(短編集)
疑惑
- 放火 (195)
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折原氏の短編集で、振り込め詐欺や放火事件から交換殺人などをモチーフに叙述系というよりは皮肉の効いたオチで読ませる作品が揃っている。ボーナストラックとして毛色の異なる作品も収録。 いずれも標準以上の出来でファンなら楽しめる一作と言える。 | ||||
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私が大ファンである、“叙述ミステリーの第1人者”“言葉の魔術師”折原一の44番目の単行本は、6つの短編と1つの掌編からなっている。短編の内4作品は、’00年から’03年までに中間小説誌に掲載されたものの収録、1作品が本書のための書き下ろし、1作品が<ボーナス・トラック>、1掌編が<スペシャル・エッセイ>と称する、折原氏が今ハマっている画家、石田黙(いしだもく)にかかわるものである。 以下に、その内容を紹介してみる。 「偶然」・・・オレオレ詐欺をテーマにして、ラストにひとひねりを加えた作品。 「疑惑」・・・夜な夜なこっそり二階から外へ出てゆく「ひきこもり」の息子が、今、世間を騒がしている連続放火犯? 「危険な乗客」・・・謎の連続猟奇殺人の犯人は、「わたし」か、夜行列車でたまたま隣りに乗り合わせた女か?列車の進行にあわせて謎は深まる。 「交換殺人計画」・・・遺産を狙って父親の殺人を企てる息子。自分に容疑がかからないように交換殺人を計画するが、その裏にあったものは・・・。 「津村泰造の優雅な生活」・・・家をリフォームして快適な生活を送る津村老人には人知れぬ悩みと秘密があった。 「黙の家」・・・幻の画家の家を訪ねた女のホラー・サスペンス 「石田黙への旅」・・・折原一の、石田黙をめぐる特別エッセイ 本書は、最後のエッセイを除いて、ファンにとっては、いずれもひねりのきいた“折原ワールド”を堪能することができる短編集である。 | ||||
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