ドッグ・イート・ドッグ
- 放火 (195)
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某大手古本チェーン店の¥100コーナーにあるので都内の方はわざわざ高い金を出さなくても手に入れ易い本だと思います。 | ||||
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クライム・ノヴェル。毛糸の帽子(?)を深めにかぶり、拳銃を両手で握り締め(勿論人差し指は人を指してはおらず、引鉄を絞り込んでいる最中である)、こちらを狙っている男が表紙。本屋でこの本を見つけた時、後ろから、「さぁ、この本を持ってレジまで行くんだ。後ろは絶対見るな!サイフはレジの前で出せ。さぁ、歩け!このクソ野郎!」と言われた気がして購入。中身も、これほど表紙にマッチした内容があるかっていう位、ヒドい展開の多さに目を覆わんばかり。現代小説は、ある程度現実の社会をモチーフにしている事が多い為、この本に書かれている内容が、特異な例であれ、アメリカ社会の底辺で渦巻いている問題の一つだとしたら、もう怖くてL.Aなんかには行く気しなくなるよ絶対。マーロウが酔客と友情を育んだ町じゃなくなったんだねってことが、この本を見るとわかる。娯楽小説なので読みやすく、悪い奴が悪い奴からコカインを盗み出そうってストーリーなんだけど、この後味の悪さはまるでフィクションと言えない所が悲しい。拳銃容認社会の悪癖がいやって程書かれている。三振アウト法については、この話を読むと是非について考えが変わるかもしれないのでご一読オススメする。また、「更正できた?例」も知りたい場合は、以下を併読すると良い感じです。まだ救われるよな。 シェイマス・スミス「名無しのヒル 」 アンディ・マクナブ「SAS戦闘員」 | ||||
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ノワールの王道を行くような作品。 刑務所を出た途端に次の仕事にかかり始める主人公とムショ仲間たち。一見更生したかに見えるのに、ダチの誘いに攻し切れず簡単に家族に背を向けてしまう"ビッグ・ディーゼル"は、いかにもリアルな犯罪者といった風貌だ。仲間なのに何をやらかすかわからないサイコ野郎の"マッド・ドッグ"も、こうしたチームには欠かせない危険な存在。こんな連中と一ヤマ踏まなくてはならない。 それだけでドラマなんて十分出来上がってしまう、と言わんばかりにスタンダードかつ王道をゆく重厚な犯罪小説である。スタンダードだから奇を衒わぬ地味目な展開ではあるけれど、よくある仲間同士の裏切り、突発事件による予想外の結末等々、ただのリアリティというだけでは済まされない、物語性豊かな語りがここには確かにあるように思う。 男たちの哀歓。運命の非情。過酷な生活と安っぽい命の値段。甘さを排した骨太のストーリー展開の向こうに、作者の無言のたたずまいが浮かんでくる。ピュア・ハードボイルドとはこういう作品のことを言うんだ。 | ||||
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