ピカルディの薔薇

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種別
長編
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あらすじ

2006年11月24日 ピカルディの薔薇

頑迷な男を襲う白昼夢。(「夕化粧」)人形作家の恐るべき新作。(「ピカルディの薔薇」)鳥を彩る伝説の真相。(「籠中花」)饒舌に語られる凄絶な食。(「フルーツ白玉」)稲生武太夫伝説への硬質なるオマージュ。(「夢三十夜」)未来を覗ける切符の対価(「甘い風」)猿渡の祖父が見た彼の幻の都。(「新京異聞」)江戸川乱歩、中井英夫の直系が紡ぐ、倦怠と残酷の悲喜劇。(「BOOK」データベースより)

評判

ピカルディの薔薇の評価:

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ピカルディの薔薇の総合評価:

9.14/10点 レビュー 7件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.7
(4pt)

面妖な読後感

著者は私より若いのであるが、私が学生時代に古本屋で買いあさっていた幻想文学の香りがする文章を紡ぐ。「伯爵」の存在も豆腐料理巡りも本作では放擲気味で、最終舞台は昭和15年の満州となり、ますます古色を深める。読む端からストーリーは忘却の彼方に消え、人にあらすじを伝えることすら能わぬが、なにやらヌラヌラとした陽炎めいた余韻が残る、そんな本であった。「11」をジャケ買いするまでまったく未知の著者であったがこの2日で3冊読み、あと2冊が配送途中である。取り憑かれたのやもしれぬ。
ピカルディの薔薇 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)より
4480429492
No.6
(4pt)

面妖な読後感

著者は私より若いのであるが、私が学生時代に古本屋で買いあさっていた幻想文学の香りがする文章を紡ぐ。「伯爵」の存在も豆腐料理巡りも本作では放擲気味で、最終舞台は昭和15年の満州となり、ますます古色を深める。読む端からストーリーは忘却の彼方に消え、人にあらすじを伝えることすら能わぬが、なにやらヌラヌラとした陽炎めいた余韻が残る、そんな本であった。「11」をジャケ買いするまでまったく未知の著者であったがこの2日で3冊読み、あと2冊が配送途中である。取り憑かれたのやもしれぬ。
ピカルディの薔薇 Amazon書評・レビュー: ピカルディの薔薇より
4087748316
No.5
(4pt)

面白かった!

面白かったっす。津原さんの文章は非常に美しく、まさに職人といった感じ。
ただ、あまり伯爵が出てこなかったのが残念(作者いわく、同じような話ばかり書くのは疲れる)。奄美諸島のお話が好きかな。伯爵出てくるし。
ピカルディの薔薇 Amazon書評・レビュー: ピカルディの薔薇より
4087748316
No.4
(4pt)

面白かった!

面白かったっす。津原さんの文章は非常に美しく、まさに職人といった感じ。
ただ、あまり伯爵が出てこなかったのが残念(作者いわく、同じような話ばかり書くのは疲れる)。奄美諸島のお話が好きかな。伯爵出てくるし。
ピカルディの薔薇 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)より
4480429492
No.3
(5pt)

内側に入り込んでくる

“「蘆屋家の崩壊」の続編”、“作家になった猿渡が・・・”といった惹句から、前作「蘆屋家・・・」に拍車をかけた代物になっているのかと思いきや。
前作での、主人公と相方との掛け合いやさらっと挿入される嗜好品話は本作では抑えられている。お話の上手な作家という印象があったが、本作ではさらに物語ることへ力が注がれているように思う。

前作のレビューで「主人公の身体や心にある何かが外側に飛び出してきたのでないか。」と書いたが、本作ではそういった面は見られない。というか、意識的に抑えている/構成していると感じられる。が、時折抑えきれずに出かかってくる主人公(≒作者)の内側が、ただの良質の短編に終わらせていない。

読み合えた直後は「ん?」と思った作品が読後しばらくたって、じわじわと心に寄ってくる。何が気にかかるのかはよくわからず、宙に浮いたような気分でその作品が心に残る。前作が面白かったという理由だけで読んだが、こんなに自分の内側に入り込んでくるとは思わなかった。よい作家と巡り合った。
ピカルディの薔薇 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)より
4480429492

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