逆転世界

登録されているタグ

※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

3.83pt (5max) / 23件

楽天平均点

4.67pt (5max) / 3件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

0pt

サイト内ランク[]
ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

70.00pt

ミステリ→

91.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
2,003回
お気に入りにされた回数
0
読書済み登録回数
1
このページのURL

あらすじ

1996年04月30日 逆転世界 (創元SF文庫)

「地球市」と呼ばれるその世界は、全長1500フィート、七層から成る要塞のごとき都市だった。しかも年に36.5マイルずつレール上を進む可動式都市である。そんな閉鎖空間に生まれ育った主人公ヘルワードは、成人を迎えた日に初めて都市の外へ出ることを許された。だがそこで彼が見たのは…月も太陽もいびつに歪んだ異常な光景だった。英国SF協会賞に輝く、鬼才の最高傑作。(「BOOK」データベースより)

評判

逆転世界の評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

逆転世界の総合評価:

7.63/10点 レビュー 24件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.23
(5pt)

ファンタジー? SF? 寓話? 解釈に悩む奇想小説

クライマックスの説明と描写の中途半端さから、読者を選ぶ小説であることは間違いないと思いますが、そこに描かれた世界の特異さによって、ある意味SFの一つの極点に立った作品だと思います。
 一言で言ってしまうと、緻密に、重層的に語られる変な小説。でも、リアルなので読み易い。
 これに匹敵するような変な小説は、バラードの「燃える世界」とディレーニーの「ダールグレン」ぐらいしか思い出せません。
 ストーリーの大半は、移動する都市という閉鎖社会で育てられた青年がギルドの見習い員となって社会に出て、自分を取り巻いている世界の謎や不条理と対峙しながら成長していく話です。読者は主人公の目線で、細かく描写される社会人や家庭人としての日常生活を理解していきます。この移動する都市の描写が第一のポイントです。
 見習い期間の最後に上司の命令で旅に出た主人公は、その世界のとんでもない実態を知ることになります。この世界の驚異の描写が第二のポイント。
 旅から戻った主人公は、故郷の都市が危機に瀕していることを発見します。主人公達はこの先どうなるのか?なぜ、この世界はこうなっているのか?頁をめくる手が止まらなくなっていきます。
 世界についての大きな物語が語られる一方、主人公と新婚の妻の関係も描かれています。前半では立場の異なる主人公とその妻が、お互いの立場を理解しながら関係を構築していきますが、主人公が世界の驚異を実感する旅から戻った時、妻との関係も新しい段階に入ります。不条理な世界に振り回される主人公達。
 この後、一人前になった主人公は、自分が育った閉鎖社会を維持する立場で行動するようになりますが、社会を変革しようとする圧力が内外で高まって行きます。
 物語の終盤、世界の秘密が明かされますが、確かに多くの方が批判するように中途半端な説明です。解説に書かれているように、作者が描きたかったのは二つの共存する現実であって、二つの世界を成り立たせるための理由は、一応の便宜的なものに過ぎないのでしょう。
 では、作者が書きたいという共存する二つの現実とは?主人公達の閉鎖社会と外部の世界?主人公が認識する現実とそれ以外の現実?それに加えて、主人公の世界と主人公の妻の世界。というのもあるように思うのです。
 作品に登場する二人の女性、ヴィクトリアとエリザベス。この二人の名が、共に、英国女王の名であることが意味を持っているような気がするのですが。
 なお、本書については、読後、さまざまな評価や感想を読んだことが大変参考になりました。何の手引きもなく、自力で十分な理解をすることは困難な作品ではないでしょうか?
逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫) Amazon書評・レビュー: 逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫)より
B000J7DYKM
No.22
(5pt)

