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かいん さんのレビュー一覧

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レビュー数32

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No.32: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

云うほどではなかった

クリムゾン→黒い家→天使ときて、今回も安定の貴志クオリティだった。
リーダビリティは抜群だし、これだけの長編で或る意味全編山場と云えるほど緊張感が持続するのは流石だと思う。
ただ、これだけ生死に関わる場面が続く物語においては、人物紹介も済んでいない段階で語り手である早希と副主人公的な覚の主要人物二人が、事後も存命中であると判明していること、
つまり、致命的な危機的状況においても(二人が死を覚悟するような場面においても)プラスに働く何事かによって少なくとも二人は確実に無事に生き残るのが分かっていることは、
結構な欠点だと思う。
これによって、多くの場面で本当の意味での緊張感が損なわれていると感じ、敢えて「現在の主人公が手記を書いている」という設定である必要は無いのではと思った。
よって、あくまで及第点に留まる7点。
新世界より(上) (講談社文庫)
貴志祐介新世界より についてのレビュー
No.31:
(7pt)

異形成分控えめ

BESTは五代ゆう「バルンガの日」。
ダークな世界観と漂う悲哀がウルトラQの領域へと誘う。
他には「破滅の惑星」も良かったが、今回はSF成分が多すぎてよく分からない作品もあり、全体としては取り敢えず及第点といったところか。
7点。
宇宙生物ゾーン―異形コレクション〈15〉 (広済堂文庫)
No.30: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

評価されているほどでは・・・

読み終えるまで大分かかってしまった。
最後、グリンとチェシャのツーショットで終わらせたのは良いが、それで何がしかの感情を呼び起こすには二人の関係性の書き込みが少ないと感じた。
7点。

生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)
山口雅也生ける屍の死 についてのレビュー
No.29:
(7pt)

記憶がスライスされた

大分前に読んだため、あまり記憶にない。
残念、7点。
地球儀のスライス (講談社文庫)
森博嗣地球儀のスライス についてのレビュー
No.28: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

良くも悪くもデビュー作感丸出し

デビュー作ということで、気概が伝わってきて良かった。
また、ヒトデナシという、物語の核になる要素を上手くミステリに盛り込んでおり、作者自身のアイディアをしっかり料理していると思った。
しかし、節々にライトノベル的な拙い部分があったり(ラノベを貶すわけではないけども)、そもそも本格ミステリを重視しているように思えるのに、伏線回収や真犯人等にそれ程の意外性が無く、特に冗長な訳でもないのに全体的に退屈な印象を受けてしまったのは残念だった。
7点。
無貌伝 ~双児の子ら~ (講談社ノベルス)
望月守宮無貌伝 双児の子ら についてのレビュー
No.27: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

若さ溢れる超伝奇小説

見出し通りの感想。
若さが溢れているのは良いことではある。文圧であったりキャラクタの個が滲み出て、非常に魅力的な物語になっていることは確かだ。
しかし、執筆当時の作者の若さゆえか欠点も多い。
同じような描写が何度も出てきたり、文章の中にまだまだ語彙の少なさが出ている。
それを考慮すると、あまり評価が高くならないのも仕方がないことだと思われる(あくまでも個人的な感想ではあるが)。
よって7点。

魔獣狩り (ノン・ノベル)
夢枕獏魔獣狩り 淫楽編 についてのレビュー
No.26:
(7pt)

異形なるアンソロジーシリーズの記念すべき第一作

個人的BESTは田中文雄「怪魚が行く」。
場面転換が映画的で、描写も主人公の怪魚さんのおどろおどろしさが出ていて良かった。
全体的にもう少し期待していたが、後半失速した感が否めない。
7点。
ラヴ・フリーク (広済堂文庫―異形コレクション)
No.25: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

鬼麿、ヤり過ぎ(読後、第一声)

最初の方は、鬼麿のカッコよさに惹かれて読み進めていったが、特に鬼麿が上手く立ち回っているわけでもないのに、如何せん相手が弱すぎて物語に強弱がない気がした。
最後も、あと一篇ぐらい話が残っているのではないかと思うほど呆気なく、キャラクタの魅力度の割に、個人的には評価があまり上がらない結果となった。
7点。
隆慶一郎全集第六巻 鬼麿斬人剣(第3回/全19巻)
隆慶一郎鬼麿斬人剣 についてのレビュー
No.24:
(7pt)

