わが子は殺人者



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.67pt ( 5max) / 3件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1961年09月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,518回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    わが子は殺人者 (創元推理文庫)

    1961年09月01日 わが子は殺人者 (創元推理文庫)

    三年前に妻が謎の自殺を遂げて以来、ジェークの生活はわびしいものとなった。夫からも息子からも愛されていた幸福な女が、なぜ自殺したのか? しかも今また、一人息子が恐ろしい事件に巻きこまれようとしている。横溢するサスペンス、緊密な構成、全編に流れる父性愛。名作『二人の妻をもつ男』と並ぶ、目眩く謎解き小説! (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    わが子は殺人者の総合評価:9.33/10点レビュー 3件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (5pt)

    パトリック・クェンティン後期の切なくなる人間ミステリー

    .
     NYで出版社を経営する43歳のジェーク・ダルースは、3年前に妻を自殺で亡くしていた。以来、19歳の一人息子ビルとの関係はぎくしゃくしている。ある日、共同経営者のロニイ・シェルドンがイギリス出張から新妻ジェーンと義父母らを連れて帰国する。突然の結婚にジェークは驚くが、ビルがジェーンに思いを寄せ始めたところから、ジェークとロニイの関係が壊れ始める。そしてロニイが射殺体で発見されるに至り、息子のビルが容疑者として逮捕されてしまう。果たしてビルは本当にロニイを殺したのか……?
    -----------------
     イギリス出身でアメリカで執筆活動をしたパトリック・クェンティンの1954年の作品『My son, The Murderer』の邦訳文庫です。
     パトリック・クェンティンは、舞台演出家ピーター・ダルースが事件に巻き込まれるミステリー〈ダルース〉シリーズで知られています。この『わが子は殺人者』はそのピーター・ダルースの兄ジェークが家族とともに事件に巻き込まれる様子が一人称で語られていきます。
    わが子は殺人者 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:わが子は殺人者 (創元推理文庫)より
    4488147038
    No.2:
    (5pt)

    これ程の悪意は、存在するのか?

    これ程の悪意を持った、人外変化は、この世に存在するのだろうか?いや、作者が、創作できたように、人の心の奥底に、こうした、妬み、嫉み、優越への飽く無き執着、その他、醜い心は、存在するのだろう。表に出ることは、稀だろうが、深く蟠っているに違いない。
     等と、哲学的になってしまう程に、この作品のモチーフは、激烈で、しかも、驚愕の真実として、逆転を演出している。これ程の心理描写を、ミステリの中で表しているものは、未だに知らない。
    わが子は殺人者 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:わが子は殺人者 (創元推理文庫)より
    4488147038
    No.1:
    (4pt)

    人間の心の闇が浮かび上がる

    パトQ得意の複雑な人間模様の中で起こる事件の果てに、人間の心の闇が浮かび上がって来るという作風のサスペンス小説。

    主人公は出版社の共同経営者でインテリ。共同経営者は跡継ぎのボンボンで経営の才能は皆無だが、天才を見つけ出して来るという異能がある。今回も天才を拾ってくるが、主人公が驚いた事に本人だけでなく関係者を数人引き連れて来る。その中に愛人も混じっている。ここまでは人物紹介の感があるが、主人公の息子と愛人が関係を持つに至って、話が進行する。ここで愛人が殺される。当然容疑者は主人公の息子である。主人公は上述の通りインテリで行動派ではないのだが、息子のためにと彼なりに奮戦し、徐々に真相に近づいて行く...。

    ラストで浮かび上がってくる二人の人物のエゴイズムの醜悪さの描写は圧巻。P.クェンティンが持ち味の、複雑な人間模様の中から人間心理の闇を浮かび上がらせる手法を如何なく発揮した秀作。
    わが子は殺人者 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:わが子は殺人者 (創元推理文庫)より
    4488147038



    その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク