(短編集)

精神分析殺人事件

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種別
短編集
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あらすじ

2004年10月31日 精神分析殺人事件 (ワンツーポケットノベルス)

魚住と山下の両刑事は小学校教師の中原みどり殺害事件の聞込み捜査で、被害者の元同僚だった井川英一を訪ねた帰り、バッタやキリギリスの羽や首をバラバラにして、穴に葬っている児童に出会った。二人を送ってきた心理学の講師である井川は、その児童は殺されたみどりの勤めていた小学校の生徒だと教えた。そして彼は一見無意味に思える行動にも精神的原因があり、この子にも精神的葛藤がある筈だという。その話を聞いた魚住はミドリ色の虫と中原みどりという共通項に気づき、二人の関係を調べることにした…。(「BOOK」データベースより)

評判

精神分析殺人事件の評価:

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精神分析殺人事件の総合評価:

9.33/10点 レビュー 6件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(5pt)

犯罪心理をテーマにした一級品の短編

古い本の整理をしていたら本書が出てきて、内容が少し気になったので読み始めると
最後まで一気に読んでしまった。読みやすい文体とその面白さに引きつけられたのだ。

昭和46年から47年にかけて小説誌に掲載された五編を収録した短篇集だが、何れも
精神の病理研究をテーマにしている。「精神分析」「催眠術」「精神分裂」「麻薬分析」
「児童心理」の各殺人事件を、精神医学・心理学・犯罪学の観点から事件解決に導く
筋書きである。ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスものや、江戸川乱歩の『心理試験』
など、犯罪者の心理に事件の鍵を置く小説は珍しくないが、本書の五編は練られた
プロットと作者の心理研究が活かされており、作風の暗さと合わさって、面白かった。

表題の『精神分析殺人事件』には虫をとらえて残酷な遊びに熱中する孤独な少年を
描いているが、これは作者の自画像らしい。長編『真昼の誘拐』にも同様の児童が
登場する。『催眠術殺人事件』は催眠術を利用して殺人を代行させるという、仰天の
トリックが用いられるのだが、現実に可能なのか気になる。『精神分析殺人事件』は
精神異常を装って罪をまぬがれる完全犯罪を企図し、それに成功した男が入院した
病院で地獄をみるという皮肉な作品である。精神医療の現場への告発ともいえよう。
精神分析殺人事件 (ワンツーポケットノベルス) Amazon書評・レビュー: 精神分析殺人事件 (ワンツーポケットノベルス)より
4901579681
No.5
(5pt)

犯罪心理をテーマにした一級品の短編

古い本の整理をしていたら本書が出てきて、内容が少し気になったので読み始めると
最後まで一気に読んでしまった。読みやすい文体とその面白さに引きつけられたのだ。

昭和46年から47年にかけて小説誌に掲載された五編を収録した短篇集だが、何れも
精神の病理研究をテーマにしている。「精神分析」「催眠術」「精神分裂」「麻薬分析」
「児童心理」の各殺人事件を、精神医学・心理学・犯罪学の観点から事件解決に導く
筋書きである。ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスものや、江戸川乱歩の『心理試験』
など、犯罪者の心理に事件の鍵を置く小説は珍しくないが、本書の五編は練られた
プロットと作者の心理研究が活かされており、作風の暗さと合わさって、面白かった。

表題の『精神分析殺人事件』には虫をとらえて残酷な遊びに熱中する孤独な少年を
描いているが、これは作者の自画像らしい。長編『真昼の誘拐』にも同様の児童が
登場する。『催眠術殺人事件』は催眠術を利用して殺人を代行させるという、仰天の
トリックが用いられるのだが、現実に可能なのか気になる。『精神分析殺人事件』は
精神異常を装って罪をまぬがれる完全犯罪を企図し、それに成功した男が入院した
病院で地獄をみるという皮肉な作品である。精神医療の現場への告発ともいえよう。
精神分析殺人事件 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 精神分析殺人事件 (カッパ・ノベルス)より
4334022219
No.4
(5pt)

犯罪心理をテーマにした一級品の短編

古い本の整理をしていたら本書が出てきて、内容が少し気になったので読み始めると
最後まで一気に読んでしまった。読みやすい文体とその面白さに引きつけられたのだ。

昭和46年から47年にかけて小説誌に掲載された五編を収録した短篇集だが、何れも
精神の病理研究をテーマにしている。「精神分析」「催眠術」「精神分裂」「麻薬分析」
「児童心理」の各殺人事件を、精神医学・心理学・犯罪学の観点から事件解決に導く
筋書きである。ヴァン・ダインのファイロ・ヴァンスものや、江戸川乱歩の『心理試験』
など、犯罪者の心理に事件の鍵を置く小説は珍しくないが、本書の五編は練られた
プロットと作者の心理研究が活かされており、作風の暗さと合わさって、面白かった。

表題の『精神分析殺人事件』には虫をとらえて残酷な遊びに熱中する孤独な少年を
描いているが、これは作者の自画像らしい。長編『真昼の誘拐』にも同様の児童が
登場する。『催眠術殺人事件』は催眠術を利用して殺人を代行させるという、仰天の
トリックが用いられるのだが、現実に可能なのか気になる。『精神分析殺人事件』は
精神異常を装って罪をまぬがれる完全犯罪を企図し、それに成功した男が入院した
病院で地獄をみるという皮肉な作品である。精神医療の現場への告発ともいえよう。
精神分析殺人事件 (角川文庫 緑 365-27) Amazon書評・レビュー: 精神分析殺人事件 (角川文庫 緑 365-27)より
4041365279
No.3
(3pt)

ただの推理小説に過ぎない

タイトルに惹かれて買いました。
構成も良いし、読み易いけど、深みが無い様に感じます。
ミステリーって感じだけど、深く考えはさせられない。
精神分析殺人事件 (青樹社文庫) Amazon書評・レビュー: 精神分析殺人事件 (青樹社文庫)より
4791309693
No.2
(3pt)

ただの推理小説に過ぎない

タイトルに惹かれて買いました。
構成も良いし、読み易いけど、深みが無い様に感じます。
ミステリーって感じだけど、深く考えはさせられない。
精神分析殺人事件 (広済堂文庫) Amazon書評・レビュー: 精神分析殺人事件 (広済堂文庫)より
4331607895

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