生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。

19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。

長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。

墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

“犯罪被害者家族の集い”に参加した女性2人の惨殺死体が、東中野の教会で発見された。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。

『陰の季節』の「黒い線」で、心に深い傷を負った平野瑞穂。

「犯罪被害者に限定して言えば、事件の加害者となった人間以外はすべて、被害者になってしまうのではないかと、私はそんなふうに考えている。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

警視庁・捜査一課の女性刑事、小野皇子は友人の女性を殺害された。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。

死者を蘇らせる刑事・神野現人は部下・小野皇子と難事件に挑む。それは５年前に最愛の恋人を惨殺された女性の再起を賭けた捜査。

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。

思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから飛び降り、自殺を遂げた。

私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。

東京近郊で連続する誘拐殺人事件。

京都大炎上! 金閣、銀閣燃え落ち、「蝋燭」に火がともる時。 次、焼かれるのは――「お前」だ。

父と母、幼い二人の弟の遺体は顔を砕かれていた。秋葉家を襲った一家惨殺事件。