悪と仮面のルール

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評判

悪と仮面のルールの評価:

3.57/5点 レビュー 53件。 B ランク

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平均点3.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 1〜20 1/3ページ
No.56
(4pt)

一気に読めました

久しぶりに小説を読みました。飽きずに一気に読めたので面白かったのだと思います。
ただし、ノンフィクションと異なり知識がつくというわけではないですが、時間は潰せました。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.55
(4pt)

一気に読めました

久しぶりに小説を読みました。飽きずに一気に読めたので面白かったのだと思います。
ただし、ノンフィクションと異なり知識がつくというわけではないですが、時間は潰せました。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.54
(4pt)

加害者が主役

この小説の主人公・久喜文宏は、先祖代々悪人を輩出してきた「邪」の家系の息子です。文宏は凶悪な父親を殺害しますが、人間を殺した罪悪感と悪のDNAを背負い、悪意の連鎖を引き継ぎます。文宏は整形し、自然法則のように連続する悪のルールから逸脱していきます。しかし文宏のルール違反も、マクロな目からみたら案外自然の流れに沿っているのかもしれません。

この小説のストーリー展開は、DNAや無意識に物凄く支配されています。DNAや無意識とは、人間を操る潜在的な必然性でしょう。そしてこの小説では悪人や加害者が主人公で、善人や刑事は脇役です。大江健三郎の小説では被害者が主人公になることが多いですが、中村文則の小説では加害者が主人公になることが多いと感じます。

この小説のラストはかなり恋愛小説っぽいし、生の祝福に満ちていました。この小説は殺伐とした物語でしたが、『悪意の手記』と同じように、咎人を許していると思います。「悪いことをした人や、間違えた人でも、生きていいんだよ」と。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.53
(4pt)

加害者が主役

この小説の主人公・久喜文宏は、先祖代々悪人を輩出してきた「邪」の家系の息子です。文宏は凶悪な父親を殺害しますが、人間を殺した罪悪感と悪のDNAを背負い、悪意の連鎖を引き継ぎます。文宏は整形し、自然法則のように連続する悪のルールから逸脱していきます。しかし文宏のルール違反も、マクロな目からみたら案外自然の流れに沿っているのかもしれません。

この小説のストーリー展開は、DNAや無意識に物凄く支配されています。DNAや無意識とは、人間を操る潜在的な必然性でしょう。そしてこの小説では悪人や加害者が主人公で、善人や刑事は脇役です。大江健三郎の小説では被害者が主人公になることが多いですが、中村文則の小説では加害者が主人公になることが多いと感じます。

この小説のラストはかなり恋愛小説っぽいし、生の祝福に満ちていました。この小説は殺伐とした物語でしたが、『悪意の手記』と同じように、咎人を許していると思います。「悪いことをした人や、間違えた人でも、生きていいんだよ」と。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.52
(5pt)

とても感動しました

中村文則さんの作品は絶望的な感じだけに終わらないところが好きなのですが、この作品はそれに加えて心が温かくなるものでした。
前半や中盤はかなりグロい感じも漂いますが、後半は雰囲気が変わってきます。
きっとそれは、主人公を取り巻く登場人物に、人間味溢れる人達が現れるからだと思います。
それぞれのセリフが、さり気ないものかもしれませんが、主人公に沁みわたっていきます。
個人的には、主人公の彼女と医師の言葉が温かく好きでした。
迷われている方は、ぜひ読んでみて下さい。号泣とかではいかないと思いますが、ウルウルすると思います。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.51
(5pt)

とても感動しました

中村文則さんの作品は絶望的な感じだけに終わらないところが好きなのですが、この作品はそれに加えて心が温かくなるものでした。
前半や中盤はかなりグロい感じも漂いますが、後半は雰囲気が変わってきます。
きっとそれは、主人公を取り巻く登場人物に、人間味溢れる人達が現れるからだと思います。
それぞれのセリフが、さり気ないものかもしれませんが、主人公に沁みわたっていきます。
個人的には、主人公の彼女と医師の言葉が温かく好きでした。
迷われている方は、ぜひ読んでみて下さい。号泣とかではいかないと思いますが、ウルウルすると思います。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.50
(5pt)

題名通りかなり暗い話。ただ中村さんの作品だからこれくらいのグロさは想定内。

我が子に邪悪な体験をさせる父親から香織を守る為、殺人を犯してしまう文宏。香織との幸福な時間を持てた事で邪にはなれなかた。
この作家さんの話はありえなさそうだけど妙にリアリティーがあって話に引き込まれる。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.49
(5pt)

題名通りかなり暗い話。ただ中村さんの作品だからこれくらいのグロさは想定内。

我が子に邪悪な体験をさせる父親から香織を守る為、殺人を犯してしまう文宏。香織との幸福な時間を持てた事で邪にはなれなかた。
この作家さんの話はありえなさそうだけど妙にリアリティーがあって話に引き込まれる。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.48
(5pt)

良かった

妻が映画化されるとのことで読みたったようです。私も映画に付き合わされたのですが・・・
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.47
(5pt)

