夢は荒れ地を

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種別
長編
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あらすじ

2006年05月31日 夢は荒れ地を (文春文庫)

自衛官の楢本は、8年間行方不明の元同僚・越路を捜しにカンボジアに来た。楢本が越路を捜す目的は、越路の妻と自分が一緒になる承諾を得る為だ。越路を捜す間、楢本は人身売買、汚職、売春にまみれたカンボジアの現実に直面する。やがて楢本は、越路が幼児売買に関わっているとの噂を聞きつけるが…。著者待望のハードロマン。(「BOOK」データベースより)

評判

夢は荒れ地をの評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク

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夢は荒れ地をの総合評価:

9.05/10点 レビュー 19件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19
(5pt)

あまりにも長い間影を視ている人間は影そのものになってしまう

私たちはカンボジアという国に関して何を知っているのでしょうか?ポル・ポト
派の多量虐殺、政府に蔓延する汚職、人身売買、地雷撤去 等々。ネットで検索しても
カンボジア人の息づかいは、いまひとつ響いてきません。豊かで平和な日本で
カンボジアはあまりにも遠く、貧しい東南アジアのひとつでしかありません。
豊かではあっても日本人はそれなりに自分たちの事でいっぱい、いっぱいです。
直接利害のない東南アジアの一国に関心を向ける事はめったにありません。
本書はフィクションという手法を用い、カンボジアの現状を単なる記号から
(漠然であるものの)リアリティをもって感じさせてもらえます。

 そんな国にスポットを当てて登場する日本人の目をとおしてその国を語ってくれ
る作者の作風は彼の得意とするところです。日本人は何人か登場しますが、
本編ではどうでもいい端役でいい味を出しているのが在カンボジア日本大使館
「伊達安春」です。外務省ノンキャリアの参事官はクメール語を覚えようとせず、
すべて英語で押し通します。情報収集はもっぱらアメリカ大使館と日本のNGOに頼
りきり、霞ヶ関にインテリジェンスとして打電しています。情報入手のために用意
されている機密費は自宅の高級家具やフランスのビンテージ・ワイン購入に費やされ、
やがて実家へと送られます。あくまでフィクションの世界でのことですが
当たらずといえども遠からずいったところではないでしょうか。

 カンボジアの現状は悲惨極まりありません。しかし、先進国の論理で援助をする
ことでは解決するのは困難です。本書では「殺しあわないかぎり何も解決できない」
というクメールの古い諺のとおり、なんともやりきれない無力感を感じ
させる内容ではありますが、少なくとも本書を読む事により、私にとって
カンボジアは one of them では無くなりました。
夢は荒れ地を (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 夢は荒れ地を (文春文庫)より
4167683024
No.18
(5pt)

あまりにも長い間影を視ている人間は影そのものになってしまう

私たちはカンボジアという国に関して何を知っているのでしょうか?ポル・ポト
派の多量虐殺、政府に蔓延する汚職、人身売買、地雷撤去 等々。ネットで検索しても
カンボジア人の息づかいは、いまひとつ響いてきません。豊かで平和な日本で
カンボジアはあまりにも遠く、貧しい東南アジアのひとつでしかありません。
豊かではあっても日本人はそれなりに自分たちの事でいっぱい、いっぱいです。
直接利害のない東南アジアの一国に関心を向ける事はめったにありません。
本書はフィクションという手法を用い、カンボジアの現状を単なる記号から
(漠然であるものの)リアリティをもって感じさせてもらえます。

 そんな国にスポットを当てて登場する日本人の目をとおしてその国を語ってくれ
る作者の作風は彼の得意とするところです。日本人は何人か登場しますが、
本編ではどうでもいい端役でいい味を出しているのが在カンボジア日本大使館
「伊達安春」です。外務省ノンキャリアの参事官はクメール語を覚えようとせず、
すべて英語で押し通します。情報収集はもっぱらアメリカ大使館と日本のNGOに頼
りきり、霞ヶ関にインテリジェンスとして打電しています。情報入手のために用意
されている機密費は自宅の高級家具やフランスのビンテージ・ワイン購入に費やされ、
やがて実家へと送られます。あくまでフィクションの世界でのことですが
当たらずといえども遠からずいったところではないでしょうか。

 カンボジアの現状は悲惨極まりありません。しかし、先進国の論理で援助をする
ことでは解決するのは困難です。本書では「殺しあわないかぎり何も解決できない」
というクメールの古い諺のとおり、なんともやりきれない無力感を感じ
させる内容ではありますが、少なくとも本書を読む事により、私にとって
カンボジアは one of them では無くなりました。
夢は荒れ地を Amazon書評・レビュー: 夢は荒れ地をより
4163219102
No.17
(5pt)

カンボジア プノンペン シュムリアップ

故 船戸与一氏の最高傑作!
夢は荒れ地を (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 夢は荒れ地を (文春文庫)より
4167683024
No.16
(5pt)

カンボジア プノンペン シュムリアップ

故 船戸与一氏の最高傑作!
夢は荒れ地を Amazon書評・レビュー: 夢は荒れ地をより
4163219102
No.15
(5pt)

カンボジアのハードボイルド

カンボジアのことをあまり知らなかったが、この本を読んで内情を知ることができた。それも、現地民がどう考えているか、感じることができた。

前半は、どのあたりが「良く茹で」ているのだ?という感じだったが、中盤からとても良く茹でられてました。カンボジアの子供達のために活躍する日本人はカッコいいです。気持ちよく読めます。
夢は荒れ地を (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 夢は荒れ地を (文春文庫)より
4167683024

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