(短編集)
書物狩人
- 書物狩人シリーズ (3)
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学生時代に一度読んで以来ずっと内容が心に残っていた1冊。久方ぶりに読み返してやはり良いものだと思いました。 | ||||
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全四話,どの話も五つのパートで構成されていて,事の起こりから問題の書物の入手, そしてそこに隠された秘密が語られる終盤に,主人公の美意識が覗く選択や意趣返しと, 変則的な話もありましたが流れによどみがなく,交えられる史実にも違和感がありません. また,『書物狩人』の説明については最低限に,あとは物語の中で自然に伝えられていき, それは職業のようですが,「命よりも本のほうが」という彼の言葉からは生き方のようにも. 一方,軸は書物が抱える深い歴史や,翻弄される人間たちに置かれているのでしょうが, 依頼を受けてから書物の入手までが,どの話もいささかスムーズに進みすぎるように映り, もう少しそこまでの攻防であったり,主人公が追い込まれる姿も見てみたかったところです. | ||||
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最近気になっていることに、書籍そのものを巡る物語が、特に日本でヒットしているなと言うこと。それも2系統あって、SFファンタジー系と蘊蓄系。前者 は「戦う司書(山形石雄)」(人間が死ぬと、その魂は『本』になる」という世界を舞台にした作品)と「図書館戦争(有川浩)」(不適切とされたあらゆる創 作物は、その執行機関である良化特務機関による取り締まりを受けることとなるという世界を舞台にした作品)に代表されます。どちらもアニメ化映画化されて ますのでラノベファン以外にも御馴染なのでは。 そして後者はメガネ巨乳の栞子さまでおなじみの「ビブリア古書堂の事件手帖(三上延)」、そして本書「書物狩人」シリーズです。これらは書物特に古書に 関する蘊蓄=エピソードが中心で、それにまつわる事件を、「ビブリア」ではサザエさん的ご近所での物語として、「書物狩人」ではゴルゴ13的に世界を股に かけて繰り広げるといった趣向です。 「書物狩人」では主流の歴史からスピンアウトしてしまった事件に光を当てて、古書がその謎を解くカギとなっているといった設定になった「歴史ミステ リー」的側面を併せ持っています。その事件の質によっては一冊の書物が一国を、企業をも滅ぼしかねない影響力を有し、それを巡る書物狩人の活躍を描く小説 となります。本書におさめられているのは短編4作です。 ○教科書に準拠して ケネディ暗殺の秘密を秘めた歴史の教科書物語。真の狙撃者は勿論オズ割る度でなく、今まさに息を引き取ろうとしている浦世界のボス。彼が書物狩人に接触する目的は・・・。この話だけはベタ過ぎて今イチでした。 ○神々は争う 闇に葬られた聖書の第五福音書、これが世に出るとバチカンの面目丸潰れなので、あせった枢機卿が書物狩人に相談を持ちかけます。 ○Nの悲喜劇 読書下であったナポレオンが最後に読んだ本には、彼のの毛髪がはさまれていました。この本と彼の毛髪を巡る謎に書物狩人が絡んできます。 ○実用的な古書 中国の古書がイギリスで発見されますが、これには中国の国益を左右する新事実が記載されています。戦後帝国中野学校の暗躍と、日中台湾の思惑を交えた虚偽の彩に書物狩人が介入します。 書物狩人の活躍する舞台は世界中に広がり、扱う本はいかにも秘本らしいのがぞろぞろ出てきて、道具立ては凄いのですが、トリックがちゃっちいのが御愛嬌です。世界秘史とその虚偽の蘊蓄を単純に楽しんでください。塩味は好きです。 | ||||
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2016年、小説の部の初読了本は……これ! 歴史的大事件の秘密に関わり、現代政治をも揺るがしてしまう奇書珍本を追いかける『書籍狩人』シリーズ開幕編。 某ビブリア古書堂とも似たような印象ですが、書かれたのはこちらが先、書物のためなら何でもやるよという主人公の達観ぶりもこちらが上を行っているのであります。 いずれも架空の書籍を扱いながら、ひょっとするとそんな本もあったかも、というリアリティの匙加減が絶妙。 収録作中ではナポレオン毒殺説をダシにして意外な真相が待っている3話、日中スパイの化かしあいの4話の、ひと筋縄ではいかない展開がよくできています。 | ||||
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実際読むと漫画の原作のような気がしますが? 終話に近ずくと自分の思っていた結果と違うそこに魅かれて今、続刊を読んでいます。 | ||||
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