僕は長い昼と長い夜を過ごす



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    初公開日(参考)2010年06月
    分類

    長編小説

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    僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)

    2010年06月24日 僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)

    50時間起きて20時間眠る特殊体質のメイジ。草食系でのんびりした性格に反し、15年前、父親を殺されたというハードな過去の持ち主。現在はゲームプランナーをしつつ、体質を活かした“監視”のバイトをしている。だが、そのバイトのせいで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。メイジは戸惑いながらも知恵と友情を武器に立ち向かうが、この利とも枷ともなる体質が驚愕の事態を招く。 (「BOOK」データベースより)




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    No.7:
    (5pt)

    怖さと慈愛のサスペンス名作

    明二の父親は、妻に暴力し続けて妻が逃げた後は、3人の子供に暴力し続けるようになり、
    明二は夜中にふと父親が暴力しに来た時、すぐに察知出来るようコンパスを自分の身体に刺してまで眠気に耐える生活を繰り返していたら、
    『五十時間起きて二十時間眠る』体質になってしまった。

    15年前・父親が強盗に殺されてからは平和になり、
    成人後の現在はゲーム製作会社で働きながら、社長からの秘密バイト『指定の人間の監視』を行っていたが、
    今回のターゲットが突然襲われ、救出のドタバタで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。

    戸惑う明二の前に突然現れたのは謎の人物。『私は〈種苗屋〉のナタネ。君が住むビルの大家だから手助けしてあげよう』という言葉をひとまず信じ、
    二億円を狙う奪還屋と強奪屋、
    更には15年前・強盗に殺された父親の事件の真相も絡まる中、知恵と友情を武器に立ち向っていく!

    以上、そんな作品です(^^)
    小路さんの作品では1番最初に読んだ作品で、当時は緊迫感溢れるサスペンスにドキドキしまして、今回もドキドキはしましたが、
    やはり人情作品が得意な小路さんは残酷性が少ないため、様々な残酷サスペンスを読んできた今となっては、明るいサスペンスに感じました。

    で、物語の最大の真相=感動の最高潮に関しては途中で思い出したものの、そのシーンを読むと変わらず涙が……。
    好きなパターンというのもありますが、人情話が得意な小路さんだからこそ、この感動に導いてくれたのでしょう。

    他にも様々関わってくる人たちからの優しさに溢れた、怖さと慈愛のサスペンスであり、
    ハラハラドキドキ面白さを堪能しつつも感動間違いなしの作品です!
    ただ一点、本の裏表紙の『(主人公の)体質が驚愕の事態を引き起こし……』という部分は、『事件に関して、主人公の体質が新たな何かを引き起こす事はなく』、単なる嘘であり、こういう嘘レベルの誇大あらすじだけは心底嫌だなと思います。

    とは言え、内容に関しては誰にでもオススメする神作品です!
    僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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    No.6:
    (3pt)

    気持ちよくまとまった秀作。

    50時間起きて20時間眠る……明二(メイジ)はそんな一日を過ごしている。
    理解のある会社に恵まれて、ゲームプランナーをしながら社長から"秘密の仕事"も請け負いながらなんとか暮らしている。
    秘密の仕事(監視)の最中、対象者が突然倒れてしまい、勢いのまま持っていたケースを持ち帰ったところ、その中身は"2億円"……

    非24時間睡眠覚醒症候群という特殊な体を持つ主人公が手に入れてしまった2億円。
    北海道に住む兄や千葉の妹には面倒をかけないように、「種苗屋」と自身の仕事を言うナタネさんと共に長い夜を迎える前に全て片付けるために走り始める。

    主人公の過ごす時間と、一般の人が過ごす時間の違い物語のアクセントになっています。ミステリというよりは、2億円を巡るアクションストーリーになっています。
    メイジが次に眠ってしまう前になんとかしなければというスリルと、周りの登場人物の魅力でグイグイと読ませます。

    エンディングも気持ちよくまとめてあり、楽しかったです。
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    4152091363
    No.5:
    (3pt)

    何とも言い難し。

    睡眠障害の主人公。
    展開は面白いけれど、ナタネさんは何となくこの人かなと途中で感じる。
    リローは意外

    彼女及川さんは余計かな。同業者だから点が辛くなるのかも知れないけれど、普通看護師は早食い。卒後数年で救急の場面に的確に対応できるような人なら特にね。それにコミュニケーションに支障があるような人は、そもそも看護師に向かないと思う。家まで押しかける辺り、大分非常識だし。何で好きになるのかよく分からなかった吊り橋効果?
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    No.4:
    (3pt)

    緊迫の逃亡劇かと思いきや…

    10年06月の単行本の文庫化.初出は『ミステリマガジン』2008年10月号-2009年10月号です.

    偶然から裏金を手にしてしまい,それを取り戻そうとする組織から追われ…という物語ながら,
    逃走の緊張や興奮を押し出したものではなく,そこから生まれる人との繋がりが描かれています.
    また,そんな主人公を助ける謎の男の存在,彼のハードボイルドっぽい仕草もやセリフも魅力的で,
    ポンポンと切り替わる場面と展開の連続には,少し長めもテンポよく読み進めていくことができます.

    反面,追われる立場ながら,敵側の存在があまり見えず,こちらばかりが動き回っているようで,
    時間制限のある主人公の特異体質にしても,全体の流れに大きな影響を与えるほどではありません.
    詩的なタイトルも実は『そのまま』で,攻防などもないため,そちらへ期待すると肩すかしの感も….
    あと,序盤での語りが結構クドく,ボリュームを考えればもうちょっとスマートにしてほしかったです.

    他にも,主人公がゲームプランナーだから,状況や展開分析に長け,それが多用されるのも強引で,
    情報を提供してくれるハッカーも,物語を都合よく進め,説明するための存在という印象を受けます.

    とはいえ,サスペンス,ミステリかと思いきや,まさか家族や人を描いた物語だったという意外性,
    そして,いささか平易ながらもそれがキレイにまとまる最後は,まずまずよかったのではと思います.
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    No.3:
    (4pt)

    家族とミステリと

    新感覚。
    最初はキャラクターの設定に魅かれて買いました。新しい感覚のミステリだなと思います。
    事件的要素だけでなく親兄弟のことや人の生き方、色んな要素が詰まっていてバラエティに富んでます。特にいいなと感じたのは、様々な家庭の背景を描いていること。作者の方はもう50近いと思うのですが、現代の10代〜20代の多様化してきた家庭の背景を端的についてきているな、と感じました。この人は家族のあり方を書かせたら上手い人だとおもいます。
    読んでいて勇気を貰いました。
    弱冠、説明等がもうちょっとわかりやすくても、と思ったので☆4つに。
    そしてやはり秀逸なのはラスト。たどりつくまで頑張るなり。
    僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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