(短編集)

キャンセルされた街の案内

登録されているタグ

※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

3.73pt (5max) / 15件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

0pt

サイト内ランク[]

B

ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

31.00pt

65.00pt

←非ミステリ

0.00pt

ミステリ→

0.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
短編集
閲覧回数
1,946回
お気に入りにされた回数
0
読書済み登録回数
2
このページのURL

あらすじ

2012年05月28日 キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)

新人社員くんの何気ない仕草が不思議に気になる、先輩女子今井さんの心の揺れ動き(「日々の春」)。同棲女性に軽んじられながら、連れ子の守りを楕性で続ける工員青年に降った小さな出来事(「乳歯」)。故郷・長崎から転がり込んだ無職の兄が弟の心に蘇らせる、うち捨てられた離島の光景(表題作)など―、流れては消える人生の一瞬を鮮やかに切りとった、10の忘れられない物語。(「BOOK」データベースより)

評判

キャンセルされた街の案内の評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

キャンセルされた街の案内の総合評価:

7.44/10点 レビュー 16件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

平凡なようで非凡な日常(非ミステリー)

1998年から2000年代に雑誌掲載された10本を集めた短編集。
どれも登場人物は普通の生活をしている人物なのだが、周りとの関係性や社会の認識にちょっとだけズレがあり、それがドラマを生みそうで、結局はドラマチックではない物語ばかりである。それぞれに小説的な技巧やアイデアがあり、決して退屈な作品ではない。
休日の昼下がり、旅の途中での待ち時間などに最適。

iisan
927253Y1

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15
(5pt)

10の短編集

吉田修一好きならば安心して読める作品集です。
キャンセルされた街の案内 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)より
4101287554
No.14
(5pt)

10の短編集

吉田修一好きならば安心して読める作品集です。
キャンセルされた街の案内 Amazon書評・レビュー: キャンセルされた街の案内より
4104628050
No.13
(3pt)

書きたいことが無くても小説が書けてしまうという不幸

〇 10篇を納めた短篇集。作者は一作ごとに明確なテーマを設定して仕上げているようだ。
たとえばこんな具合:

・「零下五度」のテーマはすれ違いの偶然。ソウルですれ違った他人同士の男女のそれぞれが、ネクタイを買う男が主人公の映画の題名を思いだそうとしている、という偶然。

・「深夜二時の男」は、時間の作用。若い女性が深夜忍び込んできた隣室の男に身体をなぜられた怖い経験も、十五年を経て思い出してみれば何ほどのこともなくなっている。

・「奴ら」は陰画がテーマだ。男が電車のなかで痴漢にあうという、常識の白黒が逆転した話。

・「大阪ほのか」は言葉あわせ。見合いをするために大阪に来た友達の見合相手が「宮下ほのか」。空港で買ったみやげが「大阪ほのか」。それだけのこと。

・「24 pieces」は、24枚のチョコレートの包み紙。その裏に書き留めた短文を並べてみたら恋愛小説ができました、という趣向。

・「灯台」のテーマも、時間の作用か。37歳の自分が17歳の頃の自分と並んで話をしながら散歩するという趣向。複眼的にものを描く深みのようなものが感じらはする。

・「キャンセルされた街の案内」は、うまく読み解けないのだが、バランスがテーマなのかもしれない。東京のワンルームマンションでの兄との毎日、田舎の軍艦島での思い出、書きかけの恋愛小説(これも進行中の事実に基づいている)の3つを塩梅よく混ぜあわせて違和感のないようにバランスよく話を進めている。この作品で雑然と展開される物語はちょっと面白くて、読み応えがある。

〇 こうして作者が選んだテーマに特別な思いが込められているわけではなく、作者はただ短篇制作の技巧の切れ味を試しているようなのだ。だから、読む方も深い思想などは期待せずに、こんどはどんなトリックなのだろうと推理小説のように読み進めばよいのだろう。

