魔女の館
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
魔女の館の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
魔女の館の総合評価:
8.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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監禁ものは、拉致された人がどのようにそこから脱出するか、もしくは助けだされるかが見所だ。本書では、パットの妻アナベルとエヴェレットの娘ヴィーがその鍵を握ることになる。シャーロット・アームストロングの作品は、登場人物の行動によって発生する様々な出来事がストーリーを盛り上げていくのだが、ややもすると強引さがだけが目立ってしまうことがある。本書は、そういう不自然な印象を受けることなく、登場人物たちの行動を見守れるので、純粋にスリリングな作品世界を楽しむことができるだろう。
夫を案じるものの周囲から理解を得られないアナベル。パットとともに行方がわからなくなった父エヴェレットを案じるヴィー。何やら奸計を企むパットの若い後妻のセリアとその双子の兄のセシル。ひたすら保身に奔るドリンクウォーター学長。事件性を否定し捜査に気が入らないボウとマクラーレン警部補のコンビ。そして、パットを監禁し、近隣から魔女と恐れられるミセス・ブライド。
登場人物たちの自己主張のぶつかり合いが事件をさらにややこしくしていく。特に、アナベルの向こうっ気の強さともどかしい気持ちのないまぜな表現が巧み。亡き母の面影を負い常に上品であろうとするヴィーとの合わなさ加減が面白かったりする。
アームストロングの作品は、最後はまあるく収まる傾向にあるようで、本書も同様だ。ラストはハラハラドキドキの展開を見せてくれるし満足感は高いと思う。
ただ、パットがエヴェレットを追いかけようとしたその事の顛末や、思わせぶりなセリアとセシルの過去が判然としなかったり、本筋とは関係が少ない箇所での未消化な部分が見られる。ここはボウとマクラーレン警部補のちょっとしたサプライズに免じて許してあげよう。