良かった

妻が映画化されるとのことで読みたったようです。私も映画に付き合わされたのですが・・・
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.46
(4pt)

これはひとつの純愛小説でもある

以前、出版されたときに読んだのだが、文庫化に伴い再読することにした。
最初読んだ時の感覚とは、また違った感覚で読み直すことができた。
それはその後の「教団X」や「あなたが消えた夜に」、「私の消滅」「R帝国」など、この小説がひとつの下地となって新たに生まれた小説たちを読んだからかもしれない。

<なぜ人を殺してはいけないのか>という問いを常に中村文則さんは書き続けている。
「悪意の手記」がその出発点だとすると、「悪と仮面のルール」はその先ということになる。
人を殺すことで損なわれる自分の中の何か、それがなんなのか、それを抱えて生きるとはどういうことなのか、
中村さんはまたこの作品で新たにアプローチする。
ただ、「愛する人のため」という前提が今回は導入されるため、この小説はある種の純愛小説とも言える。

主人公が整形しているため昔愛した人だと知らずに言葉を交わすヒロイン、
彼女は最後、彼が昔愛した人だったということにおそらく気づいたのではないだろうか。
二人は互いの存在だけが生きる支えだった。
どんな暗闇の中でも、生きにくい世界でも、そんな存在があるということは一つの希望だろう。

テロや戦争のこともここでは描かれているが、本当に世界は危うい糸の上に成り立っているように感じる。
主人公の生きづらさは私には他人事ではない。
悪を成さなければならなかった彼が、それでもそれを背負って生きていくことを選んだ強さに今は感銘を受けている。
「生きる」ということは、誰だって簡単なことではないのだ。

映画化されるということで、どのように描かれるのか楽しみである。
そこにはまたひと味違う「悪と仮面のルール」を希望したい。
どのような解釈がなされるのか、監督や役者さんたちの力量に期待する。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.45
(4pt)

これはひとつの純愛小説でもある

以前、出版されたときに読んだのだが、文庫化に伴い再読することにした。
最初読んだ時の感覚とは、また違った感覚で読み直すことができた。
それはその後の「教団X」や「あなたが消えた夜に」、「私の消滅」「R帝国」など、この小説がひとつの下地となって新たに生まれた小説たちを読んだからかもしれない。

<なぜ人を殺してはいけないのか>という問いを常に中村文則さんは書き続けている。
「悪意の手記」がその出発点だとすると、「悪と仮面のルール」はその先ということになる。
人を殺すことで損なわれる自分の中の何か、それがなんなのか、それを抱えて生きるとはどういうことなのか、
中村さんはまたこの作品で新たにアプローチする。
ただ、「愛する人のため」という前提が今回は導入されるため、この小説はある種の純愛小説とも言える。

主人公が整形しているため昔愛した人だと知らずに言葉を交わすヒロイン、
彼女は最後、彼が昔愛した人だったということにおそらく気づいたのではないだろうか。
二人は互いの存在だけが生きる支えだった。
どんな暗闇の中でも、生きにくい世界でも、そんな存在があるということは一つの希望だろう。

テロや戦争のこともここでは描かれているが、本当に世界は危うい糸の上に成り立っているように感じる。
主人公の生きづらさは私には他人事ではない。
悪を成さなければならなかった彼が、それでもそれを背負って生きていくことを選んだ強さに今は感銘を受けている。
「生きる」ということは、誰だって簡単なことではないのだ。

映画化されるということで、どのように描かれるのか楽しみである。
そこにはまたひと味違う「悪と仮面のルール」を希望したい。
どのような解釈がなされるのか、監督や役者さんたちの力量に期待する。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.44
(5pt)

来年に映画上映(⋈◍>◡<◍)。✧♡

玉木宏さんが主人公を演じるので、事前にストーリーを知りたくて読み始めましたが、内容が深いので、もう一度読み返しても良いかな??
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.43
(5pt)

来年に映画上映(⋈◍>◡<◍)。✧♡

玉木宏さんが主人公を演じるので、事前にストーリーを知りたくて読み始めましたが、内容が深いので、もう一度読み返しても良いかな??
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.42
(5pt)

現代的なテロリズム、善悪の価値そのものの否定

ノワール的な雰囲気の、『教団X』以前の中村文則さんの小説ではもっとも長編の作品です。

この小説の最大の問いは、タイトルから連想するような単純な善悪の問題というより、今でもよく〈善悪〉や〈正義と不正〉などの二項対立で語られる人間の行為や思想それ自体を支える『価値』なのではないかと思いました。

すべての価値をゼロにしようとするテログループの若者が、爆弾テロを辞めるようにさとす主人公に語る、
『自分は暴力を受ける度に大したことはないと思うことで今まで耐えてきたのに、いまさらテロのような暴力を大したことだと思えと言うのか』という意味の言葉に集約されていると思います。

自分の受ける暴力(虐待)を「どうでもいい」と自分に言い聞かせることで乗り越えた人間に、世の中に溢れる暴力を「大問題」だと思えというのは、むしろその方が一種の暴力なのではないでしょうか。

