狼の帝国
登録されているタグ
※タグの編集はログイン後行えます
7.50pt
7.50pt
Amazon平均点
4.50pt
みんなの オススメpt 自由に投票してください!!
1pt
↑現実的
50.00pt
0.00pt
←非ミステリ
71.00pt
ミステリ→
0.00pt
↓幻想的
初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,935回
お気に入りにされた回数
1回
読書済み登録回数
2回
- このページのURL
あらすじ
外部リンク
※特設サイト・著者サイトなど
評判
狼の帝国の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
狼の帝国の総合評価:
8.50/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
一方、トルコ移民が多く住む地区では、密入国で働いていたトルコ女性が顔を切り刻まれ、惨殺される連続殺人事件が起きていた。正義感の強い刑事ポールは調査に行き詰まり、トルコ人街に詳しい引退した刑事シフェールに助けを借りようとしていた・・・。
先にジャン・レノが登場する映画化された作品を見ていて、その後、これが映画「クリムゾン・リバー」と同じ原作者であることを知って本も手に取ってみました。スケールの大きな国際謀略物になっていて、大変読み応えがありました。
最初、パリのエリート階級の優雅な生活が出てきて、それから対極とも言えるどん底の密入国者の世界が描かれ、これがどういうふうに繋がっていくのかまったくわかりませんでした。実際、真相らしきものがわかってくるのは中盤あたりになってからです。猟奇殺人の話かな・・と漠然と思いながら読んでいたら、物語はとんでもない奥行きと広がりを見せていきます。ネタばれになるといけないので、あまり書けませんが・・。
パリのイメージから想像できない移民の悲惨な状況が描かれていて、一般国民が平穏に暮らしている生活の裏というか下には、貧困から移民したり密入国してきた人々の厳しい生活が隠されているのだとわかります。不利な立場に置かれ、搾取され、それでも本国の希望が持てない生活よりはマシだとやってくる人々。たとえ成功したとしても、差別やコンプレックスからくる屈折した思いは避けることができない、生まれた国によってこれだけ人生が違ってしまうのは不公平で理不尽なことです。
後半はいきなりスケールが大きい話になるのでとまどうかもしれません。また、主要登場人物が次々と無慈悲にあっさり殺されてしまうので、「えっ、そんなのありか?」という気持ちになりますが、そういう意味では作者は、「ああ、おもしろかった」で終わるエンタメよりも、いかにも国際社会の裏で起きているかもしれないノン・フィクションのような話を書きたかったのかもしれません。
話が広がりすぎたためか、所々にご都合主義があるのと、ひとつ問題が解決されず、最後に「それもいいかもしれない」というような一言ですまされていて、これが納得いかなかったので星ひとつ減らしましたが、大変おもしろい小説であることに変わりないと思います。国際謀略ものが好きな方にはおすすめです。