探偵術教えます
- 麻薬密売人 (15)
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通信教育で探偵術を学んでいる主人公が、ひょんなことから事件に巻き込まれてしましまうというミステリーコメディです。 話の筋自体はきちんとまとまっていて分かりやすいのですが、文章がかなり特徴的です。 本文は全て主人公と通信教育担当との手紙の文面(という体の文章)になっているのですが、 主人公がとんでもないおバカで、基本誤字まみれ・勘違いまみれの文章しか書きません。 また舞台となる1945年前後の様々な風習やシステム等が脚注による説明もなく出てきます。(当時の郵便の受け取りシステムなど) 読者は「当時のシステムはどうなのか」「それを踏まえた上で主人公は何を勘違いしているのか」をダブルで読み解かなくてはなりません。 その辺の設定を気にせずどんどん読める人には面白いと思いますが、きちんと解読しながら読むととても大変です。 自分は後者で、文章を読みながら脳みそが焼ききれそうになりました。 文章で人を選ぶ作品だとは思います。 | ||||
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この探偵、おっそろしい人です。 覚えたことを即やるのはいいのです、それはいいのですよ。 だけれどもとてつもなく危険なことをしたり ストレートにものを探したりと何かとあれなのです。 うーん…ちょっとオツムが弱め。 だけれどもそんなことをやってのけるわけには 本人、けがとか全然しないでピンピンして 事件を解決してしまうんだから恐ろしいのよ。 事件の中には明確な凶悪犯が出てくるものも ありますので… 通信教育の偉い人は そんなオツムの弱い探偵を扱うのに まあまあ苦労しますが さすがに何度も事件を解決すると その待遇はだんだんと変化することになります。 (それでも一度は退学処分を出しますが) ユーモア系が苦手な人は ノリについていけないかも。 注意。 | ||||
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巻末で霞流一氏が、この小説の主人公のモーランという探偵を、“まるでフーテンの寅さんか、落語の与太郎のようなのだ”と書いていたが、評者も落語『鮑のし』などを思い出してしまったのである。 なんだかんだと主人公がトンチンカンにことを進めているうちに「オチ」があり事件はなんとなく解決して終わる。 落語的な諧謔やブラックユモアーなどちりばめながら作者ならではの才能で書かれている短編集である。 ユーモアー小説としてのジャンルに、探偵ものを調理台の上で上手く料理したというような、なんとも言えない可笑しな作品となっているから読者によって好き嫌いで評価が割れるというのが評者の正直な感想である。 パーシヴァル・ワイルドという作家のユニークさを感じながら『検死審問〜インクエスト〜』とは違った意味で本作を、ま〜なんとなく面白く読み終えました。 | ||||
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巻末で霞流一氏が、この小説の主人公のモーランという探偵を、“まるでフーテンの寅さんか、落語の与太郎のようなのだ”と書いていたが、評者も落語『鮑のし』などを思い出してしまったのである。 なんだかんだと主人公がトンチンカンにことを進めているうちに「オチ」があり事件はなんとなく解決して終わる。 落語的な諧謔やブラックユモアーなどちりばめながら作者ならではの才能で書かれている短編集である。 ユーモアー小説としてのジャンルに、探偵ものを調理台の上で上手く料理したというような、なんとも言えない可笑しな作品となっているから読者によって好き嫌いで評価が割れるというのが評者の正直な感想である。 パーシヴァル・ワイルドという作家のユニークさを感じながら『検死審問~インクエスト~』とは少し違った意味で本作を、ま~なんとなく面白く読み終えました。 | ||||
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通信教育講座で探偵術を学びはじめた運転手・モーランが事件に遭遇する。講師と郵便でやりとりしながら、事件に臨むのだが、講師の教えを誤解して暴走。しかしなぜか事件は解決。という短編集。この作品のテイストは、なかなか日本人の作家には出せないと思う。「ウィットに富む」という表現がまさに当てはまる作品である。本作品は、2004年度版このミスで10位を獲得した。 | ||||
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