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僕は長い昼と長い夜を過ごす
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僕は長い昼と長い夜を過ごすの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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50時間起きて20時間眠る……明二(メイジ)はそんな一日を過ごしている。 理解のある会社に恵まれて、ゲームプランナーをしながら社長から"秘密の仕事"も請け負いながらなんとか暮らしている。 秘密の仕事(監視)の最中、対象者が突然倒れてしまい、勢いのまま持っていたケースを持ち帰ったところ、その中身は"2億円"…… 非24時間睡眠覚醒症候群という特殊な体を持つ主人公が手に入れてしまった2億円。 北海道に住む兄や千葉の妹には面倒をかけないように、「種苗屋」と自身の仕事を言うナタネさんと共に長い夜を迎える前に全て片付けるために走り始める。 主人公の過ごす時間と、一般の人が過ごす時間の違い物語のアクセントになっています。ミステリというよりは、2億円を巡るアクションストーリーになっています。 メイジが次に眠ってしまう前になんとかしなければというスリルと、周りの登場人物の魅力でグイグイと読ませます。 エンディングも気持ちよくまとめてあり、楽しかったです。 | ||||
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睡眠障害の主人公。 展開は面白いけれど、ナタネさんは何となくこの人かなと途中で感じる。 リローは意外 彼女及川さんは余計かな。同業者だから点が辛くなるのかも知れないけれど、普通看護師は早食い。卒後数年で救急の場面に的確に対応できるような人なら特にね。それにコミュニケーションに支障があるような人は、そもそも看護師に向かないと思う。家まで押しかける辺り、大分非常識だし。何で好きになるのかよく分からなかった吊り橋効果? | ||||
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10年06月の単行本の文庫化.初出は『ミステリマガジン』2008年10月号-2009年10月号です. 偶然から裏金を手にしてしまい,それを取り戻そうとする組織から追われ…という物語ながら, 逃走の緊張や興奮を押し出したものではなく,そこから生まれる人との繋がりが描かれています. また,そんな主人公を助ける謎の男の存在,彼のハードボイルドっぽい仕草もやセリフも魅力的で, ポンポンと切り替わる場面と展開の連続には,少し長めもテンポよく読み進めていくことができます. 反面,追われる立場ながら,敵側の存在があまり見えず,こちらばかりが動き回っているようで, 時間制限のある主人公の特異体質にしても,全体の流れに大きな影響を与えるほどではありません. 詩的なタイトルも実は『そのまま』で,攻防などもないため,そちらへ期待すると肩すかしの感も…. あと,序盤での語りが結構クドく,ボリュームを考えればもうちょっとスマートにしてほしかったです. 他にも,主人公がゲームプランナーだから,状況や展開分析に長け,それが多用されるのも強引で, 情報を提供してくれるハッカーも,物語を都合よく進め,説明するための存在という印象を受けます. とはいえ,サスペンス,ミステリかと思いきや,まさか家族や人を描いた物語だったという意外性, そして,いささか平易ながらもそれがキレイにまとまる最後は,まずまずよかったのではと思います. | ||||
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