さよならの儀式
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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評判
さよならの儀式の評価:
6.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
さよならの儀式の総合評価:
7.02/10点 レビュー 55件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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個人的には1つ1つがとても密度が高い、中身が濃い、いかにも宮部さんらしい作品群だと感じました。後味が悪いというのは、現実の暗い面をまっすぐに見据えたらこうなったということじゃないか、と。
宮部さんは一見ほのぼのした心温まる作品が多いように見えますが、人間や社会のどうしょうもない暗黒な面を描いたものもかなり多いです。
この短編集でも、「さよならの儀式」のように切なく泣けるものもあれば、「母の法律」のような慄然とする近未来があり、「聖痕」に描かれる現代人の荒涼とした精神性など、さまざまな作品が収められています。
他に気に入ったのは、「戦闘員」の得体の知れないものによる監視社会を背景にした孤独な老人と少年の友情、最初は犯罪ものかと思って読みだしたらとんでもない舞台設定だった「保安官の明日」、歴史小説か民間伝承のような雰囲気の「海神の裔」など、どれもがよくこんな設定を思いついたなと思えるようなユニークなものでとてもよかったです。ひとつひとつが長編にアレンジできそうな冴えたアイデアで短編でおさめておくのはもったいないと思いました。
これからもユニークな作品を期待しています。