まだ人間じゃない
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
まだ人間じゃないの評価:
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まだ人間じゃないの総合評価:
7.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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だけどこの短編集には、そういった危うい精神状態とあふれる才気が混然一体となった凄味がある。
白眉の出来といえるのは「かけがえのない人造物」と表題作「まだ人間じゃない」。
前者では特に統合失調症的な強迫妄想の色が顕著だ。自己の存在や世界の真偽など、根源的な部分を揺らしてくる怖さがある。
後者はどこまでもヒューマニスティックな一作でありながら、なにをもって人間を人間たらしめるか、というやはりきわめてプリミティヴな問題に揺さぶりをかけ、人間存在のあやうさを表現しきっている。
諦観にみちたアイロニックな台詞のやりとりと、そこからかすかに覗き出る気高いヒューマニズム。
陰鬱な作品が多いが、わずかに希望がある。
作品の出来不出来を問わず、いとおしくなる短編ばかりだ。