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HUNTER×2 さんのレビュー一覧

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レビュー数36

全36件 21~36 2/2ページ
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No.16: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

神の棘の感想

今まで本格ミステリーやホラー小説を好んで読んできたのですが、あらすじがとても面白そうだったので手に取ったらびっくりする程ページをめくる手が止まらなかった。ナチスドイツ時代はさわり程度しか知りませんが、書き手の巧みな文章力でその時代の風景や情景などが見た事も行った事もないのにありありと再現され一重に感動しました。宗教など戦争は悲惨極まりない。無抵抗な人達を殺戮するシーンがあり、それを誇らしげにしていても一人になると罪悪感に苛まれ、自分が死の淵に立たされると忌み嫌っていた神に赦しを乞う。自分は宗教に興味も関心もないが、この小説を読んでいるとカトリックとは複雑怪奇。素晴らしいと思う反面残忍でもある。支離滅裂な感想で申し訳なく思いますが、とても素晴らしい小説に出会えて良かった。
神の棘 1 (ハヤカワ・ミステリワールド)
須賀しのぶ神の棘 についてのレビュー
No.15:
(8pt)

我が名は切り裂きジャックの感想

カーの孫娘作の『ザ・リッパー』を読んでヴィクトリア調時代とジャック・ザ・リッパーの面白さに触れ、仁賀克雄の『決定版 切り裂きジャック』の惨たらしい写真付きの詳しく書かれた本を読み、こちらに至りました。ジャックが殺しをする時の心情や境遇を見ていると、神業でもなんでもなく本当に運が良かっただけ。やはり同じ人間の仕業なのだと実感した。時代背景により真実を暴く事が必ずしも正義ではないという事が悔やまれる。
我が名は切り裂きジャック(上) (扶桑社ミステリー)
No.14:
(8pt)

夏の災厄の感想

4月から秋口の話で調度タイムリーな季節感で読めた。登場人物個々のインパクトに欠ける。だからこそ物語が際立った感があり一気に読めました。たかが蚊と思いきや危険なウィルスを運んでくるのも恐ろしいが、私は何よりごく普通の一般人のモラルや常識が崩壊していく様がリアルで怖かった。
夏の災厄 (角川文庫)
篠田節子夏の災厄 についてのレビュー
No.13:
(9pt)

レイカ3 警視庁刑事部捜査零課の感想

『ワイルドアサシン』は乃南アサの『凍える牙』を彷彿させる話だったケドとても良い。最後は結構呆気なく終わってしまったが、たどり着くまではいったい誰が?と読む手が止まらなかった。実写化ではなく是非アニメ化して欲しい小説でした。
レイカ (3) 警視庁刑事部捜査零課 (メディアワークス文庫)
樹のえるレイカ3 警視庁刑事部捜査零課 についてのレビュー
No.12:
(8pt)

レイカ2 警視庁刑事部捜査零課の感想

1巻目よりも個々の個性が際立っていて楽しく読めました。特に『ラストシーン』はコスプレイヤーのキャラがとても良く描かれている箇所やバリバリの刑事陣内がキャラクターの被り物をまとうシーンは最高。3巻完結なので首狩り事件は持ち越しか?
レイカ (2) 警視庁刑事部捜査零課 (メディアワークス文庫)
樹のえるレイカ2 警視庁刑事部捜査零課 についてのレビュー
No.11:
(7pt)

レイカ 警視庁刑事部捜査零課の感想

女刑事ものが結構好きで、個人的には『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズと『女刑事・音道貴子』シリーズがダントツ。『レイカ・警視庁刑事部捜査零課』は宝福大和なる新人刑事(死体が近くにあると鳥肌が立つ体質)とベテラン刑事の陣内、美人でスレンダーな春日警部補、元部下を殉職させた上司の羽佐間巧、科捜研のイカレこと碇、と魅力的な脇に固められ主人公の被害者遺族レイカが刑事になり特殊な能力で犯罪者を追い詰めていくストーリー。内容は結構重くなかなか考えさせられる小説でした。
レイカ 警視庁刑事部捜査零課 (メディアワークス文庫)
樹のえるレイカ 警視庁刑事部捜査零課 についてのレビュー
No.10:
(7pt)

現場痕の感想

主人公の損害保険事務所を構える志摩平蔵(元刑事課捜査一係)が6つの自動車事故を損得勘定なしに解明する結構ためになる小説。『クラッシュ・ゲーム』と類似点は多いいけど、短編なのでこちらのがサクサク読める。もし万が一事故にあったら参考にしたい。
現場痕 (実業之日本社文庫)
北上秋彦現場痕 についてのレビュー
No.9:
(10pt)