ファンタジー? SF? 寓話? 解釈に悩む奇想小説

クライマックスの説明と描写の中途半端さから、読者を選ぶ小説であることは間違いないと思いますが、そこに描かれた世界の特異さによって、ある意味SFの一つの極点に立った作品だと思います。
 一言で言ってしまうと、緻密に、重層的に語られる変な小説。でも、リアルなので読み易い。
 これに匹敵するような変な小説は、バラードの「燃える世界」とディレーニーの「ダールグレン」ぐらいしか思い出せません。
 ストーリーの大半は、移動する都市という閉鎖社会で育てられた青年がギルドの見習い員となって社会に出て、自分を取り巻いている世界の謎や不条理と対峙しながら成長していく話です。読者は主人公の目線で、細かく描写される社会人や家庭人としての日常生活を理解していきます。この移動する都市の描写が第一のポイントです。
 見習い期間の最後に上司の命令で旅に出た主人公は、その世界のとんでもない実態を知ることになります。この世界の驚異の描写が第二のポイント。
 旅から戻った主人公は、故郷の都市が危機に瀕していることを発見します。主人公達はこの先どうなるのか?なぜ、この世界はこうなっているのか?頁をめくる手が止まらなくなっていきます。
 世界についての大きな物語が語られる一方、主人公と新婚の妻の関係も描かれています。前半では立場の異なる主人公とその妻が、お互いの立場を理解しながら関係を構築していきますが、主人公が世界の驚異を実感する旅から戻った時、妻との関係も新しい段階に入ります。不条理な世界に振り回される主人公達。
 この後、一人前になった主人公は、自分が育った閉鎖社会を維持する立場で行動するようになりますが、社会を変革しようとする圧力が内外で高まって行きます。
 物語の終盤、世界の秘密が明かされますが、確かに多くの方が批判するように中途半端な説明です。解説に書かれているように、作者が描きたかったのは二つの共存する現実であって、二つの世界を成り立たせるための理由は、一応の便宜的なものに過ぎないのでしょう。
 では、作者が書きたいという共存する二つの現実とは?主人公達の閉鎖社会と外部の世界?主人公が認識する現実とそれ以外の現実?それに加えて、主人公の世界と主人公の妻の世界。というのもあるように思うのです。
 作品に登場する二人の女性、ヴィクトリアとエリザベス。この二人の名が、共に、英国女王の名であることが意味を持っているような気がするのですが。
 なお、本書については、読後、さまざまな評価や感想を読んだことが大変参考になりました。何の手引きもなく、自力で十分な理解をすることは困難な作品ではないでしょうか?
逆転世界 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 逆転世界 (創元SF文庫)より
4488655033
No.21
(4pt)

比類なきアイデアではあるが

作者の最高傑作かというと疑問です。
私はプリーストの作品はこれから入りました(タイトルとアートワークだけで)。
なんだこのアイデア!と熱読しましたが最後のネタばらしでハァ?となったクチです。
その時点での評価なら2点3点でしょう。
しかしその後、魔法、奇術師、双生児と読み進め、またこれに帰ってくるとしっくり来るし評価も上がる、そんな作品です。
SFにしっかりした科学考証を求める方、プリースト未読の方が最初の一冊にこれを選ぶことはオススメできないかな。
逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫) Amazon書評・レビュー: 逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫)より
B000J7DYKM
No.20
(4pt)

比類なきアイデアではあるが

作者の最高傑作かというと疑問です。
私はプリーストの作品はこれから入りました(タイトルとアートワークだけで)。
なんだこのアイデア!と熱読しましたが最後のネタばらしでハァ?となったクチです。
その時点での評価なら2点3点でしょう。
しかしその後、魔法、奇術師、双生児と読み進め、またこれに帰ってくるとしっくり来るし評価も上がる、そんな作品です。
SFにしっかりした科学考証を求める方、プリースト未読の方が最初の一冊にこれを選ぶことはオススメできないかな。
逆転世界 (創元SF文庫) Amazon書評・レビュー: 逆転世界 (創元SF文庫)より
4488655033
No.19
(3pt)

ほとばしるイマジネーションと冴えない論理

「地球市」はどことも知れぬ荒廃した世界を北に向かって進む。人々はその中で生き死んでいく。
軌道の上を進む「市」は世代宇宙船ならぬ世代機関車というべきか。
年に36・5マイル(50キロくらい)というスローペースなので、機関車と呼べるほどの疾走感は無いが。

半分あたりまで主人公の地味で陰鬱な生活描写が続く。異様な社会への興味で読まされるが、いささか退屈だ。中盤で物語は色合いを一気に変える。
なぜ北に進み続けるのか。止まるとどうなるのか。根源的な疑問の一部が明かされる。
主人公が任務で出かけた南(過去)には信じられない歪な世界が待ち受けていた。道中の描写には、目を見張るものがある。
どういう理由でこんな世界が?と期待が高まる。
ところが、最終章で明かされる真相が思い切り拍子抜けなのだ。何の説明にもなっていない。イメージの衝撃は凄いが、論理がお粗末すぎる。
逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫) Amazon書評・レビュー: 逆転世界 (1983年) (サンリオSF文庫)より
B000J7DYKM

その他、Amazon書評・レビューが 23件あります。
Amazon書評・レビューを見る