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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数136

全136件 61~80 4/7ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.76: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アイネクライネナハトムジークの感想

ウインストン小野を主役とした、スピンオフの短編集という感じでしょうか?
脇役でもそれぞれに物語があって、お互いに影響を受け、また影響を与えて世の中が成り立っている。
まさか、ラウンドボーイまでとは、関心しました。

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)
No.75:
(8pt)

AX アックスの感想

大好きな殺し屋シリーズということで、本屋で見つけて飛びつきました。
今回の主人公「兜」は、もう「仕事」をやめて家族と幸せに暮らしたいと願う殺し屋で、
ストーリーも前作とは違って、殺し屋の仕事現場というより、仕事屋の表の顔を描いた作品といえるでしょう。
楽しめました。

AX アックス (角川文庫)
伊坂幸太郎AX アックス についてのレビュー
No.74: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

かがみの孤城の感想

予想外にファンタジー要素が強くて、ゲームを進めているような感覚でした。
学校や家庭の問題を抱えた子どもたち。制限時間がある中で、自分の現在、そして未来に向き合わなければいけません。
綺麗すぎて、やや期待を裏切られた感もあります。
でも、緊張なのか感動なのか体が震え、結局泣かされました。

かがみの孤城 上 (ポプラ文庫 つ 1-1)
辻村深月かがみの孤城 についてのレビュー
No.73: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

満願の感想

ずっと読みたかった本です。短編集だったのですね。
短編集は結末部にキレが必要で、単なる謎の解答では物足りなく感じます。
その点で、この本のインパクトは期待した割に強くなかったです。

満願 (新潮文庫)
米澤穂信満願 についてのレビュー
No.72:
(8pt)

ナオミとカナコの感想

犯罪を犯してしまった女性たちが、追い詰められていく様子にハラハラ。
犯罪者なのに、なんとか逃れられるように応援してしまします。

ナオミとカナコ
奥田英朗ナオミとカナコ についてのレビュー
No.71:
(8pt)

モダンタイムスの感想

余計な話が多く長すぎる感があるが、これも、「大事なことは、まとめてしまったら消えてしまう」ということなのかもしれない。
この本は読み終わって感じるのは、内容がどうというよりも、生きていくうえで考えさせられる事がたくさん詰まっていたということ。
社会のシステム、仕事の細分化、アリとコロニー、アドルフ・アイヒマンの話など、一度は目を通して今の自分と照らし合わせて欲しい。

モダンタイムス(上) 新装版 (講談社文庫)
伊坂幸太郎モダンタイムス についてのレビュー
No.70:
(7pt)

魔王の感想

面白かったのですが、なんだか物足りない幕引き。
きっと、作者なりのイメージをもってエンディングにしたのだと思いますが、今ひとつ伝わってきません。
モダンタイムスも読んでみます。
魔王 (講談社文庫)
伊坂幸太郎魔王 についてのレビュー
No.69:
(8pt)

リバースの感想

なんだ、いい話なんだ・・っと思った瞬間!
米澤穂信さんの作品のような落とし方。

リバース (講談社文庫)
湊かなえリバース についてのレビュー
No.68:
(7pt)

神の値段の感想

美術品界の裏側を舞台にした作品で、興味深く読みました。
どんな感じに犯人が特定されて、結末を迎えるのかを楽しみにしていたのですが、
なんだか最後はバタバタっと終わっちゃった感じです。
ミステリーということで殺人事件を盛り込んでしまったと思いますが、
美術異界の話だけで徹底したほうが、まとまった感じがします。
神の値段 (宝島社文庫)
一色さゆり神の値段 についてのレビュー
No.67:
(8pt)

盲目的な恋と友情の感想

この作品はブラック辻村が炸裂です。
作品は、蘭花が結婚に至るまでの経過が綴られた前編(恋)と、その裏で進行していたもう一つの物語(友情)の二部で構成されています。
「恋」を読み終わり、「友情」を読み始めて最初に感じたのは、「そっち?」
「恋」の終わり方が思わせぶりだったことから、「友情」では真相が語られるのだと分かり、話はダークなのに気持ちはわくわくです。
こんなに作品に引き込まれて夢中になるのは、彼女ならではなのでしょうね。
内容の好き嫌いは別れるかもしれませんが、文章、構成、どれをとっても傑作だと思います。

盲目的な恋と友情 (新潮文庫)
辻村深月盲目的な恋と友情 についてのレビュー
No.66:
(8pt)

ヒポクラテスの誓いの感想

フィクションなのでありかと思います。
話の展開が早く、といえば聞こえがいいですが、情景描写が稚拙なのか、まだ背景が固まっていないのに話がどんどん展開していく印象。
また、会話にメリハリがないのか臨場感が今ひとつ。棒読みのセリフが聞こえてきそうな感じ。
法医学の内容なので、とっつきにくいかもしれませんが、内容は面白かったです。

