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デフォルトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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全くデフォルト起こる気配ないし、IMFも財務省も日本はデフォルトの可能性はないと言っている いい加減こう言う類の情弱を釣るビジネスやめたら?お母さん泣いてるよオッさん | ||||
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現実的な「仕掛け」としては、先行レビュアーたちが指摘しているように無理である。とくにペソを5億円ほど買い占め、1000%で売りつけるのは、どう考えてもあり得ない。日銀のシステムに入り込むのも簡単すぎてありえない。日銀総裁、金融大臣、証券会社専務の会話はいずれも陳腐すぎ。 だが、この小説は、そんなことはどうでもいいのだ。 ハードボイルド小説。痛快冒険小説だ。上層部の人物造詣は陳腐だが、復讐を企む記者、ファンドマネジャー、ホストの三人は逆にリアリティがある。三人の集まるバーの店主、そこに集う他の客たちというのも、都合はよくても、こういう店はあるものだ。 全体は映画的。バー関口でのシーンはとても演劇的。 そして随所にはさまれる70年代ロックナンバーの数々。これがこの小説の醍醐味で、かつ著者の嗜好性をよく表している。共感した!最高の娯楽小説だ。 | ||||
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最高です。誰か翻訳したら、英米でベストセラーになります。その仕事手伝いたいです。 SK | ||||
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どろどろとした人事抗争小説ではなく日銀、破綻先銀行、財務省へのいわゆる復讐物語である。複数の人間が協力し奇想天蓋な発想で前者を追い詰める。復讐に都合よい人物ばかりが登場し成功させてしまう点は戴けない。一般文学通算477作品目の感想。2012/11/15 | ||||
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ポイ。 なんでこの小説が賞を取ったの? 他に無かったのか? どうでもいいけど。 | ||||
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まず、タイトルが変。「デフォルト」とは「債務不履行」の事じゃない。 「債務不履行状態」のこと。その違いは、対称となる企業・国・政府などが 他社と結ぶ契約書に、「○○になったら、『債務不履行状態』になったと認定しますよ」 と書いてある。その契約書に規定している状態にならない限り、債務不履行状態とは言わない。 この小説では、日銀特融をもって、日銀が東北新和銀行の決済を保証する、となっているが、 特融は融資であり、保証じゃない。したがって、東北新和銀行の債務不履行があったとしても 日銀の債務不履行にも、債務不履行状態にもならない。それに、そもそも、日銀特融なんて 事を、軽々しく質問に答える形で、日銀総裁が話すことはない。それに、期日に払い込まなくても 直にデフォルトにならない。何故なら、受取手は、相手が簡単にデフォルトに なってしまったら困るので、デフォルトと認定するに至るまで何日かの猶予がある。 次に、誰かが特定の通貨や有価証券でショート・ポジションを持っていて、 決済前に無理やり市場で調達するのが解っていて、他の者がその通貨や有価証券を 買いあさって値を吊り上げる事をショート・スクイーズというが、5億円相当のペソで ショート・スクイーズが可能だとするのは、コップ一杯のインクでプールが青く染まる、 と言っているようなもの。それに対して買占めをかける者はいない。買い占めた者は、 売らなければ益にならないが、そこで値を叩かれる。 5億円の目に見える買いニーズしか存在しない以上、ストーリー通りなら、 シュルツ証券は、膨大な損失(日銀がマーケットをあさっても見付からない 程買い占めていたわけだから)を負うことになる。 あり得ない話だが、仮にこのスクイーズが成功していたとしても5億円の1000%の金利で、 50億円儲けるのは無理。著者は、1年分と計算したのだろうが、オーバーナイトかせいぜい数日間の 貸出しかあり得ない。 裏側でシュルツ証券がペソを調達するのに1年間のスワップを組むことは不可能だからだ。 そうなると、数百万円から数千万円の世界である。 既に、他の人が指摘しているように、神業のようなスーパー・ハッカーの登場といい、 機密情報が簡単に漏れてしまう都合のよさといい、小説のようなフィクションに ディフォルメされた要素はつきものとはいえ、リアリティには随分 欠ける気がした。 | ||||
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経済小説とハードボイルドなサスペンスとの合体版という感じの本ですが、ストーリー的にテンポも速く引き込まれてしまいます。日銀内部の状況が克明に記されており興味深かったです。この小説がフィクションでなければ、いとも簡単に日本やアメリカの金融操作が可能という事になってしまうので、ちょっと出来すぎた展開ではありますが、単なる経済小説ではつまらないという人には面白い本たど思います。 | ||||
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本著は、友人の弔い合戦として日銀や財務省相手にデフォルトを仕掛けるという内容で、 その壮大なスケールにわくわくしました。 ただ途中、沢田さんは単純に他の会社に転職すればよかったんじゃないかとか、 最後のオチでコンピュータクラッキングが都合のいい魔法のように使われているのが気になりました(あんなことはできません)。 またせっかく得たお金を寄付しちゃうのは中途半端な偽善かも。全額沢田さん親子にあげるとか。 どうせフィクションなのでルパン三世のような爽快感があればと思いました。 | ||||