〇 作者の小説づくりの技術は認めるのだが、もう少し内容がほしかったなあ、というのが正直な感想。すぐれた技術をどう使うかが大事なのではないのかな。特に書きたいことがなくても小説が書けてしまうというのは、作者にとっても読者にとっても不幸なことではないか、と思う。
キャンセルされた街の案内 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: キャンセルされた街の案内 (新潮文庫)より
4101287554
No.12
(3pt)

書きたいことが無くても小説が書けてしまうという不幸

〇 10篇を納めた短篇集。作者は一作ごとに明確なテーマを設定して仕上げているようだ。
たとえばこんな具合:

・「零下五度」のテーマはすれ違いの偶然。ソウルですれ違った他人同士の男女のそれぞれが、ネクタイを買う男が主人公の映画の題名を思いだそうとしている、という偶然。

・「深夜二時の男」は、時間の作用。若い女性が深夜忍び込んできた隣室の男に身体をなぜられた怖い経験も、十五年を経て思い出してみれば何ほどのこともなくなっている。

・「奴ら」は陰画がテーマだ。男が電車のなかで痴漢にあうという、常識の白黒が逆転した話。

・「大阪ほのか」は言葉あわせ。見合いをするために大阪に来た友達の見合相手が「宮下ほのか」。空港で買ったみやげが「大阪ほのか」。それだけのこと。

・「24 pieces」は、24枚のチョコレートの包み紙。その裏に書き留めた短文を並べてみたら恋愛小説ができました、という趣向。

・「灯台」のテーマも、時間の作用か。37歳の自分が17歳の頃の自分と並んで話をしながら散歩するという趣向。複眼的にものを描く深みのようなものが感じらはする。

・「キャンセルされた街の案内」は、うまく読み解けないのだが、バランスがテーマなのかもしれない。東京のワンルームマンションでの兄との毎日、田舎の軍艦島での思い出、書きかけの恋愛小説(これも進行中の事実に基づいている)の3つを塩梅よく混ぜあわせて違和感のないようにバランスよく話を進めている。この作品で雑然と展開される物語はちょっと面白くて、読み応えがある。

〇 こうして作者が選んだテーマに特別な思いが込められているわけではなく、作者はただ短篇制作の技巧の切れ味を試しているようなのだ。だから、読む方も深い思想などは期待せずに、こんどはどんなトリックなのだろうと推理小説のように読み進めばよいのだろう。

〇 作者の小説づくりの技術は認めるのだが、もう少し内容がほしかったなあ、というのが正直な感想。すぐれた技術をどう使うかが大事なのではないのかな。特に書きたいことがなくても小説が書けてしまうというのは、作者にとっても読者にとっても不幸なことではないか、と思う。
キャンセルされた街の案内 Amazon書評・レビュー: キャンセルされた街の案内より
4104628050
No.11
(3pt)

微妙な距離感

吉田修一さんの作品は、家族や恋人、友人との微妙な距離感を描いたものが多い。

タイトル作「キャンセルされた街の案内」の、主人公と不肖の兄、思いを寄せる女性、そしてその母親との関係において、吉田作品”らしさ”をみることができる。少年の頃、軍艦島でインチキ観光案内をしていた主人公は、だらしない兄の行状を見ては当時の二人に思いを馳せる。一方、好きになった女性は不倫の真っ最中で、主人公は眼中になく、彼女の母親に窘められる始末。淡々と流れる日々に、小説書きを趣味とする主人公の、じれったいけれどどうにもならない感じがじわじわと浮かび上がってくる。結論めいたことは何もない。それはそれで、現実なんだよねと言われているようにも思えてしまう。

「日々の春」は気になる新人社員がいる先輩女子に、「乳歯」は、子連れの女性と同棲している青年に、「大阪ほのか」は久々に会った高校の同級生の男性二人に、”らしさ”を感じる。

他、群像劇風の「零下5度」、「台風一過」、女性の戦慄した一瞬「深夜二時の男」、過去と未来の自分との対話「灯台」、男に痴漢される男「奴ら」、親友の恋人への思い「24Pieces」が収さめられている。
キャンセルされた街の案内 Amazon書評・レビュー: キャンセルされた街の案内より
4104628050

その他、Amazon書評・レビューが 15件あります。
Amazon書評・レビューを見る