ハーモニー

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長編
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あらすじ

2010年12月08日 ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ベストセラー『虐殺器官』の著者による“最後”のオリジナル作品。21世紀後半、〈大災禍〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、人類は見せかけの優しさと倫理が支配する“ユートピア”を築いていた。そんな社会に抵抗するため、3人の少女は餓死することを選択した……。 それから13年後。死ねなかった少女・霧慧トァンは、医療社会に襲いかかった未曾有の危機に、ただひとり死んだはずだった友人の影を見る――『虐殺器官』の著者が描く、ユートピアの臨界点。日本SF大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

ハーモニーの評価:

9.00/10点 レビュー 1件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点9.00pt

ハーモニーの総合評価:

8.33/10点 レビュー 254件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.253
(5pt)

ハーモニーとは

日本が誇るSF長編です。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.252
(5pt)

ハーモニーとは

日本が誇るSF長編です。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.251
(5pt)

重いテーマを扱いながら、エンタメとしても極上

すごい小説を読んだな、というのが率直な感想。「人間と何か」を考えさせる、重いテーマを扱いながら、エンタテイメントとしても極上。同著者の「虐殺器官」も面白かったが、個人的にはそれ以上に衝撃的だった。日本を代表するSFのひとつだろう。
ホワイト社会を突き詰めたような、息苦しいほどに調和した社会で突然発生した集団自殺をめぐり、その謎と背景を解明していく。ディストピアSFであろうが、SFミステリの要素もあり、物語に引き込まれる。現代はホワイト社会化が進んでいるが、これを予言するような作品だと感じた。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.250
(5pt)

重いテーマを扱いながら、エンタメとしても極上

すごい小説を読んだな、というのが率直な感想。「人間と何か」を考えさせる、重いテーマを扱いながら、エンタテイメントとしても極上。同著者の「虐殺器官」も面白かったが、個人的にはそれ以上に衝撃的だった。日本を代表するSFのひとつだろう。
ホワイト社会を突き詰めたような、息苦しいほどに調和した社会で突然発生した集団自殺をめぐり、その謎と背景を解明していく。ディストピアSFであろうが、SFミステリの要素もあり、物語に引き込まれる。現代はホワイト社会化が進んでいるが、これを予言するような作品だと感じた。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.249
(5pt)

先に虐殺器官を読んだ方が吉

虐殺器官を含むネタバレ有の評なので、未読の方は注意。

表題の通り世界観としては虐殺器官の後年を描いた作品。
テーマや内容としても虐殺器官で語られていた内容を更に推し進め、
突き詰めた内容になっている為、先に虐殺器官を読んでいた方が判りやすい。

虐殺器官のラストに於いて、あっちの主人公が引き起こした現象が世界を荒廃かつ一変させ、
また人類に生得的に備わった危険な性質が世界中に暴露されてしまった。

その事実への怖れは他者の生き方からメンタルの有り様、考え方まで極端に監視し管理する。
虐殺器官で危惧されていた管理社会への懐疑や嫌悪、それをより突き詰めた代物になっている。
しかもそれはもう社会に根付いて、切除不可能なレベルで浸透しているという世界観。

この本では善意や思いやりで押しつぶすみたいな書き方をしているが、
個人的には此処は少しずれてると思う。そういう人もゼロじゃないけど多数派ではたぶんない。
正しさの名の元に、他者に物申す行為そのものが脳への報酬足りえるので、其処に善意はいらない。

正義マンや不倫炎上など、またはホワイト社会などと形容される流れがそれに相当する。
書かれた時期から、タバコに対する社会の扱いに対してが、
たぶん本書を書く切っ掛けの一つかもなと思ったりもする。

まあ何にせよ、正しい事以外は許容せず排斥し、自由が失われていく社会の果てとして、
心身ともに健康であらねばならない社会が到来し、その究極は思い悩む自我そのものが不要。
我思うゆえに我あり、の我の喪失こそが行きつく先だよなあというのが本書のラスト。

何処までが本当の自分だ? という前作の葛藤は少し古いなとか思っていたが、
やはりここら辺まで判った上で書いてたんだなと本書を読んで納得した。

人間より優れたAIが人間の仕事を根こそぎ奪う時代に於いて、人間はどうすればいいの?
という問いに対して、ある人曰く、面白く間違う事が人間の仕事だと言っていた。

人間らしさとは究極間違う部分にこそあり、本書のタイトルのハーモニーに準じて言うなら、ノイズこそ人である。でもそれは正しくないのでこのままだと取り除かれて、無くなっていくんじゃないの? 正しくないものや間違いへの意識を少し変えた方がいいんじゃないの? みたいな作者の皮肉というか呟きが本書なのかなと。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X

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