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僕は長い昼と長い夜を過ごす
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僕は長い昼と長い夜を過ごすの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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明二の父親は、妻に暴力し続けて妻が逃げた後は、3人の子供に暴力し続けるようになり、 明二は夜中にふと父親が暴力しに来た時、すぐに察知出来るようコンパスを自分の身体に刺してまで眠気に耐える生活を繰り返していたら、 『五十時間起きて二十時間眠る』体質になってしまった。 15年前・父親が強盗に殺されてからは平和になり、 成人後の現在はゲーム製作会社で働きながら、社長からの秘密バイト『指定の人間の監視』を行っていたが、 今回のターゲットが突然襲われ、救出のドタバタで二億円を拾ってしまい、裏金融世界の魔手に狙われる羽目に。 戸惑う明二の前に突然現れたのは謎の人物。『私は〈種苗屋〉のナタネ。君が住むビルの大家だから手助けしてあげよう』という言葉をひとまず信じ、 二億円を狙う奪還屋と強奪屋、 更には15年前・強盗に殺された父親の事件の真相も絡まる中、知恵と友情を武器に立ち向っていく! 以上、そんな作品です(^^) 小路さんの作品では1番最初に読んだ作品で、当時は緊迫感溢れるサスペンスにドキドキしまして、今回もドキドキはしましたが、 やはり人情作品が得意な小路さんは残酷性が少ないため、様々な残酷サスペンスを読んできた今となっては、明るいサスペンスに感じました。 で、物語の最大の真相=感動の最高潮に関しては途中で思い出したものの、そのシーンを読むと変わらず涙が……。 好きなパターンというのもありますが、人情話が得意な小路さんだからこそ、この感動に導いてくれたのでしょう。 他にも様々関わってくる人たちからの優しさに溢れた、怖さと慈愛のサスペンスであり、 ハラハラドキドキ面白さを堪能しつつも感動間違いなしの作品です! ただ一点、本の裏表紙の『(主人公の)体質が驚愕の事態を引き起こし……』という部分は、『事件に関して、主人公の体質が新たな何かを引き起こす事はなく』、単なる嘘であり、こういう嘘レベルの誇大あらすじだけは心底嫌だなと思います。 とは言え、内容に関しては誰にでもオススメする神作品です! | ||||
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新感覚。 最初はキャラクターの設定に魅かれて買いました。新しい感覚のミステリだなと思います。 事件的要素だけでなく親兄弟のことや人の生き方、色んな要素が詰まっていてバラエティに富んでます。特にいいなと感じたのは、様々な家庭の背景を描いていること。作者の方はもう50近いと思うのですが、現代の10代〜20代の多様化してきた家庭の背景を端的についてきているな、と感じました。この人は家族のあり方を書かせたら上手い人だとおもいます。 読んでいて勇気を貰いました。 弱冠、説明等がもうちょっとわかりやすくても、と思ったので☆4つに。 そしてやはり秀逸なのはラスト。たどりつくまで頑張るなり。 | ||||
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ミステリーとして、少しほのぼの感があるが、本当はものすごいことが 起こっていて、そのうえに、主人公は睡眠障害というのか、50時間起きて、20時間眠る。そうこうしていくうちに事件に巻き込まれ・・・・ でも、たった一つの出来事が一生心に残ることもあります。 あのシーンは、なんだか泣けてしょうがなかった。(ネタばれになるので、詳しくは書きません。)人間はそんなに強くなくて、たくさん失敗や、罪と呼ばれることをしてしまうが、もしやり直したいという気持ちをもつことができたら、それはすごく素敵なことだと思います。 バンドワゴンの作者が、やはり人間の辛さとか温かさを書いた心地よいミステリー。 | ||||
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