもいいところで白けてしまい,
オカルティックな要素を匂わせた背景も,放ったらかしにされたことで,読後感はさらによくありません.
ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)より
4334763863
No.15:
(3pt)

読後の印象ははなはだよろしくない

読ませる、面白い、ということは間違いない。
しかし、このラスボスの設定は、はたしてどれだけの人が許容範囲なのだろうか。
少なくとも、私にはちょっと・・・という感じだった。

ストーリーは湊「告白」みたいに進行する。
いじめがあったと思われるクラスの自殺した生徒の父親が、女子生徒を刺殺することから始まる。
ストーリーの進行に伴って、クラスの座席図が挿入される。
さて、この図は、何の必要があったのだろう。

そして、図がページ下部に挿入されるために、ページ数のわりにはスカスカのストーリーが展開する。
生徒全員の名前を詳細にすると煩わしいと考えたのか、その他大勢の生徒達はナンバリングされるだけの、実に存在感が薄い。
誰と誰が、どういう背景で・・・という興味は喚起させられる。
つまり、小説としては上手いということだ。

しかし、ラストり着地がいまひとつ面白くない。
せっかくのストーリーの勢いが、ラストで急ブレーキをかけられたような感じだ。
そして、登場するのが好感の持てない人物ばかりという、なんとも印象のよろしくない作品ではある。
でも、映像化されたら見ちゃうんじゃないかな。
そんな作品だ。
ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:ラガド 煉獄の教室 (光文社文庫)より
4334763863



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