死者との対話

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種別
長編
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あらすじ

2003年09月19日 死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

発端は、図書館に届いた短篇コンクールの応募原稿だった。通りがかりの自動車修理工が溺死するのを主人公が傍観するという風変わりな内容の作品だったが、問題はその事故が実際に起きており、しかも原稿はその事故が報じられるよりも前に書かれていたことだ。すぐに第二の原稿が届き、やはり作品内容と同じ状況の交通事故が起きていることが判明した。ダルジールの命を受け、新米刑事ハットが捜査に着手した矢先、第三の原稿、そして殺人事件が!言葉遊び、語呂合わせ、綴り替えなど、巨匠がその知的趣味と騙しの美学を満載して贈る超大作。(「BOOK」データベースより)

評判

死者との対話の評価:

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死者との対話の総合評価:

7.33/10点 レビュー 3件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.3
(3pt)

謎の解決の放棄

ダルジール・シリーズの17作目。図書館の短篇小説コンクールに寄せられた応募作品のとおりに殺人が続くという、わくわくするような物語。綿密に練り上げられたプロットと意外な(そうでもないか)結末には、どれだけ時間をかけて構想したのだろうと感動させられる。しかし推理小説としては失敗だと思う。
 想像を超えた連続殺人犯の登場も、ダイアローグを続けるため無理につくり出されたように思える。しかし殺人が多すぎ、謎が長すぎるため、中だるみとストーリーの不明瞭化を招き、結末の衝撃を殺いでしまっている。
 末尾には、「ポケミス五十周年に寄せて」と題したヒル自身の一文を寄せられている。ここでヒルは、何度も読み返すことの出来るクライム・ストーリーを目指したと述べている。方向性はわかるし、『死者との対話』が結末を知ったのちに読み返す必要のある作品であることも確かだ。しかし600ページ近い分厚さとストーリーのくどさが、その試みを挫折させてしまう。
 本作に始まったことではないが、ヒルはもはやダルジールを活躍させるつもりはないらしい。そのことをはっきりと確認させられる一冊であった。
死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017387
No.2
(4pt)

衝撃的結末

終始言葉遊びの連続で、翻訳ではおもしろさが伝わりにくいだろう。原書を読むだけの英語力と西洋文学への造詣がないと理解不能の箇所も多い。でも、私の語学力では悲しいかな原書を読むのは無理である。しかし、そういう細部を抜きにすれば翻訳でも十分楽しめる秀作に仕上がっている。最後の死者の対話はかなり衝撃的結末かも。
死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017387
No.1
(4pt)

レジヒルが変わった

読者は本書がいままでのレジヒルの衒学趣味と英文学偏愛の延長線上にみえて、そうではないことに気づくと思う。謎解きと連続殺人犯が主題になるクライム・ノベルの側にせり出してきた感じだし、それだけアメリカや日本の読者を意識している。その分ダルジール・ファミリーのヨークシャー臭が薄まったのは残念。しかし原書が読めようが読めまいが、同時に発売されているDeath's Jest-Bookまで一気に読みすすみたくなるのは確か。これは名作『骨と沈黙』を乗り越えるための助走のはじまりなのかもしれない。
死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) Amazon書評・レビュー: 死者との対話―ダルジール警視シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017387

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