ヒポクラテスの誓い (祥伝社文庫)
中山七里ヒポクラテスの誓い についてのレビュー
No.65:
(7pt)

ダリの繭の感想

事件が起きた後は、ひたすら捜査状況の情景描写。内容に起伏がなくて退屈に感じてしまう。
それは、僕が苦手なだけで、決して非難するわけではない。
事件の真相には納得。
ダリの繭 (角川文庫―角川ミステリーコンペティション)
有栖川有栖ダリの繭 についてのレビュー
No.64:
(7pt)

新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおいの感想

思えば、珈琲店タレーランシリーズをきっかけにミステリーにはまりました。
これは、タレーランシリーズよりもライトで、さすがにコアな読者には物足りないかもしれません。
でも、日常を題材にしたミステリーは小中学生の入門書としてお勧めです。
新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい (幻冬舎文庫)
No.63: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

犬はどこだの感想

非常にわかりやすいシンプルな作品。面白かったです。
探偵事務所を開き、成り行きで引き受けることとなった2つの依頼が、思わぬ方向へ進んでいきます。
とこどどころに貼られた伏線は、丁寧に解説付きで回収されていきます。
最後の終わり方は、作者さんらしいと思いました。

犬はどこだ (創元推理文庫)
米澤穂信犬はどこだ についてのレビュー
No.62:
(8pt)

この鴛鴦茶がおいしくなりますように: 珈琲店タレーランの事件簿5の感想

ミステリーマニアの方にはつまらないかもしれませんが、軽い謎解きをからめたライトノベルならではの面白さがあります。
今回の事件のネタは浮気・不倫ということで、源氏物語が絡みます。そう来たか!と、少し感心してしまいました。
終始、浮気や不倫、そして裏切り、裏切られ・・といったものが出てきますが、全部伏線だったのですね。
平安時代から読み物として定番のネタだったわけですから、人間の本性なんでしょうね。
珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように (宝島社文庫)
No.61: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

暗幕のゲルニカの感想

ゲルニカの絵は何度も目にしたことがありますが、そのなかに描かれているものについては考えたことはありませんでした。
物語は9.11テロから始まります。負の連鎖はアメリカをイラク攻撃へと追い立てるわけですが、暴力に対して暴力で対抗することが正しいのだろうか?
それに他する、著者の回答が「ゲルニカ」なわけです。
「ゲルニカ」誕生の話が回想のようにはさまれていますが、歴史教科書なみにスペインの内乱やナチスの侵攻のことが盛り込まれており、なかなか進まない展開にちょっと飽きてくるかもしれません。また、おまけのようにピカソのハトの話が出てきますが、個人的にはこちらの方をもっと盛り上げてほしかったかな。
ちょっと欲張りすぎたかもしれない。

暗幕のゲルニカ
原田マハ暗幕のゲルニカ についてのレビュー
No.60:
(7pt)

キネマの神様の感想

この物語は映画好きの爺さんが書いたブログから始まる奇跡と感動の話で、いかにも邦画が好みそうな感じです。
僕は名画をわざわざ観るような映画ファンではありませんが、映画は映画館でみるべきだと思っています。
大画面の迫力、音の迫力がなければ、映画の面白さは半減でしょう。
みんな、映画館へ行こう!

▼以下、ネタバレ感想
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キネマの神様 (文春文庫)
原田マハキネマの神様 についてのレビュー
No.59:
(8pt)

チーム・バチスタの栄光の感想

今更ながら読みました。
面白かったです。読みやすいけど、専門用語や医学部事情が多く、一般人が理解できるのかは疑問。
次の作品を・・とまでは感じなかったので8点。

新装版 チーム・バチスタの栄光 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊チーム・バチスタの栄光 についてのレビュー
No.58: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジヴェルニーの食卓の感想

印象派と呼ばれる画家の名前が次々と出てくることに、わくわくします。
考えてみると、いま世界で評価されている画家たちが、同時期に現れ、集い、作品を作っていたことは、ある意味奇跡なのかもしれません。
彼らははじめから評価が高かったわけではなく、この物語は、印象派の画家たちに感銘を受けて彼らを支えていた脇役たちの物語です。
絵を見ながら読んで下さい。

ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫)
原田マハジヴェルニーの食卓 についてのレビュー
No.57:
(7pt)

母性の感想

湊かなえ、ならではの作品です。
自分の母が娘の犠牲になったことに納得出来ない母と、母に愛されたいのに表現の仕方が分からない娘。
お互いが思いを伝えればいいだけなのに、親子だからこそ方法が分からない。
そんなすれ違いの中で、二人の大事な人が死んだ真相が明らかになっていきます。
こんな風に、自分を殺して生きている人ってたくさんいるのでしょうね。
母性
湊かなえ母性 についてのレビュー