仮面の男
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ヴァイオリニストのジャック・クリスタンは見ず知らずの男フランクから事故死したポール・ド・バエルに成り済ます事を頼まれる。ポールの美貌の妻ジルベルトとその兄マルタンが待つ屋敷でジャックはフランクの指導のもとにポールとして振る舞い始めるのだが… 一流のサスペンスと格調の高い文体で最後まで一気に読めたが、登場人物達の会話が理屈っぽく心からの表現があまり感じられない。面子を気にするセリフが多いためか深みがない。話全体はあまり捻りもなく冗長感が否めない。特に終盤はくどいのではないか。 主要の4人の人物像は的確に描き分けられていて現実感もあるがジルベルトは男性からみた女性の理想像になっておりやや興ざめであった。全体として活力がなく魅力ある人物がいない。 なお、バッハ、メンデルスゾーン、ブラームス等のクラシック音楽の演奏シーンがたびたび出て来るがその繊細な表現は見事であった。 | ||||
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なんか最初から結末がわかってしまうためにサスペンスが生まれないですね。 謎も推理もない。 ボアロー=ナルスジャックのみならず、フランス作家にはときどきある、ただ作者が敷いたレールに沿って筋を追うだけの、運命劇みたいな作品。 かといってつまらないかと言えば、そこは腐っても鯛、最後まで読み切らす技術は健在でした。 | ||||
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これはミステリというよりスリラーという形容がふさわしい作品である。 そして、恐ろしい愛の悲劇でもある。 「女にとっては、恋はいつだって初恋である。 」といった洒落たフレーズが随所にちりばめられているが、読後感は重く、やりきれない。 事の真相を最後まで知らないまま愛し合い、心理的なすれ違いを重ねていく恋人たちの悲惨な末路を作者は典雅な文体で冷徹に描いている。 | ||||
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