残夢の骸 満州国演義 九
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
残夢の骸 満州国演義 九の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
残夢の骸 満州国演義 九の総合評価:
8.62/10点 レビュー 26件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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ですから第1巻の冒頭で提出された会津戦争での謎のシーンも、P171で当事者間垣から、誠にあっさりと説明されます。なんじゃそんなもんかいな、の感想です。加えて各登場人物の死に方もあっさりとし過ぎです。これは前8巻での次郎の死なせ方もそうでしたが、最も思慮深いと思われた三郎は、何故か無謀な突撃で。長男太郎はシベリアの収容所で首を吊って、そして複雑な怪物ともいえた間垣も、なぜか同じ収容所に入れられ、あっさりと鉄条網に身体をあずけて射殺される。えい、メンドクサイ、大日本帝国の崩壊に合わせて、3人とも片付ければ理由が付くだろうという発想なのでしょうか?実に味気ない。結局、この3人は資料を説明するための登場人物だったのでしょうか?それでは人間描写ではなく、資料の塗り絵です。この3人を生かしておき、戦後苦悩させてこそ物語になると思うのですが・・・。
そして生きるため自分の母と妹を銃で殺害した少年を広島の祖父の所へ、兄弟で唯一人生き残った四郎が連れて行く場面で物語は終わります。これも月並みで、この少年の残酷な行為をしなければならなかった後の心理と、その後を描くことが小説になるはずです。しかし、今は亡き著者にはその気力が残っていなかったのかもしれません。厳しい様ですが、亡き著者の力量が及ばなかったテーマと題材であったのかもしれません。五味川純平氏の「戦争と人間」と同様、歴史資料の力に負けた作品になってしまいました。