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OZ さんのレビュー一覧

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レビュー数14

全14件 1~14 1/1ページ

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No.14:
(6pt)

誰が疑問符を付けたか?の感想

安楽椅子探偵・・・なのか?
キャラクタ小説・・・かも?

県警警部補とイラストレーターの夫婦が主役の続編。
短編集。

とても読みやすいが、推理を楽しむ系統の小説ではなく
キャラクタを楽しむ小説であると思う。
キャラ付けはよくある(つまり現実には無い)形です。

さらっと読むならオススメ。
もっとミステリなふたり 誰が疑問符を付けたか? (幻冬舎文庫)
No.13: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

世界の終わり、あるいは始まりの感想

序盤から視点が変わり、序盤の終盤で「そう来るか!!」と思わせられる。
中盤でヤキモキさせられ、終盤で疑心暗鬼。
ラストはいつもの歌野クオリティ。

・・・この終わり方はどうなの。

歌野晶吾作品のラストは性に合わない。
キレイなラスト(あるいは意表を突くラスト)を目指すあまり、
全てが台無しな気がしてならない。

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
歌野晶午世界の終わり、あるいは始まり についてのレビュー
No.12:
(6pt)

狐火の家の感想

前作「硝子のハンマー」のキャラを使った短編集。

キャラの立ち位置が固定化され、会話のリズムが良くなっている。
が、作品が進む毎にキャラの説明はいらんと思う。
職業はもうわかったから。

一応、密室物。
でもトリックよりも人物描写が上手い。
狐火の家 (角川文庫)
貴志祐介狐火の家 についてのレビュー
No.11:
(4pt)

4ページミステリーの感想

これはミステリではありません。
ブラックユーモアです。
黒笑や怪笑のような。

短い時間でも文字を読んでいたい人向け。

4ページミステリー (双葉文庫)
No.10:
(5pt)

最初に探偵が死んだの感想

タイトルに気をひかれて読みました。
バカミスかと思いきや、しっかりと話を作りこんでいる印象。
どんでん返しもあり、トドメもあり。

でも、特に面白くはない。
最初に探偵が死んだ (実業之日本社文庫)
蒼井上鷹最初に探偵が死んだ についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

そして誰もいなくなるの感想

有名作品のオマージュ(?)ということはさておき、
ストーリー展開に若干の無理を感じました。
ミスディレクションを狙いすぎていて、逆に浮いているように感じられます。
また「どんでん返し」を狙うは良いとしても、
こうも細かく連続させる意味は無いのではないかと。
「どんでん返し」を図るなら、一撃で決めて欲しいところです。



▼以下、ネタバレ感想
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そして誰もいなくなる (中公文庫)
今邑彩そして誰もいなくなる についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ルームメイトの感想

帯のアオリ文の「騙された」に騙された。
この作品を読み進める内に話の方向性が見えて来るかもしれません。
大丈夫、その通りの結末になります。

文中に不自然な頻度やタイミングで出てくる描写が
逆にネタばらしになっている。
半分もいかない内に展開が読めるのはいただけないかと。

モノローグ4は最早蛇足。
無理に裏切ろうとするあまり、作品の完成度を3段位下げた感がある。
最初に考え付いてそこに持っていこうとしたか、
最後に付け加えたかのどちらか。
そして文庫版に付け加えられたモノローグ4の封印は言い訳でしかない。
ルームメイト (中公文庫)
今邑彩ルームメイト についてのレビュー
No.7: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

深く深く、砂に埋めての感想

ミステリの分類に入るのか微妙。
小説の構成が人物の内面描写中心の為、登場人物の心中は手に取るようにわかる。
女性不信に陥りそう。

▼以下、ネタバレ感想
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深く深く、砂に埋めて (講談社文庫)
真梨幸子深く深く、砂に埋めて についてのレビュー
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

黄色い部屋の謎の感想

発表当時では確実に斬新なトリックと犯人であり、
ミステリ史全体を鑑みれば、名作であると評価できます。
しかし現代のミステリファンがこの作品を読んだ場合、
おそらくは「大して面白くない」と思われるのではないでしょうか。

海外古典特有の冗長とも思える描写と、共感しづらい台詞回し、
現代では最早ありきたりな(どころかトリックとして認められない)トリック、
そういったものに耐性がある方か、ミステリの歴史に興味がある方は読んでみるのも一興かと。
黄色い部屋の謎 (創元推理文庫)
ガストン・ルルー黄色い部屋の謎 についてのレビュー
No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

脳男の感想


▼以下、ネタバレ感想
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脳男 (講談社文庫)
首藤瓜於脳男 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

密室殺人ゲーム・マニアックスの感想

シリーズ3本目。
前作、前々作とは話の方向性が違い、著者が言うように外伝的な内容(?)
過去2作とは楽しみ方が違うか。
とは言え、過去2作よりもより現実(が抱える問題)に即しているように感じられる。
一言で言えば「やりそう」。

過去2作を読んで期待して本作を読むとガッカリするかも。

密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム・マニアックス についてのレビュー
No.3:
(4pt)

迷宮の感想

一つの事件を複数の視点から見た・・・というとありがちな話ですが、
この作品はさらに一捻りを加えてある。面白いかどうかは別にして。
ラスト(というか終わり方)に共感できませんでした。
迷宮 (集英社文庫)
清水義範迷宮 についてのレビュー
No.2:
(5pt)

天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2)の感想

前作からの続編。
トリックにかんしては推理は殆ど必要ないかと思われる展開。
大概の読者はすぐわかると思われます。
今回も叙述トリックがメインですが・・・。
天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記(2) (講談社文庫)
折原一天井裏の奇術師 幸福荘殺人日記2 についてのレビュー
No.1: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

天井裏の散歩者の感想

全体的を通して叙述トリックが多く意外感が楽しめる反面、トリックの出来はあまりよろしくない。
緻密な推理を求める方にはオススメできません。
そういうものなんだと納得できれば展開は早く楽しめるとおもいます。
天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記(1) (講談社文庫)
折原一天井裏の散歩者 幸福荘殺人日記1 についてのレビュー