善悪や生命の価値などを含め、あらゆる価値を根本的に否定することで出現する徹底的な破壊行為に向き合うことで、ある意味で必然的に、現代思想のニーチェやバタイユ、『悪霊』のドストエフスキーの文学に通ずる人間存在の本質を描き出そうとした、とても現代的な作品だと思いました。

あと、この作品の前後から中村さんは思想を極端化させた寓意的あるいは戯画的な人物をよく登場させる海外文学的な作風になってゆきますが、そこだけを取り出して作品のテーマや思想性を判断するのは少し単純な読み方なのではないかな、と1人の読者として思いました。

他の読者の方はこのことをどう思われているのか、作品自体とは関係ありませんがその事が少し気になりました。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.41
(5pt)

現代的なテロリズム、善悪の価値そのものの否定

ノワール的な雰囲気の、『教団X』以前の中村文則さんの小説ではもっとも長編の作品です。

この小説の最大の問いは、タイトルから連想するような単純な善悪の問題というより、今でもよく〈善悪〉や〈正義と不正〉などの二項対立で語られる人間の行為や思想それ自体を支える『価値』なのではないかと思いました。

すべての価値をゼロにしようとするテログループの若者が、爆弾テロを辞めるようにさとす主人公に語る、
『自分は暴力を受ける度に大したことはないと思うことで今まで耐えてきたのに、いまさらテロのような暴力を大したことだと思えと言うのか』という意味の言葉に集約されていると思います。

自分の受ける暴力(虐待)を「どうでもいい」と自分に言い聞かせることで乗り越えた人間に、世の中に溢れる暴力を「大問題」だと思えというのは、むしろその方が一種の暴力なのではないでしょうか。

善悪や生命の価値などを含め、あらゆる価値を根本的に否定することで出現する徹底的な破壊行為に向き合うことで、ある意味で必然的に、現代思想のニーチェやバタイユ、『悪霊』のドストエフスキーの文学に通ずる人間存在の本質を描き出そうとした、とても現代的な作品だと思いました。

あと、この作品の前後から中村さんは思想を極端化させた寓意的あるいは戯画的な人物をよく登場させる海外文学的な作風になってゆきますが、そこだけを取り出して作品のテーマや思想性を判断するのは少し単純な読み方なのではないかな、と1人の読者として思いました。

他の読者の方はこのことをどう思われているのか、作品自体とは関係ありませんがその事が少し気になりました。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.40
(5pt)

究極の恋愛小説なのかな

主人公が不運な生い立ち故、殺人を犯し、顔を変え、少年時代に心を通わせた少女のために殺人を犯していくストーリー。
ひょっとして作者は殺人を犯したことがあるのではないかというくらいの心の葛藤が見事に描かれ、殺人についての哲学がすっと入ってきて、とても読みごたえのある作品だった。
ただ、主人公の気持ちの葛藤が延々と続き、暗い気分になったり、大人になった少女と主人公との会話に涙したりと、大きく感情が揺さぶられるので、読み終えるまで結構しんどくはなった。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.39
(5pt)

究極の恋愛小説なのかな

主人公が不運な生い立ち故、殺人を犯し、顔を変え、少年時代に心を通わせた少女のために殺人を犯していくストーリー。
ひょっとして作者は殺人を犯したことがあるのではないかというくらいの心の葛藤が見事に描かれ、殺人についての哲学がすっと入ってきて、とても読みごたえのある作品だった。
ただ、主人公の気持ちの葛藤が延々と続き、暗い気分になったり、大人になった少女と主人公との会話に涙したりと、大きく感情が揺さぶられるので、読み終えるまで結構しんどくはなった。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705
No.38
(5pt)

究極の恋愛小説なのかな

主人公が不運な生い立ち故、殺人を犯し、顔を変え、少年時代に心を通わせた少女のために殺人を犯していくストーリー。 ひょっとして作者は殺人を犯したことがあるのではないかというくらいの心の葛藤が見事に描かれ、殺人についての哲学がすっと入ってきて、とても読みごたえのある作品だった。 ただ、主人公の気持ちの葛藤が延々と続き、暗い気分になったり、大人になった少女と主人公との会話に涙したりと、大きく感情が揺さぶられるので、読み終えるまで結構しんどくはなった。
悪と仮面のルール (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (講談社文庫)より
4062776790
No.37
(5pt)

究極の恋愛小説なのかな

主人公が不運な生い立ち故、殺人を犯し、顔を変え、少年時代に心を通わせた少女のために殺人を犯していくストーリー。 ひょっとして作者は殺人を犯したことがあるのではないかというくらいの心の葛藤が見事に描かれ、殺人についての哲学がすっと入ってきて、とても読みごたえのある作品だった。 ただ、主人公の気持ちの葛藤が延々と続き、暗い気分になったり、大人になった少女と主人公との会話に涙したりと、大きく感情が揺さぶられるので、読み終えるまで結構しんどくはなった。
悪と仮面のルール (100周年書き下ろし) Amazon書評・レビュー: 悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)より
4062163705