ギリシャ悲劇の殺人
登録されているタグ
※タグの編集はログイン後行えます
0.00pt
0.00pt
Amazon平均点
3.67pt
みんなの オススメpt 自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク[?]
-
↑現実的
0.00pt
0.00pt
←非ミステリ
0.00pt
ミステリ→
0.00pt
↓幻想的
初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
726回
お気に入りにされた回数
0回
読書済み登録回数
0回
- このページのURL
外部リンク
※特設サイト・著者サイトなど
評判
ギリシャ悲劇の殺人の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
ギリシャ悲劇の殺人の総合評価:
7.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
他方、主人公のグループセラピストは、1年前に愛する夫がエーゲ海のナクソス島で水難事故死したショックから立ち直れておらず、ナクソス島のデメテルの神殿の廃墟に夫を連れて行ったことがペルセポネの怒りを買ったのではないかというトラウマに苦しめられている。
物語はこの主人公がケンブリッジ大学にいる姪から助けを求められ、姪の友人が巻き込まれたメイデンズ連続殺人事件の捜査に関わるというものだが、冒頭から容疑者が名指しされており、その動機と証拠を求めて物語が展開していく。
ギリシャ悲劇で主に用いられるのはエウリピデスの「アウリスのイピゲネイア」であるが、これはトロイア戦争に出航しようとしたアガメムノン王率いるギリシャ連合船団が女神アルテミスの不興を買って足止めされ、そのために王の娘のイピゲネイアを生け贄に捧げるという悲劇であり、これがトロイア戦争後に王妃クリュタイメストラによる夫殺し、オレステスとエレクトラによるその復讐といった凄惨な復讐の連鎖へと続く序幕である。ホメロスやギリシャ悲劇のファンには堪えられない舞台設定で、連続殺人があたかも生け贄の儀式のような様相に見えてくるのだが、最後に意表を突くどんでん返しが待っている。
また、主人公の仕事であるグループセラピーの手法やセラピストとスーパーバイザーとの関係など、セラピーの実際が詳しく紹介されているのも興味深い。
ただ、グループセラピーを主宰する主人公自身が大きなトラウマを抱えて不安定な心理状態であることや、事件へのかなり危険なのめり込みなどには首をかしげるところが多かった。
急転直下のあわただしい事件終結についても、連続殺人のディテールが解明されないままですっきりせず、説得力が今ひとつである。