私が殺した少女

登録されているタグ

※以下のグループに登録されています。

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

5.88pt (10max) / 8件

6.67pt (10max) / 61件

Amazon平均点

3.88pt (5max) / 80件

楽天平均点

3.49pt (5max) / 135件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

9pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

26.33pt

19.33pt

←非ミステリ

53.33pt

ミステリ→

6.67pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
12,039回
お気に入りにされた回数
18
読書済み登録回数
114
このページのURL

あらすじ

1996年03月31日 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。私立探偵沢崎の事務所に電話をしてきた依頼人は、面会場所に目白の自宅を指定していた。沢崎はブルーバードを走らせ、依頼人の邸宅へ向かう。だが、そこで彼は、自分が思いもかけぬ誘拐事件に巻き込まれていることを知る…緻密なストーリー展開と強烈なサスペンスで独自のハードボイルド世界を確立し、日本の読書界を瞠目させた直木賞・ファルコン賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

私が殺した少女の評価:

5.88/10点 レビュー 8件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.88pt

私が殺した少女の総合評価:

7.58/10点 レビュー 88件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.80
(5pt)

日本のハードボイルドの到達点

沢崎よかですねえ。いまわ澤崎に変わっちゃいましたがそんなことまあよろし。
もう新作読めないのが全く残念。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.79
(5pt)

日本のハードボイルドの到達点

沢崎よかですねえ。いまわ澤崎に変わっちゃいましたがそんなことまあよろし。
もう新作読めないのが全く残念。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.78
(5pt)

タイトルほどセンチメンタルな話ではない。むしろ、それを真っ向から否定するハードボイルド長篇

文庫版に併録されている「あとがきに代えて―敗者の文学」は、沢崎に原尞の身元調査をさせるというシャレた趣向の短文で、この作家のエスキースがかなりの精度で描かれていると思われる。高齢の依頼人に促されて沢崎は原尞についての調査結果を逐一報告していくのだが、そこには、<いや>と否定で受け続けたり、<一体どっちが本当なのかね?>という問いにも<さあ、よくわからないが、おそらくどちらも本当ではないかと思いますね>などと答える始末。3人に訊いた証言もAの言ったことをBが打ち消し、Bが言ったことをCが打ち消すという風にシッポをみせない男として表される。あるいは、興味の推移にしても<それが、そうでもない>で受けることによって、原尞の生き方そのものが誰もが共感を得るようなものではないことが強調される。
そして、この態度こそが彼の書くものそのものでもあるのだ。今回の事件への介入も<まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日>として始まる。それほど滅多に遭遇することのない事件であり、二度と遭遇したくない事件であった。誘拐事件である本件に、なぜか身代金を運ぶ任務を指名され、さんざんあちこちに駆けずり廻されたあげく、アタマを殴打され、身代金は盗まれ、オマケに犯人からは連絡を遮断されてしまう。さらにあろうことか探偵の沢崎が共謀者にさえ追いつめられてしまうのだ。最初の8章はこれだけで吹っ飛んでしまう。
「真壁清香(さやか)」この12歳の天才ヴァイオリニスト。―しかし、一面識もないこの少女を殺したのは、むろん沢崎ではない。しかし、その死の周辺で蠢いていた一人であることは紛れもない。“犬の糞は飼い主が始末して下さい”という看板を見て、彼の愛車ブルーバードを、<犬の糞に間違えられたとしても>おかしくないが<掃き捨てられることはないだろう>だとか、Tシャツのマイケル・ジャクソンの顔が<整形手術の甲斐もなく醜く歪んだ>とか、ニュー・ファミリーふうのマスターが経営する<名前のない喫茶店>の<BGMはもちろんニューミュージック>などと揶揄しているうちは、―沢崎がタバコの<フィルターをちぎり取って火をつけ>るのを見た若者が<不思議な儀式でも見物するような眼つきで見ている>のを、<問題があれば、必ず模範解答がついていると思っている><世代>だとか批評しているうちは―もしくは、錦織警部の<カミナリという表現では上品すぎる悪態を三十秒間黙って聞い>ているうちはまだよかった。
一旦解決したかに見えた事件は、さらに新たな皮をむかれるようにして次々と異なる局面を見せて変転してゆく。それは、まるで誘拐事件そのものが身代金とは別の目的をまとっているようにさえ感じられる奇妙にねじれた事件だったのだ。ただ一人真っ先に事件の真相にたどりついた探偵は、容疑者が胸を張ってのたまう“家族愛”とやらに苦言を呈す。<人間のすることはすべて間違っていると考えるほうがいい。すべて間違っているが、せめて恕される間違いを選ぼうとする努力はあっていい>。ここに、この事件に対する探偵の―そして作者のいささか苦い所見がある。
今回、沢崎の元パートナー―かつて池辺良に肖ていたらしい渡辺がチラリと登場する。それも一分一秒を争う可及的な場面で。ほんの瞬間的に。これが効いている。この一瞬のフラッシュバックが沢崎にインスピレーションを与えたのかも知れないからだ。けっしてスッキリした後味をあたえる爽やかな読み物などではないが、せめてこういう探偵が生息していてくれたなら少しは息がつけるのにな、とは思わせてもらえるかもしれない。それは、言うも野暮だが、バックのないたった一匹のしがない探偵風情だからこそのリアリティであり、それ以上でも以下でもない。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463
No.77
(5pt)

