月光ゲーム Yの悲劇'88

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種別
長編
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あらすじ

1994年07月01日 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)

夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々―江神部長や有栖川有栖らの一行を、予想だにしない事態が待ち構えていた。矢吹山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、一瞬にして陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況の中、まるで月の魔力に誘われでもしたように出没する殺人鬼。その魔の手にかかり、ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく…。いったい犯人は誰なのか。そして、現場に遺されたyの意味するものは何。(「BOOK」データベースより)

評判

月光ゲーム Yの悲劇'88の評価:

5.95/10点 レビュー 22件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.95pt

月光ゲーム Yの悲劇'88の総合評価:

7.03/10点 レビュー 102件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.80
(5pt)

噴火で閉ざされた山で始まる、本格ミステリーの原点

『月光ゲーム』は、有栖川有栖のデビュー作となる長編ミステリーです。
夏合宿のため、英都大学推理小説研究会のアリスらは矢吹山のキャンプ場を訪れます。しかし、突如として矢吹山が噴火。落石や濁流によって麓へ下りる道を断たれ、偶然その場に居合わせた他の学生グループとともに、キャンプ場に閉じ込められてしまいます。
通信手段も絶たれ、外界から完全に孤立した極限状態のなか、一人、また一人と仲間が殺害される連続殺人事件が発生します。現場には謎のダイイングメッセージ「Y」が残され、パニックに陥る一同の中で、アリスは事件の真相に迫っていきます。
火山噴火という極限状況と、孤立した山中で展開される本格的な謎解きが見事に融合しており、最後まで緊張感が途切れません。論理的に積み重ねられる推理と巧妙な伏線が読者を惹きつけ、終盤に明かされる真相は鮮やかな驚きをもたらします。
本格ミステリーならではの醍醐味を存分に味わえる、有栖川有栖の原点ともいえる一冊です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.79
(5pt)

江神・望月・織田・有栖川の会話が最高に楽しい

有栖川有栖は、1959年生れでぼくと同い年。そのため登場してくる音楽や本などが同世代を感じるものばかりで、笑ってしまいます。ブライアン・イーノの音楽とかムーディ・ブルースとかですね。本作は、デビュー長編で学生アリスシリーズの1作目です。

これも同世代だなあ、と感じるところなのですが、多分にエラリー・クイーンの影響を受けていて、クローズド・サークル物で「国名シリーズ」に倣って「読者への挑戦」が挿入されています。もう最高ですね。その上、ダイイング・メッセージは、『Y』ということで、響きまくりです。

その上に、江神・望月・織田・有栖川の会話が最高に楽しいです。正に学生時代に帰ったような気持ちにさせてくれます。

ただ、一点残念なのは、登場人物が結構多い上に、登場人物を正しい氏名でよぶ場合とあだ名でよぶ場合が混在していて、誰のことを言っているのか時々迷子になります。これは、次作以降は起こらない現象なので、本作がデビュー作ゆえ、ということなのでしょう。

有栖川有栖の記念すべきデビュー作ということで絶対に読み逃しできない一冊です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.78
(2pt)

イマイチ

犯行現場から川に歩くのにマッチを使ったんじゃなく、川から犯行現場に戻るのにマッチを使ったんだ!←おお!
そして犯行現場からテントには普通に歩いて戻ったんだ!←ズコーッ笑ほな最初からマッチも懐中電灯もいらんやないかい!

3人の人間が林にいて、1人は後で死んで1人は噴火前に殺されたから、残った1人が犯人!←これも結構ひどくて林に3人がいたとは明記されていない。登場人物のいたんじゃない?歩いてるんじゃない?という曖昧な表現でぼかしてる。どの時点までショウゾウが生きていたのか明かされないんだからアンフェア。作者は臆病だと思う

カメラの中に指輪付きの指を隠したのだ!←カメラマンは白痴なの?

サリーは敬虔なクリスチャンだから心無い言葉に傷ついた!←そうなんだ・・・
俺達はあの夜結ばれるはずだった!←どっちやねん!

総評:読む価値なし!安易に結ばれず失恋エンドにしたのは好感が持てたので加点。評判の双頭の悪魔を読むのが怖くなってきた。すげえ駄作の予感しかしない
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X
No.77
(5pt)

過剰な奇を衒わない、しかし骨太で真摯な有栖川先生のデビュー作

初めて読んだ時の感想です。

散りばめられた根拠から徐々に真実に辿りつくロジックも、登場人物達も一言で表すなら「透明感」を感じる真摯な作品でした。

今の時代から見れば古い部分や冗長と感じる部分もあるかも知れませんが、それを補って余りある魅力が本作にはあります。

また、探偵役江神と後輩達(英都大学推理小説研究会)が織りなす人間模様はシリーズを通し青春小説としても楽しめます。
破茶滅茶な奇人探偵ではなく、「こんな先輩、同回生が身近にいればなぁ」と思わせてくれる人物造形は見事です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (鮎川哲也と十三の謎)より
4488023142
No.76
(5pt)

過剰な奇を衒わない、しかし骨太で真摯な有栖川先生のデビュー作

初めて読んだ時の感想です。

散りばめられた根拠から徐々に真実に辿りつくロジックも、登場人物達も一言で表すなら「透明感」を感じる真摯な作品でした。

今の時代から見れば古い部分や冗長と感じる部分もあるかも知れませんが、それを補って余りある魅力が本作にはあります。

また、探偵役江神と後輩達(英都大学推理小説研究会)が織りなす人間模様はシリーズを通し青春小説としても楽しめます。
破茶滅茶な奇人探偵ではなく、「こんな先輩、同回生が身近にいればなぁ」と思わせてくれる人物造形は見事です。
月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)より
448841401X

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