蜻蛉始末
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
蜻蛉始末の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
蜻蛉始末の総合評価:
8.14/10点 レビュー 14件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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その他、Amazon書評・レビューが 14件あります。
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傳三郎と宇三郎は固い絆で結ばれている。出版社の紹介文では二人の関係に「友情」という言葉が使われているが、その絆は友情ではあり得ないだろう。きっちりと上下関係があり、友情というには想いの方向が一方的に過ぎるからだ。二人の関係はまさに「光」と「影」であり、表舞台で光りを浴びる人間と影勤め(陰守り)の関係といえる。そしてまたこの物語は、傳三郎(光)と宇三郎(影)だけの物語でなく、倒幕、明治維新、そして西南戦争と時代が大きな渦となって変わる中、眩いばかりの光を放った人物達と、彼らが輝くためにあえて影に回った人間や、時代の流れと運命に抗えず陰となった者達を鮮やかに描いた物語でもある。ここに描かれているのは志士たらんとした者達の心の揺らぎ、裏切り、変節、欲による薩摩閥と長州閥の暗闘だ。登場人物の人品が際立って描かれているのも、山口県出身の北森氏ならではのことだろう。史実や現在に伝わる人物評をうまく織り交ぜながら、あたかも歴史小説ではと思わせるほどのフィクションとなっている。北森鴻の最高傑作と評する読者も多いに違いない。