あんたを殺したかった

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初版刊行(参考)
種別
長編
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853回
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1
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3
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あらすじ

2024年08月23日 あんたを殺したかった (ハーパーBOOKS)

男を殺し、死体を焼いたと言って若い女が出頭してきた。レイプされそうになり、反撃したという。ヴェルサイユ警察のドゥギール警視は“被疑者”ローラの自白に従い捜査を開始するが、死体はおろか犯罪の形跡すら見つからない。正当防衛か、冷酷な計画殺人か?手がかりは全て教えた─ローラはそう言って黙秘するが、別の被害者を示唆する証拠が新たに発見され……。フランス発の話題作!(「BOOK」データベースより)

評判

あんたを殺したかったの評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

あんたを殺したかったの総合評価:

7.00/10点 レビュー 2件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(8pt)

完全犯罪を成し遂げた女が自首してきたのは、なぜか?

2022年のコニャックミステリー大賞を受賞し、人気上昇中のフランス女性作家の日本デビュー作。男を殺害して焼いたとして自首してきた女の自白に始まった捜査が、焼かれた遺体の残骸はもちろん周辺証拠さえ発見できず迷宮入りする一方、さらなる犠牲者が発見され、想像を超える展開を見せていく、警察小説であり謎解きミステリーでありノワール・エンタメ作品である。
レイプされそうになって男を撲殺し、証拠隠滅のために死体を焼いたと言って、24歳のローラが自首してきた。自白に基づいて捜査を開始したダミアン警視のチームは死体を焼却したという現場で何の痕跡も発見できず、たちまち捜査は行き詰まる。さらにローラは「必要なことは全部話した」として黙秘するばかりだった。犯行は事実か狂言か、捜査陣は確信を持てないまま地道な聞き込みと証拠調べを続け、わずかな手掛かりから事件の構図を掴んだと思ったのだが、次々と想定外の事態に遭遇し、迷路に誘導されるのだった…。
ダミアン警視を中心に物語が進むため警察小説だと思っていると、あっと驚く仕掛けが登場し、ノワール・サスペンスに変身する。そこが本作の新しさ、面白さと言える。事件の真相、結末は警察ミステリーというよりイヤミスで、読者の評価が分かれる作品である。
警察ミステリーファン、イヤミスファンのどちらからも絶大な評価は得られないだろうが、読んで損はない作品としてオススメする。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1
(3pt)

いくつかのツイストが用意されたフレンチ・イヤミス

2024/7月中旬から1ヶ月超、読書が捗りませんでした。理由は、パリ・オリンピック。マルセイユ、「スタッド・ヴェロドローム」にてサッカーの試合を見るべく8月上旬、渡仏し、マルセイユ→パリを堪能しました。
 その前後、準備と反省(笑)のためほとんど集中して読書ができなかったというのが私なりの言い訳になります。その間、読むべきミステリが多く出版されていました。今から、少しでも追いつかなければ。読書はアイデンティティの一部ですので、やっといつものルーティンに戻ってきた感覚があります。或る本を読んでいましたが、フレンチ・ミステリが出版されたと聞き、先に読んでみることにしました。
 或る日、ローラ・テュレルが自分をレイプしようとした男、ブリュノを殺してしまったと言ってヴェルサイユ警察署に出頭します。しかし、殺して焼いたと宣う男の死体が出てきません。自分が殺人を犯したと主張するローラの目的は一体どういうことなのか?捜査側の主人公は、犯罪捜査課の警視、ダミアン・ドゥギール。多くの目眩しがあって、物語は二転三転していきます。
 フランスの<司法制度>を知るいい機会になり得る警察小説としてサクサクと読み進めることができます。それは、どう物語が進展していくのか予測がつかない面白さに起因していますが、しかしすべてが明らかになった後の感想は、まあ、普通に面白い、特筆すべきことの少ないスリラーだったなと言ったところでしょうか?
 いくつかのツイストが用意されていて、それは我が国のイヤミスに通じるような、またはフレンチ・ミステリらしい皮肉な結末を持っていて悪くはありません。
 まあ、あの美しいエクス=アン=プロヴァンスを見てしまった後では、私が望んでいたようなゴージャスなミステリではなかったというのが正直な感想になります。
 ◻︎「あんたを殺したかった」(ペトロニーユ・ロスタニャ ハーパーBOOKS) 2024/8/24。
あんたを殺したかった (ハーパーBOOKS) Amazon書評・レビュー: あんたを殺したかった (ハーパーBOOKS)より
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