ウエスト・エンドの恐怖: ワトスン博士の未発表手記による シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険2
- シャーロック・ホームズ (70)
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映画の脚本や監督などマルチな才能で知られるニコラス・メイヤーが、1976年に発表したシャーロック・ホームズもののパスティーシュ(贋作)。メイヤーはこのジャンルの嚆矢である『シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険』の著者であり、本作はその続編に当たる。前作でフロイトなど実在の有名人を登場させたメイヤーは、今回はバーナード・ショウ、オスカー・ワイルド、ブラム・ストーカーらをホームズ&ワトスンと共演させ、ロンドンの演劇界を舞台にしたミステリを描いている。 と、登場人物や舞台設定はいかにも華やかだが、ストーリーそのものは地味で陰鬱。さらに、イギリスの演劇史に通じていなければ、ちょっと分かりにくいところもある。こうした事情がネックになったのか、本作は前作ほど話題には上らず、映画化されることもないまま終わった。ちなみにこの後メイヤーは3作目も執筆しており、ホームズを『オペラ座の怪人』事件に挑ませているようだが、邦訳されていない。残念ながら、作品の出来はだんだん尻すぼみになっていったようだ。 とはいえ本作に関していえば、パスティーシュとしての安定感はあり、安心して読める内容ではある。ホームズを抜きにした一個のミステリ作品として眺めれば、「うーん、凡庸ですね」と、どうしても辛口の評価にならざるを得ないが、ホームズ・ファン以外で本書を読んでみようという人は、まずいないだろう。その意味では、“お約束”の世界でいろいろと趣向を凝らし、楽しませてくれる1冊であることは間違いない。不発だった3作目も、BBCドラマ『シャーロック』でホームズ熱の高まっている今こそ、どこか奇特な出版社が訳出してくれないかな、と微かな期待を抱いているのだが…。 | ||||
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ウェスト・エンドというタイトルにひかれて購入しました。読んでみてびっくり。 19世紀イギリスの著名な演劇人たちが総出演して、架空の人物ホームズと言葉を交わし、事件を解決していくのです。 事件のきっかけをホームズに知らせるのは、バーナード・ショウ。 そして、事件を解決するために、オスカー・ワイルド、エレン・テリー、ギルバート&サリバンたちに会いに出かけます。 ただ有名人を登場させるだけでなく、ストーリーもなかなか面白いです。 | ||||
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