滅びの笛
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
滅びの笛の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
滅びの笛の総合評価:
9.25/10点 レビュー 16件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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個人的に背景として興味深かったのは、この小説が「生みたいだけ子供を産む男女、膨れ上がった人口、ひとびとは山野を潰すことに狂奔してしまった」等、過剰な人口増加とそこからくる自然破壊へのアンチテーゼを何度と無く示していることです。この小説が執筆された約50年前といえばの日本は人口1.128億人。人口減への危機感が叫ばれる現在よりもさらに1千万人は少ない状態で「人口増加への懸念」が提示されていたわけです。これは著者が独自に思いついたテーマではなく、一般に通じる感覚だったのだと思います。50年前の日本人は人口増加の問題を危惧していたのです。
そして今、世界人口は当時の倍近い80億人に迫っています。エネルギーでも地下資源でも水でも食料でも、地球の資源が支えきれるはずがない数字です。歴史的視座では、日本はこうした本能的な危機感からあるべき正常な状態を「先進的に」取り戻しつつあるのだ、と考えるべきかもしれません。いまだに人口爆発をよしとしている国・文化圏は、地球を、人類をどうするつもりなのでしょう? 著者と話してみたい気がします。
なお、本作の続編と言えるのが『滅びの宴』です。こちらはUnlimitedではないので、まだ私も読んでいません。本作の記憶が鮮明なうちに古書店で見つけられたらいいなと思っています。