タイトルほどセンチメンタルな話ではない。むしろ、それを真っ向から否定するハードボイルド長篇

文庫版に併録されている「あとがきに代えて―敗者の文学」は、沢崎に原尞の身元調査をさせるというシャレた趣向の短文で、この作家のエスキースがかなりの精度で描かれていると思われる。高齢の依頼人に促されて沢崎は原尞についての調査結果を逐一報告していくのだが、そこには、<いや>と否定で受け続けたり、<一体どっちが本当なのかね?>という問いにも<さあ、よくわからないが、おそらくどちらも本当ではないかと思いますね>などと答える始末。3人に訊いた証言もAの言ったことをBが打ち消し、Bが言ったことをCが打ち消すという風にシッポをみせない男として表される。あるいは、興味の推移にしても<それが、そうでもない>で受けることによって、原尞の生き方そのものが誰もが共感を得るようなものではないことが強調される。
そして、この態度こそが彼の書くものそのものでもあるのだ。今回の事件への介入も<まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日>として始まる。それほど滅多に遭遇することのない事件であり、二度と遭遇したくない事件であった。誘拐事件である本件に、なぜか身代金を運ぶ任務を指名され、さんざんあちこちに駆けずり廻されたあげく、アタマを殴打され、身代金は盗まれ、オマケに犯人からは連絡を遮断されてしまう。さらにあろうことか探偵の沢崎が共謀者にさえ追いつめられてしまうのだ。最初の8章はこれだけで吹っ飛んでしまう。
「真壁清香(さやか)」この12歳の天才ヴァイオリニスト。―しかし、一面識もないこの少女を殺したのは、むろん沢崎ではない。しかし、その死の周辺で蠢いていた一人であることは紛れもない。“犬の糞は飼い主が始末して下さい”という看板を見て、彼の愛車ブルーバードを、<犬の糞に間違えられたとしても>おかしくないが<掃き捨てられることはないだろう>だとか、Tシャツのマイケル・ジャクソンの顔が<整形手術の甲斐もなく醜く歪んだ>とか、ニュー・ファミリーふうのマスターが経営する<名前のない喫茶店>の<BGMはもちろんニューミュージック>などと揶揄しているうちは、―沢崎がタバコの<フィルターをちぎり取って火をつけ>るのを見た若者が<不思議な儀式でも見物するような眼つきで見ている>のを、<問題があれば、必ず模範解答がついていると思っている><世代>だとか批評しているうちは―もしくは、錦織警部の<カミナリという表現では上品すぎる悪態を三十秒間黙って聞い>ているうちはまだよかった。
一旦解決したかに見えた事件は、さらに新たな皮をむかれるようにして次々と異なる局面を見せて変転してゆく。それは、まるで誘拐事件そのものが身代金とは別の目的をまとっているようにさえ感じられる奇妙にねじれた事件だったのだ。ただ一人真っ先に事件の真相にたどりついた探偵は、容疑者が胸を張ってのたまう“家族愛”とやらに苦言を呈す。<人間のすることはすべて間違っていると考えるほうがいい。すべて間違っているが、せめて恕される間違いを選ぼうとする努力はあっていい>。ここに、この事件に対する探偵の―そして作者のいささか苦い所見がある。
今回、沢崎の元パートナー―かつて池辺良に肖ていたらしい渡辺がチラリと登場する。それも一分一秒を争う可及的な場面で。ほんの瞬間的に。これが効いている。この一瞬のフラッシュバックが沢崎にインスピレーションを与えたのかも知れないからだ。けっしてスッキリした後味をあたえる爽やかな読み物などではないが、せめてこういう探偵が生息していてくれたなら少しは息がつけるのにな、とは思わせてもらえるかもしれない。それは、言うも野暮だが、バックのないたった一匹のしがない探偵風情だからこそのリアリティであり、それ以上でも以下でもない。
私が殺した少女 Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女より
4152034165
No.76
(5pt)

問題なく読みました

綺麗に包装され、本自体も綺麗で読み切りました。楽しんで読みました。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
4150305463

その他、Amazon書評・レビューが 80件あります。
Amazon書評・レビューを見る