贖いの日

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

1997年06月30日 贖いの日 (創元推理文庫)

新婚旅行で西海岸を離れ、デッカー刑事はNYの一廓を訪れた。新婦リナの亡夫の家族と新年祭を過ごすためだったが、思いがけず、過去会う機会のなかった生母との邂逅をはたす。だが動揺も収まらぬうちに彼女の孫息子が失踪。不安にむしばまれていく実の家族を前に、デッカーは異郷で困難承知の捜査に取り組む。現実の矛盾を一身に引き受けた生身の男の苦闘に、心が揺れる第四弾。(「BOOK」データベースより)

評判

贖いの日の評価:

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贖いの日の総合評価:

8.00/10点 レビュー 3件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.3
(4pt)

家族の絆

デッカー刑事の実母と彼女の再婚によってできた家族が重要な役割を演じています。苦悩しながらも血の繋がりの不思議さや暖かさに惹かれて行くデッカー刑事が共感を呼びます。彼を支えて一歩も引かない深い愛情を示すリナもタフな女性で素晴らしいと思いました。
贖いの日 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 贖いの日 (創元推理文庫)より
4488282059
No.2
(4pt)

生きたユダヤ教ガイドとして

毎年、秋になるとやってくるユダヤ新年と贖いの日。

新婚のリナとデッカーの愛は深まり、著者の正統派ユダヤ教徒を描く筆も、さらに深みと彩りを増す。

さりげなく会話の中でヘブライ語のまま紹介されるユダヤの道徳概念、新年の挨拶、食習慣など、ユダヤ人として生活する者にとって、リアルな生活の息吹があり、物語のなかで有機的に使われている。

今作には、偉いラバイは出てこない代わりに、兄弟たちとの和解の場面は、なんとも言えず言葉につまる感動を残してくれた。「ヒネマトヴ・ウマナイーム」は、シャバットに多くの家庭で歌われる、哀しく美しいハシディック・メロディである。

ミステリーとしてではなく、ユダヤ教ガイドブックとして読むのも一興。
贖いの日 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 贖いの日 (創元推理文庫)より
4488282059
No.1
(4pt)

贖うまでの道程は

著者が亭主より優れているのは、何でも細かく書くことで物語を迷走させるのではなく、ツボを押さえて書く事で登場人物の魅力を引き出すからだ。
当シリーズは当初、映画の「刑事ジョン・ブック」「追跡者エディン」などの一般的なアメリカ人とアーミッシュやユダヤ教などの宗教的に保守的な人々との殺人事件を通しての接触を描いたミステリとして始まったが、今や主人公の刑事が如何に保守的宗教と折り合いをつけて生きて行くかにメインが移っている。そのためミステリというよりは、ユダヤ教の日常生活や考え方、社会との摩擦などを読む「読み物」としては絶品。
殊に本作は血縁ガラミの失踪事件の縦糸よりも、主人公が如何に自身の出生と折り合いを付けて行くか、がメインとなっている。事件自体は後!味の悪い結末となるが、最後の数ページに描かれる彼と半分血の繋がった家族との蟠りの浄化シーンは圧巻。
贖いの日 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 贖いの日 (創元推理文庫)より
4488282059

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