ドクターM殺人事件
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雪の山荘もので、犯人が二人、と指定されているのが本作の眼目です。とはいっても、本作の主題はトリックどうこうよりも、 5人中、自分以外の4人のうちの2人が犯人もかもしれない、 という心理描写にあるようです。一人減り、二人減りして行くうちに、高まって行く疑惑、 そのあたりの脅え方や疑心暗鬼の描写は、さすがに上手いです。とはいえ、本作の構成は本格ミステリのそれではなく、 やはりサイコホラーよりのサスペンスにあるといえるでしょう。ミステリ的にいえば、 あまりにも不自然なラストの犯人の独白など、 カタルシスという感じはあまりなかったです。 | ||||
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朝比奈耕作、氷室想介といった吉村ワールドの人気キャラが出てくるものではなく、著者自身の分類によれば『マインドミステリー』というジャンルに入る作品です。壊れた人物が主人公の場合、掟破りもままあり、の作者ですが、今回のドクターM殺人事件は、とてもロジカルな仕上り。細かな伏線、二重写しの描写などが絡み合い、最後のどんでん返しへと突入します。しかし、最後には、犯人もまた裏切られるという内容は、さすが、といえます。 普段、吉村達也を読まない人にも気軽に読める一冊だと思います(文章の読みやすさ、読み手のリズムを考慮した文章運びでは卓越した作者ですから)。ただ、独特の設定は読み慣れていないと、取っつきにくさがあるかもしれませんが。 | ||||
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