塵よりよみがえり
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種別
長編
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あらすじ
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評判
塵よりよみがえりの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
塵よりよみがえりの総合評価:
9.00/10点 レビュー 12件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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登場するキャラクターでは、なんと言っても、心を自在に飛ばす魔女セシーが魅力的ですね。
殊に、「さまよう魔女」の章の出だしは、生き生きとした躍動感に満ちあふれた文章に乗って、ファンタジーの香気が立ち上るかのよう。この箇所は、『太陽の黄金の林檎』に収められた「四月の魔女」で、小笠原豊樹の訳文で読んで以来、すごく気に入っているのですが、本書の中村 融(とおる)の訳文も素敵だと思いました。
また、〈一族〉の者たちみたいになりたいと憧れの炎を燃やす少年ティモシーが主役の話「集会」も印象に残ります。魔法の翼を求めて果たせず、失意に沈むティモシーの心を癒やす蜘蛛のアラク、ネズミのマウス、猫のアヌバの、一人と三匹のワンシーンに、胸がほっこりしましたよ。
それと、第十二章「オリエント急行は北へ」の幻想味あふれるラストを読みながら、昔読んだアイリッシュの「いつかきた道」(『アイリッシュ短編集 裏窓』に収録)のことを思い浮かべておりました。彼岸の世界へと渡っていく二人の姿、そのたゆたうような話の調べが、よく似ているなあと思いまして‥‥。
訳文は読みやすく、ブラッドベリの作品に流れている詩情と幻想味をよく捉えていて、私は見事だと感じました。