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経済小説というくくりではもったいないかもしれないです。 読み終わるまで落ち着きません。 Key Words:ストーリーテリング、ロック、バーボン、スピーディ、日銀、記者クラブ、復讐、債務不履行 ← タイトルそのまま | ||||
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スキーム自体は面白い発想だが、縦横無尽の活躍をみせるハッカー等は少し都合が良すぎか。また古いロックが好きで、使えない記者が嫌いな人ははまることができるが、そうでない人はそうした描写に感情移入できないかもしれない。 | ||||
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ゼロ金利政策解除が始まりましたが、その直前の日銀総裁による「究極のインサイダー取引」とも言うべく利殖行為は、 いつの間にかウヤムヤになろうとしています。冗談じゃない!と、はらわた煮えくりかえる思いを抱きながら古書店で出 会ったのが本書でした。 あまりのタイムリーな出会いに驚いています。今こそ読まれるべき良書です。 キャストの揃い方があまりにもご都合主義的な点は気になりますが、組織を持たない個人が、とてつもない権力を相手 に負けない戦いを挑むためには「現実に必要な配役」だろうと納得。 欲を言えば、もう少し全体に肉付けをして、上下二巻構成くらいのボリュームがあったほうが良かったのではと悔やまれます。 とにかく、今こそ旬かと。 | ||||
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’05年「第2回ダイヤモンド経済小説大賞」大賞受賞作。 このところ経済関係の問題や事犯が、新聞やTVのニュースで世間の耳目を集めていることもあり、小説のフィールドとしては実に現代的でタイムリーな世界である。 加えて最近の経済小説はエンターテインメントとしてのミステリー色、サスペンス色が濃いものが多いように思う。 「不良債権問題が終結したなんてうそだ!」信念を曲げることなく真実をリポートしたエコノミストがいた。しかし日本銀行・財務省・金融庁・大手都市銀行のパワーエリートたちによる腐敗の構造が、彼を閑職に左遷し、職を奪い、ついには死に追いやった。 復讐に立ち上がった同志たちは、ターゲットを金融の要・日銀に定め、内外の信用を失墜させるデフォルト(債務不履行)に追い込むシナリオを描き、実行(オペ)する。 リベンジ側の役者が都合よく揃いすぎの感は否めないものの、著者がさすが経済ジャーナリストだけあって、オペ自体はリアリティーがある。特に、日銀側が期限までにフィリピン・ペソを調達・決済しないとデフォルトしてしまう、そのタイムリミットぎりぎりの両者の攻防のくだりはサスペンスフルで緊迫感にあふれ、思わずどんどんページをめくってしまうほどの最大の読みどころである。 本書は、経済の専門的な知識や仕組み、難解な経済用語などは理解できなくても読める、経済小説の枠組みを超えたエンターテインメントに仕上がっており、いわば現代における経済版“必殺仕事人”ともいえる物語である。 | ||||
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日銀ってあまり小説の舞台にならないので(今まで読んでいなかったので)結構おもしろかった。迎賓館のような別館があって、専属のフレンチのシェフがいたりして・・・。何せ巨大組織に立ち向かう頭脳集団って構図は好きです。弔い合戦は泣けます。 | ||||
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日銀をデフォルトに追い込むというアイディアは面白い。その実現に至るプロセスの辻褄もとりあえずあっている。 しかし、仲間に日銀幹部の秘書&婚約者がいて内部情報がだだもれだとか、異常に有利な状況が展開の鍵になっているのは、少々白けさせるところではある。 復讐のきっかけになるエコノミストの自殺や、そのあと主人公たちが復讐に動き出す心理には、あまり説得力がない。 小説としてのできはイマイチのような気がするが、全体としてはまあまあ楽しめた。 | ||||
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日銀をデフォルトに追い込む。と言う言葉に惹かれて読んで見たが正直いまいち。前半部分復習劇への前振りの部分の盛り上げ方は良いのだが、後半の復習劇の部分のプロットは粗さが目立つ。徐々に仕掛けられる伏線が最終的にどう繋がってくるのか期待したのだが最終的には無くても良い伏線であったりしてちょっと拍子抜けだった。登場人物の繋がり方もご都合主義すぎる部分もあったかと。もう少し必然が欲しかった。小説を通じて金融知識を学ぶと言うような期待で読むと失敗で、単なる小説とだけ読むならまあまあ。 | ||||
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毎年、ダイヤモンド経済小説大賞を楽しみにしているのだが、今年の大賞である「デフォルト」は、日銀の悪政により飲み仲間を死に追いやってしまった新聞記者が日銀に復讐を仕掛け、破綻した銀行においてデフォルトを引き起こすことで日本の金融制度に対する信用を揺さぶるという話。ストーリー自体は、実際に起こり得る話なので、現実感がある。ただ、主人公の感情描写に傾倒してしまっており、結果として、経済的な部分の記述が少々粗っぽくなっているのが残念。 | ||||
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