対立: P分署捜査班
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
対立: P分署捜査班の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
対立: P分署捜査班の総合評価:
8.40/10点 レビュー 5件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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それぞれのレギュラー・キャラクターが、やはり個性的で素晴らしい。このシリーズの原本となったのであろうあの87分署シリーズで大切にしていた刑事たちのそれぞれの人格や個性を事件に上手く絡めてゆく手法が有難いのだ。
Niftyで冒険小説&ハードボイルド・フォーラムのSYSOPを勤めていた時代に、87分署シリーズの会議室を設営したことのある自分としては、このP分署シリーズがヨーロッパ発で始まり、しかも原本踏襲の個性派キャラクターを重視した形で書かれている現実にもろ手で喝采を送ったものだった。
本書ではP分署閉鎖の危機に立ち向かって、最近さらに安定しつつある個性派捜査陣たちの動きを主軸に、一つの殺人事件とそれを取り巻く犯罪者たちとの闘いを描く。P分署のお取り潰しを目論む政治状況もスリリングに盛り込みながら、あくまで個性派刑事たちの独自な活躍を描くが、本書の事件がパン屋店主の殺害事件という小さな出発点であることが忘れられるくらいに、ナポリという町の活写が素晴らしい。
マクベインの87分署は、アイソラという架空の町(誰がどう見てもニューヨークなのだが)を舞台に描いているのだが、この作家は自身の生まれた地ナポリを堂々名前を出して刑事たちの舞台に据えている。
猫の眼のように変わる半端な?刑事たちの視点で事件と街を活写する本シリーズ、素晴らしいページターナーぶりを体感して頂きたい。必ずしも順番に読む必要はないが、刑事の個人的事情の変化などが微妙に個性として盛り込まれているので、こだわりたい派(自分はそれで87分署も全部順番通りに読んだのです)は順番にどうぞ。