コンピュータの熱い罠

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種別
長編
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あらすじ

2001年03月15日 コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)

相性診断によって男女を引き合わせるコンピュータ結婚相談所。オペレータの夏村絵里子は、恋人の名前を登録者リストに見つけて愕然とする。「何かがおかしい」彼のデータを見直し、不審を抱いた絵里子を、正体不明の悪意が捕らえる。相次いで身辺で起きる殺人事件は、増殖する恐怖の始まりでしかなかった。(「BOOK」データベースより)

評判

コンピュータの熱い罠の評価:

7.00/10点 レビュー 2件。 B ランク

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コンピュータの熱い罠の総合評価:

7.50/10点 レビュー 12件。

感想一覧

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No.1
(8pt)

コンピュータの熱い罠の感想

夏村絵里子は結婚相談所エム・システムのシステムオペレーター。
絵里子はデータの入力中、交際相手である市丸輝雄がエム・システムに登録したことを知った。
腹立たしい中、土肥綾子という中年女性が会員データを見せてほしいと頼み込んできた。
綾子は兄の西浦勇がエム・システム経由で結婚した“勢津子”に殺されたと主張してきた。
綾子いわく兄は新婚旅行先のフィリピンで溺れ死んだ。
“勢津子”は兄との思い出の地フィリピンへもう一度行くと言ったきり戻って来ず行方不明。
綾子は“勢津子”のデータを見せてほしいと頼むが、絵里子は断った。
翌日新聞を読むと、何と綾子は殺されていた。
絵里子は心中複雑ながらも、輝雄になぜ会員登録したのか尋ねた。
すると輝雄は悪びれた様子もなく、単にサクラ要員として独身社員全員が入会させられたと言ってきた。
輝雄いわく特段審査などなく、簡易なアンケートのようなものに答えただけだった。
しかし、絵里子が後日データを見ると、輝雄が答えたとは思えない個人データが登録されていた。
データが勝手に増強されていた。
システム上でいったい何が起こっているのか―・・・

1980年代後半に執筆されたため、フロッピーやカプラーといった古い箇所もあります。
しかし、この著書で記されている情報化社会への警鐘は、現実に大きな問題となっています。
正直登場人物が少ないため、犯人の予想はつきます。
ハイテク・ミステリですが、コンピュータの暴走や意思といったSFではありません。
あくまで情報化社会が今後抱えていくだろう問題をベースにしたミステリです。
そのため、殺人事件の恐さより、情報化社会の恐さがよく出ています。
本人の意図しないうちに別々で登録したデータが一か所に集積され、個人情報が埋められていく恐さ。
そしてそれに気づかないうちに関わっている恐さ。
その先見の明はさすが岡嶋二人氏です。
ハイテク・ミステリでもコンピュータに関して説明ぽくなく、グングン読めます。
ただ、メインが情報化社会への警鐘のためか、犯人の人物像や背景描写はあまりありません。
また、同じハイテク・ミステリならば『99%の誘拐』『クラインの壺』の方が上かなと思います。

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あんみつ
QVSFG7MB

Amazonレビュー

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No.10
(4pt)

昭和・80年代の空気

すごく面白い2時間サスペンス、という感じです(私的にはすごく好き)。
パソコンに入る際にはIDとパスワードが必要です…と今なら当たり前のことがものすごく珍しいこととされる時代のお話。
それを感じるのもまた良きかなと思いました。
岡島二人さんは何を読んでもほぼほぼ面白い。ハズレがない(好みに合う合わないはあるかもだけど)

しかし私は最後に言いたい。
輝夫は許せない。
(ネタバレっぽくてごめんなさい)
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347
No.9
(4pt)

昭和・80年代の空気

すごく面白い2時間サスペンス、という感じです(私的にはすごく好き)。
パソコンに入る際にはIDとパスワードが必要です…と今なら当たり前のことがものすごく珍しいこととされる時代のお話。
それを感じるのもまた良きかなと思いました。
岡島二人さんは何を読んでもほぼほぼ面白い。ハズレがない(好みに合う合わないはあるかもだけど)

しかし私は最後に言いたい。
輝夫は許せない。
(ネタバレっぽくてごめんなさい)
コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス)より
4334026524
No.8
(5pt)

本書で警鐘された状況を遥かに超えてしまったが

コンピュータのネットワークデータベースを題材にしていることから分かるように岡嶋二人の作品としては井上氏色の濃い一編。一応殺人事件が絡んでくるが本格ミステリーというよりはサスペンス色の濃い作品だ。
80年代中期に発表された作品だが、インターネットなどという概念すら一般には知られていなかった時代としてはその先見性に脱帽せざるを得ない。本書では会社間だけのネットワーク化による情報悪用が扱われているが、現在全ての社会がネットワーク化され本書で描かれている危険性は遥かに凌駕してしまった。殺人事件の真相が最初の大きいテーマからするとやや尻つぼみな感がしないでもないが、最後まで緊張感が途切れることなく読ませてしまう毎度の岡嶋氏の手腕には脱帽である。
コンピュータの熱い罠 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: コンピュータの熱い罠 (光文社文庫)より
433471093X
No.7
(5pt)

本書で警鐘された状況を遥かに超えてしまったが

コンピュータのネットワークデータベースを題材にしていることから分かるように岡嶋二人の作品としては井上氏色の濃い一編。一応殺人事件が絡んでくるが本格ミステリーというよりはサスペンス色の濃い作品だ。
80年代中期に発表された作品だが、インターネットなどという概念すら一般には知られていなかった時代としてはその先見性に脱帽せざるを得ない。本書では会社間だけのネットワーク化による情報悪用が扱われているが、現在全ての社会がネットワーク化され本書で描かれている危険性は遥かに凌駕してしまった。殺人事件の真相が最初の大きいテーマからするとやや尻つぼみな感がしないでもないが、最後まで緊張感が途切れることなく読ませてしまう毎度の岡嶋氏の手腕には脱帽である。
コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: コンピュータの熱い罠 (カッパ・ノベルス)より
4334026524
No.6
(5pt)

本書で警鐘された状況を遥かに超えてしまったが

コンピュータのネットワークデータベースを題材にしていることから分かるように岡嶋二人の作品としては井上氏色の濃い一編。一応殺人事件が絡んでくるが本格ミステリーというよりはサスペンス色の濃い作品だ。
80年代中期に発表された作品だが、インターネットなどという概念すら一般には知られていなかった時代としてはその先見性に脱帽せざるを得ない。本書では会社間だけのネットワーク化による情報悪用が扱われているが、現在全ての社会がネットワーク化され本書で描かれている危険性は遥かに凌駕してしまった。殺人事件の真相が最初の大きいテーマからするとやや尻つぼみな感がしないでもないが、最後まで緊張感が途切れることなく読ませてしまう毎度の岡嶋氏の手腕には脱帽である。
コンピュータの熱い罠 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: コンピュータの熱い罠 (講談社文庫)より
4062731347

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