旅猫リポートの感想

前に読んでいて娘に貸すのにもう一度読み直した所、内容覚えていても号泣。特に一緒に旅をした場所の繰り返される文章は何度読んでもしゃくりあげる程泣けます。大人になってテレビや本等で思いっきり泣く事はストレス発散に良いとの事。一人で読む事をオススメします。家でも猫を飼っていますが、登場人物?のナナ(猫)のように一緒に旅が出来たら本当に素晴らしい事だと思います。
旅猫リポート
有川浩旅猫リポート についてのレビュー
No.8:
(7pt)

異郷の夏の感想

戦争物は大概戦地に赴いた者や戦地での悲惨な戦いなどの内容が相場だとおもっていましたが、日本国内であった戦時中の残虐極まりない行為の小説は初めてでした。勿論沢山出版されているとは思いますが『死霊列車』を読んでから北上秋彦さんのファンで、端から読みあさってこの小説に行き着きとてもショックを覚えました。中国や韓国は未だに昔の事を掘り起こし日本を敵対視している事にいい加減大概にすればよいのにと思っていましたがこの本を読むと確かに恨みの根は深い。今ではとても考えられないような虐待や拉致。勿論日本人だけが酷かった訳ではないでしょうが、戦争とは人間をここまで悪鬼にさせる何かがあるのでしょうか?しかし小説内の宇津見龍雄さんのような方が一人でも居てくれたら少しでも救われる気がします。
異郷の夏(新人物往来社2010年刊行)
北上秋彦異郷の夏 についてのレビュー
No.7:
(8pt)

吸血蟲の感想

解説に書いてあったのですが、小野不由美さんの『屍鬼』を読んだ方はスケールダウン感が否めないとの事でしたが、メチャクチャ面白かったです。ってか怖い。正にゾンビという感じで、まだ小学生の茉莉花ちゃんが果敢に立ち向かう姿に感動。寄生虫は本当にヤバイ。(ちなみに屍鬼はアニメを途中で見るのを断念)
吸血蟲 (角川ホラー文庫)
北上秋彦吸血蟲 についてのレビュー
No.6: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ヒートアップの感想

『魔女は甦る』の続編的な小説。終盤は目まぐるしく展開していき、中盤と最後の最後にはエ~ッ!!という感じ。七尾(麻取)のコンビがヤクザの山崎という設定が面白すぎる。中山七里は本当にハズレがない。絶対に『魔女は甦る』を先に読んでから読むべき小説です。
ヒートアップ (幻冬舎文庫)
中山七里ヒートアップ についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

依存の感想

匠千暁シリーズですがウサコ(羽迫由起子)視点での物語で内容事態議論が多いいので最初は何だ?と思ったケド、主な登場人物4人のやりとりがシリーズごとに展開していく様は本当に面白い。
依存 (幻冬舎文庫)
西澤保彦依存 についてのレビュー
No.4:
(8pt)

黒い春の感想

丁度エボラが流行してる時に読んだので、リアルに怖かった。最後は?だったケド面白かった。
黒い春 (幻冬舎文庫)
山田宗樹黒い春 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

百年法の感想

不老不死は絶対あり得ない話なのでしょうが、もし可能ならと、安易に考えた事もあったケドこんなに恐ろしい事態に発展するとは思わなかった。
貪欲なまでの生へのこだわりや周りに及ぼす影響などとてもリアル。寿命があるから一生懸命1日1日大事に生きるという事を改めて感じた小説でした。
面白過ぎて一気に上下巻読み終えたが、下巻の中盤辺り私的に鳥肌ものでした。
百年法 上
山田宗樹百年法 についてのレビュー
No.2: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子の感想

脳内データに犯罪者の経歴をインプットできる特殊な能力の持ち主だが、親近感のあるキャラ比奈子刑事が厚田巌夫刑事ことガンさんと東海林刑事とのやり取りが面白い。内容も惨殺ながらもとてもテンポ良く、読み進めやすい小説でした。
ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)
内藤了ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

二重螺旋の悪魔の感想

上下巻と感じが違うので上巻があまりに面白く一気に読み終わり、下巻に入った所で途端に戸惑ったケド直ぐに入りこめ、鳥肌ものでまた一気に読み終わりました。分厚いケド中だるみなく私個人本当に面白い理系のSF小説でした。
二重螺旋の悪魔 完全版 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)
梅原克文二重螺旋の悪魔 についてのレビュー


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