生徒会探偵キリカ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
生徒会探偵キリカの評価:
5.00/10点 レビュー 1件。 D ランク
生徒会探偵キリカの総合評価:
7.76/10点 レビュー 29件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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などと並ぶ、講談社ラノベ文庫のローンチタイトルのひとつ。
牧村ひかげが、小中高と違う附属校に通ったできの良い姉と、その姉と比較する
両親から逃れるために奨学生として入学可能かつ寮がある学校という基準だけで
選んだ進学先は生徒総数8,000名の中高一貫校白樹台学園高等部への編入だった。
中高一貫校のため、学習内容のキャッチアップに苦心する中、担任から無理矢理
同じクラスの聖橋キリカへ選択授業の登録や進路希望の用紙を届け、書かせるよう
命じられ、不本意ながら彼女が会計を務める生徒会室を訪れたことがきっかけで、
生徒会庶務という事実上キリカの世話係をする羽目になるが、彼女は8億円ものの
生徒会予算を独りで寸分違わず割り当てるのみならず、前金\1,500、後金\1,800
で学校で発生したトラブルを解決に導く探偵でもあった――が序盤のストーリー。
最初に描かれる、ひかげがバスケットボール部の部費を盗んだ疑いが掛けられる
エピソードを通じ、これがどんな物語なのかというチュートリアルを兼ねており、
更に二番目の事件である音楽科で発生した二十二万円の余剰金の謎では、調査
して分かった真実をそのまま突き付けるのではなく、ベストな着地点を見つけ
出すひかげの『詐欺師』としての描写を入れることで、物語に厚みを持たせて
いることが分かる。
また、複数のボケに独りがツッコむという集団コントのような会話の連続そして
次々と巻き込まれたり持ち込まれたりする『事件』の経緯と解決が小気味よく
展開されている。
ちなみに『おかねのきもち』は実在の絵本である。
そしてキリカを歪んだ愛情で溺愛する父親の姿を通じて作者は、稼ぐ金額の
多さこそ正義であるという資本主義の論理を家庭に持ち込むとモラハラになると
いう教訓として描いたのだろうか。
だがその一方で、終盤の解決策はどんなに『それ』のエキスパートであったと
しても現実味のない荒唐無稽な展開であるのは、キリカと似た趣味を嗜むものと
しては少々いただけないと思ってしまったのは、ターゲット層から乖離している
からなのか。また、キリカが二つの腕章を首に巻いているのは、『飼い犬』で
あることのメタファーなのだろうか。