教誨
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
教誨の評価:
6.50/10点 レビュー 6件。 B ランク
教誨の総合評価:
7.00/10点 レビュー 59件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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この方の作品は本当に読み易い。
あっという間に読み終えることが出来た。
テーマの割には小難しいことも無く、そういう意味では、お手軽な社会派ミステリーというところですか。
ストーリーのメインは、死刑執行された殺人犯三原響子の「約束は守ったよ、誉めて」という最後の言葉。この言葉の意味を求め、響子の遠縁に当たる吉沢香純が追求するというお話し。
読み始めてすぐに、20年ほど前に起こった秋田児童連続殺人が思い出された。巻末の参考資料を見てみると、この事件に関する書籍が挙がっていたので、著者が参考にしたのは間違いないようだ。
ウィキで調べてみると、この事件の犯人である畠山鈴香は無期懲役で確定しているのですね。
本書では死刑になっていますが、そこが違っているだけで、響子と鈴香は似たような環境設定で描かれています。
それで思ったんだけど、死刑になった響子は、今の日本の司法制度で果たして本当に死刑になるのだろうか?という疑問。
彼女の生い立ち、境遇、壮絶なイジメ被害。実の娘を殺した動機の不明確さ。これらを勘案すると、鈴香と同様無期が妥当なところではないだろうか、と思ってしまう。
確かに本人や母親が一切のいじめを認めないとの設定では描かれてはいるが、調べれば調べるほどこういう事実は浮かび上がって来るもの。
いかにも死刑という結論ありきで、辻褄を合わせたような都合よい設定。
この小説は「死刑を執行された」という大前提が無いと、筋書きが成立しないから、こういう荒業を使ったのかなと邪推してしまう。
当方にとってそこが大きなマイナスポイントになってしまった。
▼以下、ネタバレ感想