湖・毒・夢
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夏樹静子の三十二冊目の短編集。単行本初刊は1988年。本作品集刊行前には長編『雲から贈る死』が、後には長編『そして誰かいなくなった』が刊行されている。 【収録作品】 「歯」 菜保子の父・加瀬が、蔵王へ一人旅に出かけたまま、失踪した。警察へ捜索願を出して、しばらくしてから、秋田県の山中で発見された身元不明の白骨死体が、加瀬の身長や年齢と類似しているとの連絡を受ける。加瀬が受診していた歯科医院のカルテと照合した結果、本人ではないと判断された。菜保子は、蔵王の前に加瀬が訪っていた由布院へ、父の旅路をたどるために向かった。 「毒」 渋谷の道玄坂にあるラブホテルで、バーホステスが毒死した。ホテルに用意してあったジュースの壜の中に農薬が仕込まれていたのだった。警察は、無差別殺人の線と、計画的犯行の線と両面で捜査し、後者に関しては、被害者と同衾していた大蔵が、連日、任意同行による取調べを受けたが、大蔵は犯行を否認。とそこへ、捜査本部へ武下という男が現れ、彼は事件現場となった部屋を、被害者と大蔵の前に使用していたことを告げ、さらには彼も部屋にあった毒入りジュースに口を付けたことをほのめかして……。 「夢」 会社社長である夫の権藤に毎日のようにいびられている美也子。権藤の愛人で、妊娠したのを理由に、権藤に自分が有利な遺言書を認めさせたナツミ。この二人が会したあとに、権藤が自宅の階段から転落して頭を強打して死亡した……。現場に所持品が残っていたナツミに強く嫌疑がかかるが、アリバイのある美也子の供述はそれを否定するものだった。 「犬」 独り暮らしの老人が、飼い犬とともに絞殺死体となって発見される。死体が発見された状況や被害者が空腹状態だったことから、死亡推定時刻が大きく幅を持って結論され、さらに時刻を絞り込むため、一緒に殺された犬も解剖されることになった。 「湖」 奥多摩の山中にある湖に、多くの釣り人を前にして、小型車がバックで転落、入水沈没した。車中で溺死した男は、直前に妻以外の女とモーテルを利用していた。その女には、事件発生時、奥多摩から遠く離れた千葉の外房にいたというアリバイが。 | ||||
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