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わたろう さんのレビュー一覧

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レビュー数353

全353件 161~180 9/18ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.193:
(7pt)

真面目で不器用な主人公に共感しました

アメリカの探偵小説にありがちな酒好きのカッコつけ屋ではなく、情報を細かくメモしながら一歩一歩事件の真相に近づいていく。そんな警官フランクが好きです。最後のシーンで救われました。
だれも知らない女 (文春文庫)
トマス・H・クックだれも知らない女 についてのレビュー
No.192:
(7pt)

荒唐無稽な洒落話かとおもいきや、

これが意外と受けました。とにかく登場するキャラクターが分かりやすく、それぞれのセリフがとてもピッタリ来ました。とくに楠木ふみが素敵でした。映画では栗山千明でしたね。映画は私の嫌いな監督だったのでダメでしたけど。
鴨川ホルモー (角川文庫)
万城目学鴨川ホルモー についてのレビュー
No.191: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

警察小説の名作の一つじゃないでしょうか

冒頭の誘拐事件をプロローグとして連続殺人事件に場面が移行していく。そしてエピローグとしてまた誘拐事件が浮き上がってくるという構成が小説全体をドラマチックにしています。私にも孫がいるので身につまされました。
犯人に告ぐ〈上〉 (双葉文庫)
雫井脩介犯人に告ぐ についてのレビュー
No.190:
(7pt)

主人公と作者が重なってしまいます

かなり期待して読み始めたのですが結果はまあまあでした。検屍官、刑事、検察、上司、部下などとの人間関係が細かく描写されて要るので厭きは来ないのですが、結末に意外性がないのが残念でした。
検屍官 (講談社文庫)
パトリシア・コーンウェル検屍官 についてのレビュー
No.189:
(7pt)

ホワイトハウスって意外と庶民的なんですね

冒頭の失明シーンからこの本はは当たりかなと思いましたが、それ以降は淡々と閣僚の駆け引きが語られ少々間延びしてしまいました。
大統領失明す (上) (文春文庫 (275‐40))
ウィリアム・サファイア大統領失明す についてのレビュー
No.188:
(8pt)

とても英国らしいミステリーでした

描写が丁寧なのですべてのシーンが映像として頭に浮かびます。「半身」に比べて構成がわかりやすく読み終わったあと充実感がありました。韓国映画「お嬢さん」を早く見てみたいです。
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)
サラ・ウォーターズ荊の城 についてのレビュー
No.187: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

大胆なトリックはここでも生きていました

「占星術殺人事件」以来、島田荘司のファンですが、この作品も読みやすくて面白かったです。登場する小道具や歴史的なエピソードも含めて楽しませてもらいました。北海道に行きたくなりました。
北の夕鶴2/3の殺人 (光文社文庫)
島田荘司北の夕鶴2/3の殺人 についてのレビュー
No.186:
(7pt)

レオは頑張り屋でした

自らがどのような状況に置かれようが頑なに自己の信念に基づいて生きる主人公の姿に共感を覚えました。前作の「チャイルド44」よりミステリーの度合いと緊張感はありませんでしたけど。
グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)
トム・ロブ・スミスグラーグ57 についてのレビュー
No.185:
(7pt)

名作「ジャッカルの日」と比較されることに納得しました

イスラエル、リビア、エジプトに加えそれぞれのフランス、アメリカの大使館が織りなす情報戦に気分が高揚しました。映画化が予定されているとのことでしたが、ぜひ映像で体験したい話だなと思いました。
暗殺名はフェニックス (1979年) (ワニの本―海外ベストセラーズ)
No.184: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一気に読めます

何も関連の無い3人が最後に一つになるという作風が好きです。次はどういう展開になるのかページを捲る手が止まりませんでした。これまでの奥田英朗の印象が変わりました。「邪魔」も早く読んでみたいですね。
最悪 (講談社文庫)
奥田英朗最悪 についてのレビュー
No.183:
(8pt)

早く次の巻を読みたい

感想は読了してから。
ミレニアム2 上 火と戯れる女
No.182:
(7pt)

フランスで見つけた金の卵

フランスという舞台設定は結果として成功していると思いました。後半はストーリーが加速度をつけて展開されました。本多はとても人間的で好感がもてました。最後にやっとタイトルの意味がわかり「なるほど」と呟いてしまいました。藤田宜永の別作品も読んでみなくては。
ダブル・スチール (光文社文庫)
藤田宜永ダブル・スチール についてのレビュー
No.181:
(8pt)

予想外に感動しました

移民の若者たちの友情話でした。読みはじめは単なるギャングの話かと思いきや根底に流れるのは立場の異なってしまった幼馴染の友情が描かれていました。主人公のピート・カラスが良いです。違う結末も期待していましたが読後感は悪くなかったです。映画になりそうですがどうなのでしょう。
俺たちの日 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョージ・P・ペレケーノス俺たちの日 についてのレビュー
No.180:
(7pt)

小さなアリバイトリックでした

学園物に得意の競馬をもってくるところに面白さを感じました。岡嶋二人は3作目の読了でしたが、これまで詰まらない作品はありません。

チョコレートゲーム 新装版 (講談社文庫)
岡嶋二人チョコレートゲーム についてのレビュー
No.179:
(7pt)

ネレの写真を見てファンになりそうです

最近やっとドイツのミステリーに触れることができました。やはりナチに起因する作品が多くなるのだろうなと思ってましたが、この「深い疵」もその例にもれませんでした。登場人物の人物の人間関係が複雑で後半からはゆっくりと読まなくてはなりませんでした。普通に面白かったです。別の作品も手にとります。
深い疵 (創元推理文庫)
ネレ・ノイハウス深い疵 についてのレビュー
No.178:
(7pt)

追加された最後の数ページで救われました

作者得意の細かい描写に半ばあきらめかけていた感動が最後に待っていました。 映像化できそうな物語ですね。
川の深さは (講談社文庫)
福井晴敏川の深さは についてのレビュー
No.177:
(7pt)

ラスト50ページの勝負でした

ずっと淡々とした物語が続いていましたが、とても読後感の良い結末が待っていました。主人公とアリーはその後どうなっていくのか気になりますが、おそらく何もなく忘れていくのでしょうね。

ストリート・キッズ (創元推理文庫)
ドン・ウィンズロウストリート・キッズ についてのレビュー
No.176: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

名作をやっと読むことができました

単なる戦争冒険小説では終わらないところが名作たる所以なのでしょう。最後にどんでん返しが控えていたところもエンタメ小説として満足できました。映画の印象が強かったのですがやはり原作に勝るものはありません。シュタイナ中佐が素敵でした。

鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
ジャック・ヒギンズ鷲は舞い降りた についてのレビュー
No.175:
(7pt)

とてもシンプルなストーリーです

映画になったそうですがこの話であれば面白い映画になったのではないでしょうか。深みはありませんがオチも「そうくるか。」という感じで良かったです。
恐怖の誕生パーティー (新潮文庫)
No.174:
(8pt)

明らかな証拠とは

アメリカのミステリーには法廷物が多いですが、その中でも傑作と呼べるのではないでしょうか。主人公ベンと恋人のアーリーンのキャラクターも微笑ましいところがあり、他の登場人物もそれぞれが生き生きとしていました。正義とは何かを考える良いテキストでした。
復讐法廷 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ヘンリー・デンカー復讐法廷 についてのレビュー