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OZ さんのレビュー一覧

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レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

彼女が追ってくるの感想

前2作に続く、碓氷優佳の登場。
相変わらず超能力じみた推理力で犯人をバッサリ。
推理小説には登場してはいけない類の人種なのではないかと思いますが、
そこが良いのかもしれません。
「扉は閉ざされたまま」、「君が望む死に方」と同様、倒叙物です。
倒叙物の常として読者側が推理することは無く、
探偵役(本作では碓氷優佳)が犯人を追い詰める論理の道筋を楽しむはずのものなのですが、
ロジックが飛躍しすぎていて爽快感はあるものの、説得力に欠ける。

前2作のその後を示唆する叙述があり、
前2作を読んだ方は読む価値があるかと。

彼女が追ってくる (祥伝社文庫)
石持浅海彼女が追ってくる についてのレビュー
No.3:
(8pt)

君がいなくても平気の感想

著者らしさが顕著に出ていると思える作品。
「著者の言葉」の中の「本書では、探偵でも犯人でもワトソン役でも被害者でもない人間を描きました」
という言葉がよく理解できる。

推理小説としては若干、逸脱しているが
物語としてはとても読みやすく、
また登場人物の考えも(共感できるかは別にせよ)よく理解できる。

個人的な好みなので、特にオススメはしませんが。
君がいなくても平気 (光文社文庫)
石持浅海君がいなくても平気 についてのレビュー
No.2:
(8pt)

犯罪小説家の感想

全編を通して受ける印象は「暗い」。
ジメジメしている感じでしょうか。
しかし人物描写は緻密であり、それぞれのキャラクタはしっかりと掴めます。
トリック云々よりもストーリーを楽しむ話だと思います。
犯罪小説家 (双葉文庫)
雫井脩介犯罪小説家 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

青の炎の感想

ストーリーを通して感じるのは「罪」の捉え方。
そして「覚悟」。
スピード感が有り、読む手が止まらない。
前半が緻密で長く、後半は若干急いでいる感覚を受けました。
青の炎 (角川文庫)
貴志祐介青の炎 についてのレビュー