暫定、シリーズ中で最も地味

特にこれといって言うことのない回だった。
森作品の中ではかなり平坦な作品だと思う。
7点。
魔剣天翔―Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
森博嗣魔剣天翔 についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

今まででは一番

宮部女史のこれまでのベストは「ブレイブストーリー」であるが、サスペンス系では本書が一番となった。
物語の抑揚というところでは流石の運び方ではあったが、後々判明する事が大体想像できてしまうのが玉に瑕ではあった。
7点。
魔術はささやく (宮部みゆきアーリーコレクション)
宮部みゆき魔術はささやく についてのレビュー
No.22:
(7pt)

パワーダウン

今までの二作品と比べると、少し毛色が違うものだった。
全編を通じて本シリーズ独特の物悲しい感じがしたが、それだけのような気もした。
又市たちの影が薄すぎて、物足りない感じもしたのは確かだった。
7点。
後巷説百物語 (角川文庫)
京極夏彦後巷説百物語 についてのレビュー
No.21: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

リーダビリティはあるが・・・

高野和明の他作品でも感じることだが、リーダビリティはあるのに作品に魅力を感じない。
キャラクタや、文体そのものに個性を感じないせいか、評価が飛び抜けないのが残念でならない。
7点。
ジェノサイド
高野和明ジェノサイド についてのレビュー
No.20:
(7pt)

安定のシリーズ

やはり、IWGPは面白い。
久々に小説で泣かされたり、キングがカッコ良かったり、安定の面白さだった。
ただ、どの話も終わってみると案外軽めのものがそろっており、これまでの、心に突き刺さるような話がなかった。
7点。

Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク〈7〉 (文春文庫)
No.19:
(7pt)

戦闘シーンは熱いが・・・

戦闘シーンでは、淡々としつつも熱い展開を見せ飽きることなく読めた。
しかし、ハードSF独特の小難しい解釈があったり(読む前から分かっていたことではあるが)、ラストがあまりスッキリしなかったりで、個人的には平均点に止まってしまった。
7点。
ΑΩ(アルファ・オメガ)―超空想科学怪奇譚 (角川ホラー文庫)
小林泰三ΑΩ についてのレビュー
No.18:
(7pt)

怖くなかった

タイトル通りの感想。
それなりにスラスラ読めたので及第点ではあるが、それだけっちゃそれだけ。
7点。
リング (角川ホラー文庫)
鈴木光司リング についてのレビュー
No.17:
(7pt)

鬼畜度抑え目

これまでに読んできたものの中では、平山夢明独特の鬼畜描写は抑え目な感があった。
鬼畜描写だけでなく、作品自体も「独白する・・」ほど弾けているものが少なく、大人しい印象がある。
BESTは「枷」で、異形コレクション発の三篇は流石といったところだったが、この「枷」はその中でも際立った作品だった。
この一篇だけであれば8点だったが、全体としては7点が妥当か。
ミサイルマン (光文社文庫)
平山夢明ミサイルマン についてのレビュー
No.16:
(7pt)

言う程か?

以前読んだ短編集「石の目」でも思ったが、あまり巧い文章とは思えなかった。
読みやすさはあったが、ホラーとしては弱いし、ミステリとしても展開を読みやすく、天才と言うほどではないように感じる。
7点。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
乙一夏と花火と私の死体 についてのレビュー
No.15:
(7pt)

どこまでもマンガ的

スピード感があり、読みやすかった。
ただ、多くの人が云うほどの衝撃は感じられなかったし、講談調の文体にもさほどの「個」を感じなかった。
7点。
甲賀忍法帖  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
山田風太郎甲賀忍法帖 についてのレビュー
No.14:
(7pt)

ラストのどん詰まり感・・・

一応の個人的BESTは「ワイド仇討」。
しかし、終わり方のしっくりこない話が多かった。
7点。
日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)
筒井康隆日本以外全部沈没 についてのレビュー
No.13:
(7pt)

濡れ縁で 話す二人の 良い漢

安定の陰陽師クオリティと云ったところでござんすか。
そしてお次は生成り姫。
長編に期待しちゃうでござんすよ。
7点。
陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)
夢枕獏陰陽師 鳳凰ノ巻 についてのレビュー


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