虚無への供物

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虚無への供物の評価:

3.93/5点 レビュー 113件。 B ランク

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全21件 21〜21 2/2ページ
No.1
(2pt)

プチブル的道楽

戦後の推理小説ベスト3と言うことで、確かにトリック自体は見事なのかもしれない。しかし、犯行動機は文学的すぎるし、登場人物の日常や、心の中の葛藤はほとんど見えてこない。推理小説好きの小金持ちたちが、道楽としか思えない感覚で謎解きをしていく過程も緊迫感を欠く。実は最後の方で、そうとも言えない部分が出てくるのであるが、それに至るまでがあまりにも冗長である。トリックの巧妙さより、犯罪の裏にある人間ドラマや、登場人物の心理描写などを重要視する私にとっては、文体になじめないせいもあり、退屈な作品であった。これこそが真の、純粋な推理小説と呼べるのかもしれないが…。内外の推理小説を数多く読んでいる人にとっては、おもしろい作品であるのかもしれない。
虚無への供物 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 虚無への供物 (講談社文庫)より
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