棺の中の悦楽

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種別
長編
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あらすじ

1996年06月01日 棺の中の悦楽 (文庫コレクション―大衆文学館)

愛する人のために殺人を犯した彼は、唯一の目撃者である公金横領犯と、たがいの利益をかけて、ひそかにある契約を結んだ。しかし、四年後、初恋の女性の結婚式が彼を一変させる。誓約は破られ、彼はとめどない女遍歴へのめりこんでいった…。棺にひそむ悦楽とは何か。人間心理の機微と意表をつく結末。鬼才の奔放な空想力と緻密な構想力が鮮やかに融合した、緊迫感溢れる異色ミステリー。(「BOOK」データベースより)

評判

棺の中の悦楽の評価:

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棺の中の悦楽の総合評価:

9.50/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

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No.4
(4pt)

棺の中の悦楽

長編としては短い部類だが、読み応えは充分。

主人公が失恋する冒頭から、次に主人公が置かれた状況を説明し、ひょんなことから預かった大金を浪費しようと決意するまでの流れが簡潔かつスピーディ。

その後、彼が出会う6人の女性はそれぞれが魅力的で、個性が多彩に描き分けられているので、テンポよく読み進められる。

そして、彼女たちとの、まるで棺に片足を突っ込んだも同然な人間ならではの自暴自棄が生み出す濃密な悦楽は迫力十分。

終盤では一転して棺の中から生還を果たした主人公だったが、それまでの自暴自棄ゆえの凄みが失われ、元の小心者の凡人に戻ってしまうという皮肉がいかにも冷徹な作者らしい。

ラストもこれ以上にないほど皮肉に満ちていて、かつ説得力がある。

解説にある「すべての人間の惨状と美しさを同時に描く」という一節は、言い得て妙。

ミステリ濃度は薄めだが、山田風太郎らしさが発揮されたサスペンス小説です。
棺の中の悦楽 (1962年) Amazon書評・レビュー: 棺の中の悦楽 (1962年)より
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No.3
(4pt)

棺の中の悦楽

長編としては短い部類だが、読み応えは充分。

主人公が失恋する冒頭から、次に主人公が置かれた状況を説明し、ひょんなことから預かった大金を浪費しようと決意するまでの流れが簡潔かつスピーディ。

その後、彼が出会う6人の女性はそれぞれが魅力的で、個性が多彩に描き分けられているので、テンポよく読み進められる。

そして、彼女たちとの、まるで棺に片足を突っ込んだも同然な人間ならではの自暴自棄が生み出す濃密な悦楽は迫力十分。

終盤では一転して棺の中から生還を果たした主人公だったが、それまでの自暴自棄ゆえの凄みが失われ、元の小心者の凡人に戻ってしまうという皮肉がいかにも冷徹な作者らしい。

ラストもこれ以上にないほど皮肉に満ちていて、かつ説得力がある。

解説にある「すべての人間の惨状と美しさを同時に描く」という一節は、言い得て妙。

ミステリ濃度は薄めだが、山田風太郎らしさが発揮されたサスペンス小説です。
棺の中の悦楽 (文庫コレクション―大衆文学館) Amazon書評・レビュー: 棺の中の悦楽 (文庫コレクション―大衆文学館)より
4062620480
No.2
(4pt)

棺の中の悦楽

長編としては短い部類だが、読み応えは充分。

主人公が失恋する冒頭から、次に主人公が置かれた状況を説明し、ひょんなことから預かった大金を浪費しようと決意するまでの流れが簡潔かつスピーディ。

その後、彼が出会う6人の女性はそれぞれが魅力的で、個性が多彩に描き分けられているので、テンポよく読み進められる。

そして、彼女たちとの、まるで棺に片足を突っ込んだも同然な人間ならではの自暴自棄が生み出す濃密な悦楽は迫力十分。

終盤では一転して棺の中から生還を果たした主人公だったが、それまでの自暴自棄ゆえの凄みが失われ、元の小心者の凡人に戻ってしまうという皮肉がいかにも冷徹な作者らしい。

ラストもこれ以上にないほど皮肉に満ちていて、かつ説得力がある。

解説にある「すべての人間の惨状と美しさを同時に描く」という一節は、言い得て妙。

ミステリ濃度は薄めだが、山田風太郎らしさが発揮されたサスペンス小説です。
棺の中の悦楽 (1977年) (現代教養文庫―山田風太郎傑作選〈3〉) Amazon書評・レビュー: 棺の中の悦楽 (1977年) (現代教養文庫―山田風太郎傑作選〈3〉)より
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No.1
(4pt)

棺の中の悦楽

長編としては短い部類だが、読み応えは充分。

主人公が失恋する冒頭から、次に主人公が置かれた状況を説明し、ひょんなことから預かった大金を浪費しようと決意するまでの流れが簡潔かつスピーディ。

その後、彼が出会う6人の女性はそれぞれが魅力的で、個性が多彩に描き分けられているので、テンポよく読み進められる。

そして、彼女たちとの、まるで棺に片足を突っ込んだも同然な人間ならではの自暴自棄が生み出す濃密な悦楽は迫力十分。

終盤では一転して棺の中から生還を果たした主人公だったが、それまでの自暴自棄ゆえの凄みが失われ、元の小心者の凡人に戻ってしまうという皮肉がいかにも冷徹な作者らしい。

ラストもこれ以上にないほど皮肉に満ちていて、かつ説得力がある。

解説にある「すべての人間の惨状と美しさを同時に描く」という一節は、言い得て妙。

ミステリ濃度は薄めだが、山田風太郎らしさが発揮されたサスペンス小説です。
棺の中の悦楽 (1963年) (ポピュラー・ブックス) Amazon書評・レビュー: 棺の中の悦楽 (1963年) (ポピュラー・ブックス)より
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No.0
(5pt)

事実も小説も奇なり

3時間後に、24時間後に、3年後に死ぬことが決まってしまったら人間はどうなるか。極限状況の人間の心理、狂気、本性が、悲愴であり、どこか可笑しくもあるという「やまふー節」を堪能。人生とは計算通りに行かないもの。自分の思惑など悪い方へも良い方へも簡単に裏切られる。だから(山田風太郎の)小説も面白いし、人生も面白い、のか?
棺の中の悦楽 悽愴篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈4〉 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 棺の中の悦楽 悽愴篇―山田風太郎ミステリー傑作選〈4〉 (光文社文庫)より
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